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目黒自然教育園の花 [植物]

 天気もいいので仕事をする気にもなれず(^^;、整骨院に行って来ました。いつもながらの院長の言葉「硬いですねえ」。その後、いつもの喫煙喫茶店で明太スパランチ。今、帰って来ました。今日は臨時休業にしましたので、さて、これからwildさんの作品の校正でもしましょうかね。(^-^)

 11月下旬の目黒自然教育園。さすがにこの時期になると花も少ないのですが、だからといって全く咲いていないわけではありません。ただ、ひっそりと咲いているものが多いので、少し注意しながら散策する必要があります。コウヤボウキなどなかなかいい感じですよ。(^-^)
↓アワコガネギク
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↓オギ
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↓コウヤボウキ
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↓シロヨメナ
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↓ヤツデ
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目黒自然教育園の赤い実 [植物]

 もう半世紀も前の話になりますが、私は理系進学クラスにいたので数学は数IIIまでやりました。数IIIには確率・統計というジャンルがあり同一基準での比較・統計ということが大きなポイントになっていす。なんてこと書かなくても、新型コロナの重症者の基準が東京都と国では違っていることに以前から問題を感じていました。1・人工呼吸器、2・ECMOを装着、3・ICU=集中治療室入院の3つある国の重症者基準のうち東京都だけは、3つ目の基準は現実に即さないと上の1、2だけの基準に当てはまる患者を重症者として発表、つまり3の患者は重症者数にカウントされていないのです。
 東京都の重症者数は、当然、少なくなります。
 11/28のTBSニュースでは、東京都基準の重症者は61人だが国基準なら250人と伝えていました。主張は主張としていい、しかし、同一基準で重症者数を発表していかないと、各都道府県での感染者に対する重症者数の割合を比較しようにも意味をなしません。都民は、他県と比べて東京都は重症者の割合が少なく、まだまだ医療には余裕があるなあと錯覚してしまうでしょう。ったく、口だけ都知事は、やることが姑息ですなあ。

 昨日はいい天気で気温もそこそこ上がったのですが、なんとなくぐーたら気分満開で、買い物に出たついでに近くの公園をぐるりと散歩した程度です。スマホを持って行かなかったので正確な歩数はわかりませんが、2000-2500の間くらいでしょうかね。ということは、まあ、1日で3000歩といったところでしょうか。
 昨日に続いての、目黒にある自然教育園で撮った写真。今日は、赤い実の写真をいくつかピックアップしてみました。(^-^)
↓イイギリ
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↓ガマズミ
ガマズミ実.jpg
↓センリョウ
センリョウ実.jpg
↓ノイバラ
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↓マユミ
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↓ヤブコウジ
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★JCは、アーモンドアイ優勝。競馬は世代によって強い世代、弱い世代があるので混合戦でそのウマの強さを計る必要があります。アーモンドアイはこれで天皇賞(秋)とJCをそれぞれ2勝ずつの計4勝。去年の有馬記念でボロ負けしているのが残念ですが、十分名馬と言っていいでしょう。また、一部今の3歳世代は弱いのではないかとも言われていましたが、コントレイル、デアリングタクトがそれぞれ2、3着。決して弱い世代の三冠ではありませんでした。これからの成長を考えると、この2頭も十分今後が期待できます。
https://sports.yahoo.co.jp/video/player/3565371
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目黒自然教員園の紅葉・紅葉 [植物]

 スカ首相以下のボンクラ政府がようやく大阪、札幌の「発」も自粛するよう求めました。誰もが「着」だけでは効果がないと思っていたのに、そのことを誰一人として言えなかったのでしょうか。これ、スカというかカスというかクズ、いや、ほとんど犯罪と言っていいでしょう。
 11/17の新型コロナ感染者数は、全国で2524人。
 東京都570人、大阪府383人、北海道252人、愛知県234人、神奈川県219人、千葉県107人、埼玉県103人、兵庫県103人・・・首都圏など軒並み三桁になっています。さすがに御身かわいさで自己保身第一の尾身茂分科会会長も「個人の努力だけに頼るステージはもう過ぎた」と発言しています。食事のときは食べるときだけマスクを外し食べたらまたつけるなんてこと、悠長に言ってる場合じゃないぞ、このクズが[パンチ]

 寒いと出歩く気にもなりませんねえ。かといって、ブログ更新を休むと、いろいろ怖い人たちが・・・。しかたがないので以前、この時期に目黒自然教員園(国立科学博物館)で撮った写真を何回かアップして、お茶を濁しておきます。(^^;
↓アオギリ
アオギリ黄葉.jpg
↓イロハモミジ
イロハモミジ紅葉.jpg
↓トチノキ
トチノキ紅葉.jpg
↓ハウチワカエデ
ハウチワカエデ紅葉.jpg
↓ハクウンボク
ハクウンボク黄葉.jpg
↓ヤマコウバシ
ヤマコウバシ黄葉.jpg
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崖っぷち植物 [植物]

 11/26の新型コロナ感染者数は、全国で2502人。
 東京都481人、大阪府326人、北海道256人、神奈川県254人、愛知県198人、兵庫県184人、埼玉県160人が三桁。10万人あたりの感染者数を見ると北海道31.49人、大阪府27.49人、東京都20.73人がワースト3。普通に考えて東京もアウトなんでしょうが、GoTo信者のスカ首相としては、人命よりも経済なので、何がなんでも東京は止めたくないんでしょうね[がく~(落胆した顔)]

 昨日、東武曳舟駅で電車を待っていたところ、ホームの縁に何かあるような・・・。最近、ますます目が悪くなってきているので、何か錯覚かと思いながら、よーく見てみると、おやこんな所に植物が。まさに、崖っぷち植物。慌ててスマホで撮ったのですが、電車が来るのを知らせるチャイムが鳴っている中、慌てて撮ったので、ボケています(と、腕のせいにはしない(^^;)。
 このまま無事に育ってくれると楽しいのですが、場所が場所だけに、もう少し目立つようになると抜かれてしまうんでしょうねえ。残念ですが、しかし、こんな所にある時期植物が生えていたという事実は厳然としてあるわけで、そこに無限の価値があるわけです。残された時間があまりない年寄りとしても「後は余生」などと投げてしまうことなく、この生命力見習いたいです。
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ひと休憩 [日記・雑感]

 GoToは、大阪と札幌の「着」だけ自粛というなんともわけのわからない方針に、とりあえず決着したようです。東京は自粛地域に入っていないので、京都や神戸、函館や小樽などGoToを使って安く行き放題。規制は「着」だけなので大阪、札幌の人が京都、名古屋、東京、函館、沖縄などにGoToを使って行くのももちろんOK。いいぞ、いいぞ、わーいなんて喜んでいる場合じゃないですね[がく~(落胆した顔)]。どう考えても実効のない規制なので、効果はない。結果、スガならぬスカ首相は、GoTo規制やったのに効果がないじゃないかと、ますますGoToに力を入れることになるんでしょうか? アベちゃん共々、サクラのように潔く散ってもらいたいものです[わーい(嬉しい顔)]

 それほど仕事がたて込んでるわけでもないのですが、どうも時間ばかりかかって、若いころなら1時間で出来た仕事が、2時間もかかってしまい、途中で嫌になったり憑かれたりして休憩が入ると3時間もかかってしまいます(^^;。
 亡くなった母がよく、「昔は・・・」と言うので、「そんなこと言っても、今、出来ないんだから仕方がないだろ」と諌めたことがよくありましたが、いやはや、あのときの母の気持ちが、よーくすぎるほどわかる昨今です。ま、時間はかかっても、出来なくなっているわけではないので、もう少しがんばってみますかね。でも、その前に、コーヒーとタバコ(プルームテック)で、ひと休憩です。(^-^)
東京スカイツリー.jpg
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散歩道、公園の実 [植物]

 どうやら安倍ちゃんは、政治家の常套手段「ヒショガー、ヒショガー」で、僕ちゃん何も知らなかったもんネー、いうことにして逃げ切るつもりのようですねー。(▼▼メ)

 昨日は、他人の原稿をチェックしたりしていたらすっかり時間がなくなってしまって・・・。散歩のとき、紅葉とともに撮った実の写真で誤摩化しておきます。
↓カキ
カキ実.jpg
↓クロガネモチ
クロガネモチ実.jpg
↓ザクロ
ザクロ実.jpg
↓シャリンバイ
シャリンバイ実.jpg
↓ナツミカン
ナツミカン実.jpg
↓ヘクソカズラ
ヘクソカズラ実.jpg
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散歩道、公園の紅葉 [植物]

 このブログの1日のアクセス数はだいたい600-1200の間なんですが、昨日は更新しなかったのに21:00の時点で500超。だったら更新してもしなくても同じなので?今日もブログ更新は休んじゃおうかなと・・・。ただ、2日も連続でお休みするとなんだかんだと怖いことを言ってくる人がいるような気がするので、・・・先日、公園を散歩したときスナップ的に何枚か撮った紅葉の写真でもアップしておきます。
↓アカメガシワ
アカメガシワ.jpg
↓イチョウ
イチョウ.jpg
↓ケヤキ
ケヤキ.jpg
↓サクラ
サクラ.jpg
↓トウカエデ
トウカエデ.jpg
↓ユリノキ
ユリノキ.jpg
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スミレが・・・春なのかな? [日記・雑感]

★明日(11/23)は、せっかくの休日なのでブログ更新もお休みします。なんせ歳ですから(^^;、ボケが進まない範囲でボケーッと1日過ごそうと思っています。m(__)m

★11/21の新型コロナ感染者数は全国で2560人(連日の記録更新)。
 東京都539人、大阪府415人、北海道234人、愛知県211人、神奈川県193人、埼玉県173人、兵庫県153人、千葉県109人。東京はすべての隣接県が三桁ですから、東京だけで何とかしようとしてももうどうしようもないですな。あとは、大阪がついに400人台にのったかという感じです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201121/k10012724941000.html
https://mainichi.jp/articles/20201121/k00/00m/010/125000c

★築地の感染者数もついに大台。口だけ都知事は「早く(自主的に)検査を受けてほしい」なんて言っているようですが、「食」に関することです。関係者全員の検査を都が速攻無料できちんとやるべきでしょう。それが政治というものですゾ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/69692
 口だけ都知事の重傷者数誤摩化し。39人が国の基準だと196人
https://news.yahoo.co.jp/articles/becd6f2f8b29bfdc065241be3fe080ea5a9d0930

★ポンコツ首相は、この期に及んでまだGoToの見直し時期や地域を明確かしていないようです。学術会議委員の任命拒否は電光石火だったのに。これでは、菅はスガじゃなくてスカですな。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d21b82888be33f096414a34a77bfd98f501edd1 

 昨日は、南西から強い風が・・・。
 買い物に出かけたとき、ふと見ると道端にスミレの花が。東京の最高気温の予想は19℃だったのですが、日向は暖かく、スマホで写真撮りながら、つい今はもう春なのかなと思ってしまいました(←噓です(^^;)。
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洋画のタイトルと邦題03 「西部開拓史」など [映画・文学・音楽]

 ★11/20(18:00)の新型コロナの感染者は、全国で2414人とまたまた記録更新
 東京都522人、大阪府370人、北海道304人と、ここまでが300人超。以下、神奈川県208人、愛知県202人、兵庫県131人と、ここまでが三桁。にもかかわらず未だに検査数が増えたので感染者数が増えているだけだ、なぁんて言っているネトウヨがいます。そう思い込むのは勝手ですし、感染するのもご自由にですが、キャリアになってウイルスを撒き散らさないでくださいね。
 夕方見たテレビで、GoToについて訊かれた小池口だけ都知事は「国が責任をもってやっていることですから(国の責任で都には責任はない)」、西村経産大臣は「どこからも(ストップしてくれという)要請は上がって来てませんから(都道府県の責任で国の責任はない)」。要するに、何の手もうたずに責任のなすりあい。無知無能無策に無責任が加わっているわけですから、もう無敵ですなぁ。
 このブログは予約投稿なのでこの原稿は21:00に書いています。
 さすがに御身かわいさ自己保身最優先の尾身分科会会長もGoToの見直し提言をしたようなので、
https://www.asahi.com/articles/ASNCN6QCWNCNULBJ01P.html?iref=comtop_7_01
 地域を限ってのGoTo期限付き停止があるかもしれませんね。ただ、11/20の22時過ぎになっても結論は出ていないようで、これでは11/21からの3連休には絶対に間に合いません。GoToの地域別見直しや自粛要請などは感染者グラフを見たら誰でも提言が1週間遅いと思うはずです。ったく、上級国民=役に立たない保身人間ばかりですなあ。ただ、ガースーは、官房長官のころからGoTo推進狂信者なので、GoToそのまま継続の可能性は大いにあります。
 それにしても見るからに頭の悪そうな(個人の見解です(^^;)公明党の国交大臣、つい先日までGoToの来年GW過ぎまでの延長なんてなんて断言していましたが、「エヴァンゲリオン」のアスカ・ラングレーでなくとも一言言いたくなる。あんた、バカぁ?

★あと、コロナ関係で気になるのが、豊洲市場での感染。なぜかテレビではあまり取り上げられませんが、「食」に関係することだけに気になります。小池口だけ都知事もあまりしゃべりません。訊かれて「クラスターとは見られていないと聞いている」なんて、呑気なことを言っているようですが、感染者が82人も出たら立派なクラスターだろうが。速攻で全員検査をするのが当たり前だと思うのだが、あんたバカぁ?と、再びアスカ登場(^^;。
https://www.asahi.com/articles/ASNCL76K0NCLUTIL016.html?iref=comtop_ThemeLeftS_03

 はい、またお会いしましたねえ。しつこくアップしていますが、あんたもしつこく読んでるねえ。映画のこと語り出すときりがないので、とりあえず、今回でひと区切り。安心してくださいな。もっとも、いちばんいいのは、スルー。「忘備録」なんですから、読むだけ時間の無駄。最後まで読んでしまう、変人・奇人の人とは、また後でお会いしましょうね。
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「西部開拓史」
 原題は「How the West Was Won」。1962年制作の映画のせいか、「西部はいかにして勝ち取られたか」なんていう先住民の土地をかっぱらっていった歴史に対する反省の全くないタイトル。それが大ヒット。いかにもアメリカらしいと言えばアメリカらしい。「西部開拓史」という邦題はなんとなく内容がわかり、スケール感もあって悪くない。もちろん、だから傑作ということではなく、「シェナンドー」なんて歌があるくらいでシェナンドー河=ミズーリ河=ミシシッピ川を越えての西部「開拓」時代からウシのスタンピード、列車強盗、南北戦争、アパッチの襲撃(こういうパターンの映画はもう作られないと思う)など西部劇の要素をすべてつぎ込み、しかもジョン・ウエイン以下数十名のスターの見せ場も用意しなければならなかったため散漫話になってしまい、シネラマの大スクリーンだけが売り物の退屈な映画だった(ちなみに後の70mmフィルムを使ったシネラマではなく、3台の カメラを使った「本物の」シネラマなので、境目に縦の筋が見える)。当時、私が住んでいた名古屋にはシネラマ上映館がなくなかなか上映されないので(後に70mmフィルムにプリントされたものが毎日ホール大劇場で上映された)サウンドトラック盤のLPレコードを買った。アルフレッド・ニューマンによる序曲、メインタイトル、エンディングは気に入って何度も聞いた。スケール感たっぷりの名曲だ。
https://www.youtube.com/watch?v=updl0L4Tayc
 もともとは「LIFE」に連載されていた物語で、ビング・クロスビーやローズマリー・ クルーニー(ジョージ・クルーニーの母親)などが唱った「How the West Was Won」という2枚組LPが出ていて、私はてっきりこれがオリジナル・サウンドトラックLPだと思って買ってしまった(^^;。このレコードで驚いたのはジミー・ドリフトウッドの唄う「牛追いの歌」。解説では「土の香りがむせかえるような・・・」と書かれていたが、映画のものとのあまりの違いに笑えた。(^-^)
https://www.youtube.com/watch?v=ZZ8xec19OVk


「アルゴ探検隊の大冒険」
 と言えば、私が尊敬するモデル・アニメーションの神様・レイ・ハリーハウゼンの最高傑作。原題は「Jason and the Argonauts(ジェイソンとアルゴ船の乗組員)」で、欧米ではかなり知られた(ギリシア)神話である。無知な私は東京のSF大会(岩波ホール)でこの映画を見るまで、アルゴ星へ向かう宇宙船探検隊の冒険だと思っていた(^^;。いやはや、無知というのは恐ろしいものである。ただ、自己弁護するつもりはないが、ジェイソンもアルゴ船も日本ではほとんど無名なので、このタイトルは仕方がないというか悪くはないと思う。
 評判になったのはラストの骸骨戦士との戦いだが、私は青銅の巨人タロスが記憶に残った。巨大な像があり、あれが動き出したらすごいだろうなあと思っていたら、キギッと動き出したときは、おおやったぁと拍手喝采。もちろんCGなどない時代で、日本ではあいかわらずぬいぐるみ特撮全盛だったころの映画なので、ハリーハウゼンの「神業」には、本当に驚嘆した。
 女優のことも少々。王女メディアを演じたナンシー・コバック(彼女の初登場シーンでは拍手が起きた(^^;)は後に世界的な指揮者ズビン・メータと結婚した(生きていれば80歳くらいのはず)。女神ヘラを演じたオナー・ブラックマンは「ゴールドフィンガー」のボンドガール。ところで、映画のラストでは幸せに結ばれるジェイソン(ギリシア語読みではイアソン)と王女メディアのその後はどうなったのか?
 私は気になるのでエウリピデスの戯曲「メディア」(アルゴ船で帰ってからの物語)を読んでみたのだが、ナナナ何と、ここまでの大冒険物語はいったい何だったんだと唖然とするような結末。・・・この映画を愛する人は決して読んではいけない、とだけ書いておこう。
https://www.youtube.com/watch?v=RCoBg-aPJ5E

「大いなる」タイトル
 この雑文を書いていて、けっこう「大いなる」とつく邦題が多いことに気がついた。
 なんとなくスケール感、重厚感がでるので使われるのだろう。古いところ ではデッケンズ原作の「大いなる遺産(Great Expectations)」の映画化だが、これは同じタイトルなで問題はない。フランス映画の名作「大いなる幻影」は「La Grande Illusion」、フランス語は全くダメだが字面からして原題の邦訳と思われる。私にとっての「大いなる」はウイリアム・ワイラー監督の「大いなる西部」に尽きる。原題も「The Big Country」で、当たらずと言えども遠からず。ソウル・パスの手になる巻頭のシーンからブロンコキャニオンの決闘に至るラストまでまさしく「大いなる」傑作だった。
 しかし、「大いなる陰謀 Lions for Lambs(ヒツジのためのライオン←よくわからん(^^;)」、「大いなる野望 The Carpetbaggers(南北戦争後一攫千金を夢見て全財産をバッグにつめ南部に移住した人というような意味らしい。利益追求のためなら何でもする部外者とでもいう意味でもあるのだろうか?)、「大いなる決闘 THE LAST HARD MEN(最後の暴力的な男たち)」など、「大いなる」とは全く無関係の映画も多々あるのでご注意を。(なお、「三つ数えろ The Big Sleep」についてはすでに書いた)。
https://www.youtube.com/watch?v=JQ3JYb_PpJA

「荒野の決闘」
 日本人にはアメリカ西部というとどうも荒野というイメージがあるらしく、子どもころ読んだ山川惣治(「少年王者」「少年ケニア」)の絵物語、日本人の少年イサムがアメリカ西部で活躍する絵物語のタイトルも「荒野の少年」だった。というどうでもいい話はともかく、荒野でまず思い浮かぶのが「荒野の決闘」。先にも書いたO.K.牧場の決闘がクライマックスなので噓ではないのだが、原題は「My Darling Clementine 愛しのクレメンタイン(ヒロインの名前)」。これでは恋愛物のようなタイトルなので、いかにジョン・フォードの映画だろうが人は入らなかったはず。うまい邦題と言える。私が見たのはもちろんリバイバル上映で、確かwildさんと連れ立って見た記憶がある。「シェーン」との2本立てだったのだが、「シェーン」のおもしろさと比べて、「荒野の決闘」のほうは展開がぬるく思われたのを覚えている。後年作られたジョン・スタージェスの「O.K.牧場の決闘」と比べると映画全体での評価やワイアット・アープ(ヘンリー・フォンダとバート・ランカスター)の比較では「荒野」に軍配、フォンだがなんともカッコイイ。決闘シーンは「O.K」に軍配が上がる(「荒野」はあまり決闘シーンに関心がなかったのだろうか。敵味方の位置関係などどうもよくわからない)。ところで、タイトルにもなった清楚な美人クレメンタインを演 じたキャシー・ダウンズ、この映画でしか見ていないが、その後どうなったんだろう?
https://www.youtube.com/watch?v=2WTaci5qIJ0

「荒野の用心棒」
 マカロニウエスタンを生み出したセルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演のヒット作であると同時に黒澤明監督の傑作「用心棒」のパクリ映画。パクリなので邦題には「用心棒」、そして「七人の侍」の西部劇版の邦題が「荒野の七人」だったので「荒野の用心棒」とつけているが、さすがにタイトルまでパクルのはと思ったのか原題というか英語タイトルは「A Fistful of Dollars(一握りのドル)」(イタリア映画なので原題は「Per un pugno di dollari」なのだが私には意味不明)。レオーネは「インスピレーションを受けた」だけのようなことを言っているが、これがパクリでなければ世の中からパクリというものはなくなってしまうゾ。
 その続編が「夕陽のガンマンFor a Few Dollars More(もう数ドルのために)」。まあ、クリント・イーストウッドは毎回同じようないでたちの賞金稼ぎで出てくるし監督は同じセルジオ・レオーネだからということでつけた原題だと思われる「続・夕陽のガンマン」の原題は「The Good, the Bad and the Ugly(いい奴、悪い奴、醜い奴)」。「夕陽のガンマン」の正・続は英語タイトルからもわかるように、イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフが 賞金稼ぎで出てくるというだけで、連続性はない。ではなぜそもそも「続・荒野の用心棒」ではなくて、「夕陽のガンマン」なんて意味不明のタイトルになってしまったのか(「荒野の用心棒」と「夕陽のガンマン」の英語タイトルには連続性があるが、邦題には全くない)。それは、セルジオ・コルブッチ監督、フランコ・ネロ主演の 「Djangoジャンゴ(主人公の名)」が、縁も縁もない「続・荒野の用心棒」なる邦題で先に公開されてしまったからである。パクリ映画の(邦題)タイトルがパクられてしまったわけで、間抜けな話ではある。
https://www.youtube.com/watch?v=gqvK80XGJkA

「荒野の七人」
 「荒野の用心棒」が出たついでに黒澤明監督「七人の侍」(英語タイトル「Seven Samurai」)の西部劇版の邦題「荒野の七人」についてもふれておこう。こちらの原題は「The Magnificent Seven」、偉大なる七人とでもいうようなこと(こちらは、正式にリメイクの話があり契約を交わしたらしい)。「七人の侍」と比べなければ、ジョン・スタージェス監督のこの映画は、娯楽西部劇として十分に楽しめる出来にあり、例によって三番館オーモン劇場で見た私は、満足して出てきた。
 続編の邦題は当然のように「続・荒野の七人」で、原題は「Return of the Seven帰ってきた七人」。第3作「新・荒野の七人 馬上の決闘」は原題「Guns of the Magnificent Seven偉大なる七人の拳銃」。第4作「荒野の七人・真昼の決闘」は原題「The Magnificent Seven Ride!(Rideは、馬に乗るという意味だが、昔、「アリゾナ決死隊」というテレビ西部劇の主題歌のラストで「ライドオン、ライドオン」と唱ってい た。さあ行くぞとか立ち上がるというような意味があるんだろうか?)」と続く。すべて「Magnificent Seven」と、連続性を強調している。といっても、もちろん黒澤「七人の侍」とは無関係。一応「続」までは話に多少の連続性はあるものの、連続出演はクリス役ユル・ブリナーだけ、マックイーンのやったヴィンは「ララミー牧場」のジェスことロバート・フラーに代わっている。これも第3作以降のクリスはジョージ・ケネディ、リー・バン・クリーフが演じており、「クリス」という主人公(「七人の侍」で志村喬が演じた勘兵衛)の名前だけがかろうじて共通となって残っているだけだ。さて、このシリーズあなたはどこまで見ましたか? 私は、「続」で早々に挫折しました。
 このシリーズに関しては、2016年になって「The Magnificent Seven」(監督アントワーン・フークア、主演デンゼル・ワシントン)というリメイクが、まんま「マグニフィセント・セブン」という邦題で公開されたので、ますますややこしいことになった。まあ、絵に描いたような駄作で、ラストのクレジットになって突如エルマー・バーンタイン作曲のおなじみのテーマ曲が流れたのになんとも苦笑させられた。
https://www.youtube.com/watch?v=YICxp8nUzKE

「戦争のはらわた」
 サム・ペキンパー監督作品としては可もなく不可もない作品。戦闘場面などリアリティがありなかなかの迫力なのだが、スプラッタ嫌いの私にはちょっとついていけないものがあった。原題はナチスの象徴とでもいうべき「Cross of Iron 鉄十字の勲章」。それがなんでこんなアホな邦題になってしまったのだろう。B級ホラーで「死霊のはらわた」という映画があるが、血飛沫が飛び散ったりするので、それにあやかろうとしたのだろうか。おかげで、ジェームズ・コバーンやマクシミリアン・シェルといった一流どころの俳優が出ているにもかかわらず、本作自体がB級映画のイメージになってしまった。それでも、そこそこはヒットしたのだろうか、確かペキンパーではない監督で続編が作られたはずだが、私は見ていない。
https://www.youtube.com/watch?v=XjRJaXdoC54

「死霊のはらわた」
 「はらわた」ついでにこの作品にもふれておこう。原題は「The Evil Dead」。後に「スパイダーマン」などを監督するサム・ライミの処女長編である。すでに何度も書いているように、スプラッタ嫌いの私は見ていない。ヒットしたようで、確か続編も作られ、最近リメイクもされているはず。もちろん、これらも見ていない。せっかくなので、邦題に「死霊」のつく映画とその原題を いくつか挙げておこう。「死霊の餌/南軍ゾンビの逆襲」は「The Curse of the Screaming Dead」、「死霊のえじき」は「Day of the Dead」、「新・死霊のえじき」は「Darkness」、「死霊のしたたり」は「RE-ANIMATOR」、「死霊のしたたり2」は「Bride of Re-Animator」、「死霊館」は「The Conjuring」など、いずれも原題と邦題との間に関係性はない。中でも傑作邦題というか、おいおいと言いたくなるのが「死霊の盆踊り」。原題は「Orgy of the Dead 死霊の大騒ぎ」なので多少は関連があるのだろうか。見ていないので何ともいえない。
 あと、「死霊」でネット検索していて見つけたのが「レイダース/失われたゾンビ」という映画。原題 「Raiders of the Living Dead」といい、まあどうせとんでもない駄作だろうと確信しつつも、ちょっと見てみたい気がするが、ハリソン・フォード、ダニエル・クレイグ(007)が出ているのでつい見てしまってえらいめにあった「カウボーイ & エイリアン」(原題も「Cowboys & Aliens」)の例もあるので、見ない方が無難なのかも。
https://www.youtube.com/watch?v=2qzLto9K_w8

「変態島」と「変態村」
 WOWOWで放送されていたので、タイトルに釣られてつい見てしまった(^^;、が、完全に時間の浪費、時間の無駄だった。
 「変態島」の原題はVinyan(ヴィン ヤンとでも読むのだろうか? 語感と映画の舞台からしてタイとかミャンマーなど東南アジアあたりの言葉なのだろうが私には意味不明)→wikiで調べてみ たら「魂、成仏できない霊、幽霊」とあった。「変態村」の原題はCalvaire (ラテン語っぽいが、こちらも意味不明。字面から多分、食肉とかの意味があるのだろう)→と、書いた後でこれもwikiを見たら「(キリストが磔にされた)ゴルゴタの丘」というラテン語なんだそうだ。大外れっ。どちらも、未知の島、村で猟奇的な事件が起こるのだが全然恐くなくて退屈するだけ。ちょっと狂信的な人物が出てこないわけではないが、とくに変態というほどでもない。単に監督がファブリス・ドゥ・ヴェルツという人物という共通点があるだけのこと。 制作年月日を見ると、「変態村」のほうが先なので、どういう経緯かは知らないが「変態村」というタイトルをつけ、後年制作された同じ監督の作品の舞台が今度は島だったので「変態島」としたのだろう。全くもって、観客を馬鹿にした態度だが、私のようにタイトルに釣られてついつい見てしまう馬鹿もいるから なぁ・・・。あと、見ていないのだが「変態男」という映画もあって、原題が「Ordinary普通、平凡」。いったいどういうことかと小1時間問い詰めたい。
http://matome.naver.jp/odai/2136775409560586901/2139366882874765003

「狼よさらば」
 すべてチャールズ・ブロンソン主演でタイトル(原題)を見ても明らかにシリーズ物なのに、なぜか邦題がばらばらで関連性がないという映画。1974年に作られた第1作「狼よさらば」の原題は「Death Wish」(直訳すると、死をのぞむ、ということだが映画の内容からすると、死にやがれっ!てな感じか)。妻子が暴行を受けて妻は死亡。ブロンソンが自らの手で犯人を処刑するというストーリーで、続編も似たパターン。続編はなぜか「ロサンゼルス」。まあ、ロスに移り住んできたから間違いではないのだが、原題は「Death Wish II」で監督も主役も同じなのだから、邦題をなぜ「狼よさらば2」にしなかったのか、不思議。第3作も監督、主役同じ。ブロンソンはニューヨークへ越してくるのだが、邦題は「ロサンゼルス2」ではなく「スーパー・マグナム」。原題は当然のように「Death Wish 3」。続く第4作の邦題は「バトルガンM‐16」。原題が「Death Wish 4: The Crackdown」。最終第5作は「狼よさらば 地獄のリベンジャー」で原題は「Death Wish V: The Face of Death」。確かこれがブロンソンの最後の映画だったと思うので、続編が作られることは絶対にないのだが、原題でははっきりシリーズと言っているのに、 なぜ毎回こんなに関連性のない邦題になったのか私には全く理解できない。
https://www.youtube.com/watch?v=_GieK_55uyY

「スターリングラード」
 確かに独ソの激戦が行われているスターリングラード(現・ヴォルゴグラード)が舞台で、巻頭、なかなかのスケールで戦闘場面が描かれる。が、そうした戦争映画を期待して見ていると、どんどんソ連のスナイパー(ジュード・ロウ)とドイツのスナイパー(エド・ハリス好演)の話になっていくので、あれれ・・・という感じになる。見終わって原題を確認すると「Enemy at the gate(門の所にいる敵)」、なるほどと納得するが、直訳じゃあ客は入らないだろうなあ。
 ところで、本作は2000年だったか2001年だったかの映画なのだが、2013年に「スターリングラード」という同名の映画が公開された。こちらは原題も「Stalingrad」。あとでもう一度触れるかもしれないが、似たようなタイトル、間違えやすいタイトルはやめてもらいたい。ましてや、同じタイトルで公開するなど、もってのほかである。
 わかりにくいといえば、「キング・コング」(1933年)に「キングコング」(1976年)に「キング・コング」(2005年)と「・」が消えたり復活したりと忙しいが、もちろん原題はすべて「King Kong」。ええい、ややこしいなあ。そういえば「ゴジラ対メカゴジラ」と「ゴジラvsメカゴジラ」というのもあったし、「遊星よりの物体X」と「遊星からの物体X」、「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」と「SF/ボディ・スナッ チャー」と「ボディ・スナッチャーズ」(付け加えておくとニコール・キッドマンの「インベージョン」も原作は同じフィニイの「盗まれた街」)もうええかげんにせんかい、と怒鳴りたくもなるというものである。
https://www.youtube.com/watch?v=NDS24Qn0wc4

「ピラミッド」
 ハワード・ホークス監督の1955年作品。ホークス作品としては「リオ・ブラボー」よりこっちのほうが好きだなあ。原題は「Land of The Pharaohsファラオ(エジプトの王)の国」。これでは内容が想像できないので邦題のほうがよい。クレジットを見ると、なんとあの文豪フォークナーが 原作(原案)というのだから驚く、というかホントかね。音楽ディミトリ・ティオムキン。国王にジャック・ホーキンス。とくに秀逸なのはラストで、巨大な石版がどんどんどんどん (淀川調)閉まってくるあたり、迫力ありましたねえ。けっこうな大作だ。はい、それを「ハムナプトラ」がラストシーンでパクってましたねえ。
 ただし、1980年にもチャール トン・ヘストン主演で「ビラミッド」という同じ邦題の映画が封切られている。こちらは退屈極まりない凡作で原題も「THE AWAKENING」なのだから毎度のことながら違うタイトルにするのが常識だと思うのだが、どうやら映画界では世間の常識は通用しないらしい。まあ、日本の国会と似たようなものか。
https://www.youtube.com/watch?v=MY44jLRfWKQ

ちょっといい邦題再び
 いちいち書いていると切りがないので、なるほどと感心した邦題をランダムに。
 「巴里祭」の原題は「Quatorze Juillet(7月14日)」。フランス革命のときのバスチーユを襲撃したいわば革命記念日なのだが、当局の介入を警戒して「祭」にしたのかもしれない。「望郷」も往年の名画だが原題は「Pepe Le Moko」。ジャン・ギャバン演ずるペペル・モコという人物の名前だ。味気ないねえ。ゴタールの「勝手にしやがれ」の原題は「À bout de souffle(息切れ)」。邦題がなかなか決まらずいらいらした誰かが「「勝手にしやがれ」と言ったそれがタイトルになったという都市伝説がある。
 「わが命つきるとも」はフレッド・ジンネマン監督、ロバート・ボルト(「アラビアのロレンス」など)脚本、原作の「ユートピア」で有名なトマス・モアを主人公 にした映画。原題は「A man for all seasons」は当時の映画雑誌では「四季の男」と訳されていたが、「偉大な才能をもつ人物」というような意味があると何かの雑誌で読んだが真偽のほどは不明。
 子どもの頃に見た「放射能X」の 原題は「THEM!(奴ら)」。放射能でアリが巨大化する話なので、うまい邦題だ。あのヒュロヒュロヒュロというアリの音(鳴き声?)は、今も耳に残っている。も一つ、ビリー・ワイルダーの「翼よ!あれが巴里の灯だ」の原題は「The Spirit of St. Louis(セントルイス魂号)」。大西洋横断に成功したリンドバーグの飛行機名でアメリカ人なら誰もが知っているわけだが、日本人には邦題のほうが内容がわかってありがたい。ただ、子どもの頃の私には「巴里」の字が読めなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=zbZfh-5QsAw

「哀愁」と「悲愁」
 似ていて紛らわしい邦題である。
 「哀愁」の原題は「WATERLOO BRIDGE(ウォータールー橋)」。ヴヴイアン・リーとロバート・テイラーのすれ違いメロドラマで、菊田一夫の「君の名は」がこれの日本版リメイクであると言われている。一方、「悲愁」の原題は「Beloved Infidel(直訳すると、いとしき不貞?)」で、ヘンリー・キング監督、デボラ・カー、グレゴリー・ペックのお涙悲恋ドラマ。困ったことに、ビリー・ワ イルダー監督にも同名の「悲愁」という映画があるが、原題は「Fedra(ヒロインの名前)」。あの「ブラックサンデー」で逝っちゃってるテロリストの女性を演じたマルト・ケラーがヒロイン。いつまでも若いヒロインの謎は途中でわかってしまうが、ヘンリー・フォンダがヘンリー・フォンダとして出演していたりして、それなりに見応えのある映画だった。さすがワイルダー映画にクズはない。
 さらに、邦画にも鈴木清順監督の「悲愁物語」というのがあり、白木葉子がヒロイン。原田芳雄、岡田眞澄といっ たところが出ていたらしいが、私は見ていない。そういえば、舟木一夫主演の「哀愁の夜」という映画もあった。ま、映画会社にもいろいろ都合というものがあるのだろうが、少なくともリメイクでもない原題の違う映画に同じ邦題をつけることだけはやめてほしい。
https://www.youtube.com/watch?v=5Xtg0cnXjT4
https://www.youtube.com/watch?v=KluwGtK6e-8
https://www.youtube.com/watch?v=MH_s2XkICAw

「ボーン」シリーズ
 最後に何の工夫もない馬鹿な英語カタカナタイトルの代表例を1つ。「マトリックス」シリーズなどでもそうだが、最近は原題をそのままカタカナにしただけの邦題が多い。その代表例として「ボーン」シリーズをあげておこう。最初、「ボーン」なので私は何か骨が関係するミステリかと思っていた。骨はboneで本作は人名でBourneなのだが、カタカナにされると区別はつかない。しかも、すべてが英語をカタカナにしただけのタイトルという工夫のなさ。第1作の「ボーン・アイデンティティーThe Bourne Identity」に始まり「ボーン・スプレマシーsupremacy」「ボーン・アルティメイタムultimatum」と続く。すべて意味がわかる人は そこそこ英語に通じている人だとおもう。ちなみに「アイデンティティー」(「主体性」「身元証明」)はともかくとしても、「スプレマシー」とは「支配権」「優位」、「アルティメイタム」とは「最後通告」「最終回答」(英語に弱い私は意味がわからず辞書をひいた(^^;)。ちなみにこの後「「ボーン・レガシー(遺産)」と いう作品が作られているが私は見ていない。
https://www.youtube.com/watch?v=cD-uQreIwEk

 というわけで、洋画の邦題忘備録はとりあえず今回でオシマイ。まさか、あなた、最後までつき合ってくれたの。ありがとね。また、いつかお会いしましょうね。さよなら、さよなら、さよなら。ニギニギ。
 ふう・・・疲れた。m(__)m
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洋画のタイトルと邦題02「明日に向って撃て!」など [映画・文学・音楽]

 11/19の新型コロナ感染者数は全国で2377人(記録更新)
 東京都534人、大阪府338人、北海道267人、愛知県219人、神奈川県205人、兵庫県132人、埼玉県108人、千葉県106人が三桁。行政が言っているのは、あいかわらず手洗い、マスク、密を避ける・・・。これって、いかにも感染するのは自己責任と言っているように聞こえるのだが。

 はい、皆さん、またお会いしましたねえ。
 今回は映画の原題を無視し、内容だけから付けた邦題のものから始めましょうか。ただ全体をよく考えてないまま、書き始めようとしています。怖いですねえ、おそがいですねえ。また、後でお会いしましょうね。
邦題02.jpg
「愛と青春の旅だち」
 原題は「An Officer and A Gentleman(士官と紳士)」。直訳、あるいはカタカナにしただけだったらあれほどヒットはしなかっただろう。ただ、邦題も「愛」「青春」「旅立 ち」なんていう若い女性向けの無内容な言葉を並べただけのもので、興行的には成功したものの、とてもいい邦題とは言いがたい(映画界内の人間ではないの で、儲かる映画=いい映画という立場はとらない)。監督テイラー・ハックフォード、主演はリチャード・ギア。それまで鬼のようだった軍曹がギア卒業のとき には(卒業すれば上官に当たるので)パッと敬礼するシーンに、青年の人間として成長する姿に感動したなんてことを言う人が多い。私はというと、軍隊で本当に人間としての成長が得られるのか、という疑問をもっているので素直には納得できなかった。誤解のないように書いておくが、軍隊で全然成長がないとは言っていない。ただ、成長があったとしても、それは人間として必要なもののほんの一部に過ぎないだろうと。
https://www.youtube.com/watch?v=l1Ehz_cAMGc

「明日に向って撃て!」
 原題は「Butch Cassidy and the Sundance Kid」。ブッチ・キャシディもサンダンス・ギッドも無法者集団「ワイルドバンチ」の一員。ブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)もサンダンス・キッ ド(ロバート・レッドフォード)もエッタ・プレイス(キャサリン・ロス)も実在の人物で、アメリカ人なら名前を聞いただけで、ああワイルドバンチの話ね、とわかるのかもしれない。しかし、これを今様のカタカナタイトルにしただけだと、日本人、少なくとも私には何のことやらさっぱり意味不明。それを(次に述べる「俺たちに明日はない」を意識していたにせよ)「明日に向って撃て!」としたところが素晴らしい。あまりにも有名な自転車シーンにしろ、この映画は本質的には青春映画だと思っているのだが、内容に沿いつつその本質をずばり表しているではないか。このあたりが意味不明の「愛と青春の旅だち」とは大いに違うところである。ライトのストップモーションのまま、「射て!」という声が聞こえる中で画面がセピア色になっていくところなど名シーンだ。
https://www.youtube.com/watch?v=501Afs54cso

「俺たちに明日はない」
 原題は「Bonnie and Clyde」。人名で、ボニー・パーカー(フェイ・ダナウェイ)もクライド・バロウ(ウォーレン・ベイティ)も大恐慌時代の実在の銀行強盗。これまたアメリカでは有名人なんだろう。ラストのスローモーションが話題になった(私には単なる悪趣味としか思えなかった)。一部に「青春映画」として高く評価する向きもあるのだが、(評価に倫理を持ち込むのは反則だと重々承知してはいるのだが)悪行の限りを尽くす2人にどうしても納得できず、感情移入できないのだ。というわけで私、この映画はあまり好きではない。好きではないが、「俺たちに明日はない」というタイトルは時代の閉塞感をも表しているいいタイトルだと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=YNrSGutBOlE

「史上最大の作戦」
 原題は「The Longest Day(いちばん長い日)」。第2次世界大戦でのノルマンディ上陸作戦を描いた映画で、コーネリアス・ライアンによる原作は筑摩ノンフィクション全集で読んだ(ちなみにこの巻には他に「ドンとボルガ」「インパール」という読み応えのある作品が収録されており、第2次世界大戦の局面を知るのにとても役に立った。と、思う)。で、映画はというとオールスター映画特有の散漫な出来映えで、退屈。ある意味では物理的というよりも精神的に「長い」映画だった。カラーが一般的になっている時代にモノクロで撮ったのは、俳優に金を使い過ぎたためとも、当時のリアリティを出すためとも言われているが、カラーになったところで退屈さが消えるわけではない。それでもヒットしたのは、やはり超大作をイメージさせる(事実超大作なのだが)このタイトルと、シネマスコープなのに70mmを思わせる広告文字のおかげだろう。
 あと、どうでもいい ことだが、岡本喜八監督が日本の終戦を描いた「日本のいちばん長い日」は、もちろんこの映画の原題を意識してつけられたものだ。が、「日本」も喜八監督の切れ味あまりなく退屈な映画だった。今ではテレビのバラエティ番組などに好々爺の顔で出てくる黒澤年男が「頭に来る」青年将校を演じていてなかなかいいので、ここだけは注目。
https://www.youtube.com/watch?v=RW5t1V4xm3M

「おしゃれ泥棒」
 原題は「How To Steal a Million」。「いかにして100万ドル盗むのか」というような意味で、マリリン・モンローの「百万長者と結婚する方法(How to Marry a Millionaire)」のもじりであることは明らか。ちょっとトウがたったとはいえ「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーンと「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールが共演し、監督がウイリアム・ワイラーとなると見ないわけにはいかない。ということで私は見た。「ローマの休日」や「大いなる西部」「ベン・ハー」などと比べると一段落ちるが、それでも十分楽しめる佳作。この程度のものなら簡単に作れるよ、とワイラーが言っているように思える。 オードリーがジヴァンシーの服をやたら着替えるファッションショーの趣もあり、その意味ではシャレてはいないが「おしゃれ泥棒」という邦題は悪くないと思う。
 あと、「新 おしゃれ泥棒」という映画があるが「11 HARROW HOUSE ANYTHING FOR LOVE FAST FORTUNE」なる原題で、監督も出演者も全く縁も縁もない映画なのでご注意。これって詐欺じゃないのかねえ?
https://www.youtube.com/watch?v=ri4KsE2lvpw

「愛の狩人」
 原題は「CARNAL KNOWLEDCE」で、CARNALは肉欲とか欲望、KNOWLEDCEは知識という意味だが、実は私の乏しい英語力ではなんとなく性行為、肉体関係を表しているような気がするだけで、どうもよく意味がわからない。辞書を引いてみるとずばり「交接」「性交」とある。ううむ・・・そんなストレートなタイトルだったとは。「愛の狩人」という邦題は何となく内容に合っているように思えないな気がしないではないが、今だったら英語→そのままカタカナタイトルで誤摩化すところなのかもしれない。
 監督はマイク・ニコルズ(「卒業」)で、主演はジャック・ニコルソン(50年も前の映画なのでまた毛がある)とアート・ガーファンクル(サイモンとガーファンクルの、あのガーファンクル)。私はアン・マーグレトが脱いでいるという噂を聞きつけて二番館へ見に行ったのだが(こんなんばっか(^^;)、まあ見えたとも見えなかったとも言え る微妙な脱ぎっぷりでガッカリ。
https://www.youtube.com/watch?v=sWVknWuUJHE

「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」
 何とも長ったらしいタイトルだが、原題は「The Mummy」つまり、単に「ミイラ」。1932年にフランケンシュタインで有名なボリス・カーロフ主演で映画化された「ミイラ再生(The Mummy)」のリメイクである。wikiを見たら1959年にもハマー・プロ、レンス・フィッシャー監督で「ミイラの幽霊(これもタイトルはThe Mummy)で映画化されているということなのだが、私は見ていない。あのドラキュラのクリストファー・リーとヴァン・ヘルシング教授のピーター・カッシ ングが出ているということなので(まちがいなくミイラはクリストファー・リーだろう)見てみたいのだが・・・。またまたどうでもいいことだが、私が子どもの頃テレビで見てけっこう怖かったた日本のドラマ「恐怖のミイラ」も今にして思えば、これのリメイクだったわけだ。
https://www.youtube.com/watch?v=gmtxy5FR__U

「情婦」
 さて、このあたりで残念ながら映画史上ワースト1の邦題をつけられてしまった映画を。
 原題は「Witness for the Prosecution」、「検察側の証人」という意味で、どうしてこんなクソ邦題をつけたのか(まあ、「情婦」的というか愛人がからんではいるストーリーではあるが)全く理解できない。
 一応、主演はタイロン・パワーとマレーネ・ディートリッヒということになっているようだが、弁護士のチャールズ・ロートン(どう考えても彼が主役だろう)とその付き添い看護婦(名前を知らない女優だが、ロートン夫人)が絶品。ラストも納得の一言で、私がビリー・ワイルダーのベスト3を選べは必ず入る傑作だけに、このアホ邦題を見るたびに、これをつけたアホは日本中の映画愛好家に土下座して謝れと思う。ダメな邦題の代表選手、金メダル、ノーベル賞と言っていい。当時、私が映画界にいてそれなりの権力をもっていたら、こんなアホな邦題をつけた人間は、死刑とは言わないまでも映画界からは完全追放、永久追放していたと思う。未だにこの作品を語ろうとすると、「検察側の証人」と書くと後のリメイク作になってしまうので「情婦」書かざるを得ない。何とも残念だ。
 ワイルダーの作品はどうも邦題にめぐまれず、ゲーリー・クーパーとヘプバーンの「昼下りの情事」も別に情事にふけっているわけではないので、原題「Love in the Afternoon」のカタカナそのままか、せめて「昼下りの愛」程度にできなかったのか。
https://www.youtube.com/watch?v=fWffNPAQEBo

「バス男」
 最悪の邦題ということで、「情婦」には及ばないものの銀メダル級のものを1つ思い出した。「バス男」である。原題は「Napoleon Dynamite(主人公の名前)」。私はこの映画を海外のネットで見たのだが(英語なので内容に関してはあまり自信がない。それにしても出てくる女の子不細工だったなあ)、田舎のハイスクールでの友情を少しコメディタッチで描いた作品で、なぜ「バス男」なのかよくわからなかった。確かに主人公はバスに乗って学校に通っているが、それだけのことで「バス男」というタイトルをつけたのだとしたら、あまりにあまりである。
 よくわからないでwikiを見てみたら、やはり当時流行っていた「電車男」に便乗して「バス男」とつけたようだ。で、後年、そのことを謝罪する一文をつけ「ナポレオン・ダイナマイト」としてDVDが再発売したのだそうだ。すでに書いているように洋画は主人公の名前をそのままタイトルにすることが多いので、まあ仕方ないのかもしれないが、英語をカタカナにしただけの新しい邦題だと、ナポレオン+ダイナマイトであのナポレオン・ボナパルトを主人公にした戦争映画だと思われないだろうか(実はナポレオンの時代にはまだダイナマイトはなかったのだが)。「バス男」は論外としても、ここは謝罪だけでなく、知恵を絞ってひと工夫ほしかったところだ。
https://www.youtube.com/watch?v=sOPbiguNZKg

「三つ数えろ」
 原題は「The Big Sleep」。言うまでもなくレイモンド・チャンドラー「大いなる眠り」の1946年の映画化。監督はハワード・ホークス、主役のフィリップ・マーロー演 ずるのはハンフリー・ボガード。調べてみたら日本での公開は1955年のようだが、チャンドラーのこの作品はまだあまり知られていなかったんだろうか。私 は原作(確か映画評論家の故・双葉十三郎さんの訳だったように記憶しているが自信はない)も読んでいるのだが、原作もこの映画もどんなストーリーなのかどうもうまく理解できない。なんだかよくわからないまま始まり、よくわからないまま終わってしまったという感じなのだ。とりあえずハメットもロス・マクドナルドも マッギバーンも読んでみたが、いわゆるハードボイルドがもう1つ好きになれなかったのは、チャンドラーのこの作品を最初に読んでしまったためかもしれない。いずれにしても「大いなる眠り」のタイトルで文庫本が流通しているのだから、今にして思えば変に捻らず直訳でよかったのでは。
https://www.youtube.com/watch?v=VjJlBnfyiI4

「スペース・バンパイア」
 カタカナタイトルなので何となく原題も「Space Vampire」と思いがちだが、「Lifeforce(生命力)」。これじゃあ理科のお勉強映画のようなので、「スペース・バンパイア」という邦題は正解。というか、原作となったコリン・ウイルソンの小説のタイトルは「The Space Vampires」なので、なぜ「Lifeforce」なんてタイトルにしたのかわからない。原作を読んでいないので何とも言えないが、あまりに大幅に改編してしまったので原題を使うのを拒否されたのかもしれない。
 話は宇宙から来た女吸血鬼(正確には生命エネルギー=精気を吸い取るので吸精鬼)をめぐって 展開するのだが、まあ何というかつまらない映画だった。唯1つ見どころは、女吸血鬼を演じたマチルダ・メイの裸。張のある巨乳といい美尻といい、それは見事なものでありんした。全裸彼女が建物から逃亡するシーンにボカシが入るので残念がっていたら後年ボカシなしのバージョンが発売された。となると、見ないわけにはいかない(おいおい(^^;)。レンタルで見たのだが、黒いものがチラッと見えるだけで拍子抜け。その後、マチルダが「ネイキッド・タンゴ」という映画に出ているのを知り、あの豊満ボディよ今一度とばかりにレンタルビデオで見たのだが、わずか5年の間に早くも体の線が崩れてしまっていた。残念。
https://www.youtube.com/watch?v=OMTQTlD57O4

「アナと雪の女王」
 原題は「Frozen(凍る)」。さすがにこれは「フロズン」のままだったらヒットしなかったと思うので名邦題と言いたいところだが、(ディズニー作品 なので話はかなり改編されているが)もともとはアンデルセンの童話。さらに「雪の女王」というなかなかよくできたソ連(当時)のアニメがあり、それにあや かっただけなのでさほど評価はできない。私は若い頃、ソ連版の「雪の女王」を見ておもしろかったので、本作もそれなりに期待していたのだが、途中からは退屈で見るのが苦痛だった。歳のせいと言ってしまえばそれまでだが、なぜ大ヒットしたのか未だに謎。やはりディズニーアニメの最高傑作は「不思議の国のアリ ス」だと思う今日この頃である。
https://www.youtube.com/watch?v=Zb5IH57SorQ

「ウォルト・ディズニーの約束」
 ディズニー映画をもう1本。原題は「Saving Mr.Banks」。直訳すると「バンクスさんを救え」だが、これでは何のことか意味不明。ジュリー・アンドリュース主演でヒットした「メリー・ポビン ズ」の舞台裏というか、ディズニーと原作者トラヴァース夫人のことを描いた映画だと言えば、「メリー・ポビンズ」を見た人なら納得のはず。そう、あの子ど もたちの父親がバンクス氏でした。バンクス氏を救うことは原作者の父親を救い、子どもとの約束を果たすことでディズニー自身を救うという二重構造がわりとうまく描けていた。ディズニー役のトム・ハンクス、トラヴァース役のエマ・トンプソン、2人ともうまいがとくにエマ・トンプソンの少女のころの夢を持ち続けながらも頑固で少しヒステリックな感じが秀逸。私が買った「メリー・ポビンズ」のレーザーディスクの解説には、映画を見たトラバース女史は、ジュリー・アンドリュースには大満足だったがディック・ヴァン・ダイクには不満だったようで役者を換えるよう要求。するとディズニーはにこやかに笑いながら、原作は あなたのものだが出来上がった映画は私たちのものなんです、とそれを拒否したというようなことが書かれていた。実際はどうだったんだろう。もちろん、この映画はディズニー映画らしくハッピーエンドなのだが。
https://www.youtube.com/watch?v=iJrsmAdVFKA

「LIFE!」
 英語をそのままカタカナ書きにするタイトルが多いと思ったら、ついに英語そのもののタイトルが出現してしまった。ベン・スティラー監督、主演(「ナイ ト・ミュージアム」の貧相な主人公)の「LIFE!」である。原題は「The Secret Life of Walter Mitty」、ウォルター・ミティの秘密の生活とでも直訳しておこう。話は空想好きな主人公が雑誌「LIFE」の終刊号に載せる写真を探す話なので、原題 も加味して「LIFE!」としたのだろう。それにしても、芸のないタイトルである。と、書いたところでこの映画1947年ダニー・ケイ主演の「虹を掴む 男」のリメイク(もちろん原題は「The Secret Life of Walter Mitty」で同じ)。主人公が空想好きでやたら白昼夢を見るという設定は同じだが、こちらの出版社は別にLIFEではない。医者をあのボリス・カーロフ (フランケンシュタイン!)がやっていたり、けっこう楽しめる。まあ、このての映画の常套として最後はハッピーエンドになるわけだし、断然前の「虹を掴む 男」のほうが邦題としてすぐれていると思うのだが、どうだろう(ところで、「虹をつかむ男」と「つかむ」を平仮名で書くと私が嫌いな西田敏行が演じたドラマのタイトルになってしまう。紛らわしいタイトルつけるなっ!)。
 なぁんてこと書いていたら今度は出来の悪い宇宙SFホラーサスペンスの「ライフ(Life)」という映画が公開されてしまった。原題直訳なので文句もつけられないのだが、もう、何が何だかわからん・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=tiuAT12-534
https://www.youtube.com/watch?v=My-rNRRpUcw

邦画の外国タイトル
 ここでちょっと視点をかえて邦画の外国でのタイトルをいくつか。
 「七人の侍」が「Seven Samurai」であることはあまりにも有名。「天国と地獄」は「High and Low」(そんなクイズ番組がありましたなぁ)、「用心棒」は「The Bodyguard」かと思ったら、まんま「Yojimbo」。「椿三十郎」も、まんま「Sanjuro」。黒澤作品は海外での知名度もあり、それなりに尊敬されているのかあまり変なタイトルはつけられていない。「赤ひげ」も直訳の「RED BEARD」だ。
 海外での評価が高い溝口健二作品では「近松物語」が「The Crucified Lovers」、「祇園囃子」が「Story of Two Geisha Girls」(まあ内容はその通り)、「滝の白糸」が「The Water Magician 」といったところ。その他では「砂の器」は直訳で「The Castle of Sand」、「おくりびと」は「Departures」。「下妻物語」はなんと「Kamikaze Girls」、「春との旅」は「Haru's Journey」(何だか春が1人で旅をしているような?)、「大奥」は「The Lady Shogun And Her Men」、「三匹の侍」は「Three Outlaw Samurai」など。
 ジブリアメでは「風の谷のナウシカ」は、まんま「Nausicaa of the Valley of Wind」だが、「平成狸合戦ぽんぽこ」は「Pompoko」(これで外人はタヌキの話とわかるんだろうか?)、「千と千尋の神隠し」は 「Spirited Away」といったところ。最近は日本映画もカタカナタイトルが多くなってきてそのまま英語になっていることが多い(「CROWS ZERO」「Parasaito Ivu 」「Strawberry Night」など)。
https://www.youtube.com/watch?v=LV3z2Ytxu90

 ということで、ご縁があったら、また明日。さよなら、さよなら、さよなら。ニギニギ。
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洋画のタイトルと邦題01「戦場にかける橋」など [映画・文学・音楽]

 新型コロナの感染者数、予想通り2000人突破の2201人
 東京都493人、大阪府273人、神奈川県226人、北海道223人、愛知県141人、埼玉県126人が三桁。この期に及んで未だに手洗い、マスク、密を避けるなんてことしか言っていないうえ(そんなことほとんどの人はもうやってるって。「自己責任」にするなっ!)、GoToの中止も明言できない知事や大臣は即刻クビだな[パンチ]。今までも木金は検査数の関係から数字が上がっているので11/19発表の数字を見るのが今からおそがい。
↓官房長官は、「移動自粛、必要ない」。判断は「専門家の意見を聞いて」なんて。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a629f1358e3b69ff6a4d98a96e1d3832c720223
↓しかし、日本医師会の会長は、こんなこと言ってまっせ。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6376901

 はい、またお会いしましたねえ。
 今日は、過去の雑文を整理していたら、洋画のタイトルの邦題についてナンヤカンヤ書いているものが見つかったんだそうで、ボケが進んでいるので「忘備録」ブログにアップしておくんですって。でも、アップしたこと自体を忘れてしまわないか心配ですねえ。怖いですねえ。いずれにしても読者無視ですねえ。読者のみなさんは、スルーしたほうがいいかもしれませんねえ。暇がありあまっていて、最後まで読んだ人とは、また後でお会いしましょうね。
邦題01.jpg
 昔の邦題は出来不出来はあるにせよ、そして映画の内容に合わないものがあるにせよ、少なくともそれなりに工夫したものだったと思う。もちろん、その邦題で成功したものも失敗したものもあるわけだが、それなりの努力をしていたことは認めたい。
 洋画とくにアメリカ映画には「ベン・ハー」「スパルタカス」「シェーン」「メリー・ポピンズ」「キャリー」「ロッキー」など人名タイトルのものはそのままカタカナということが多いが、「West Side Story」のような「ウエスト・サイド・ストーリー」で十分わかるものでさえ親切に「ウエスト・サイド物語」と訳されていたものである。が、最近の世知辛い世の中ではそうした親切心も失われ 「ボーン・スプレマシー」なんて(私にとっては)よくわからない英語をそのままカタカタナにしただけのものが圧倒的に多い。最近の若い人たちはすべて意味 を理解しているのだろうか、それとも理解しないまま見に行っているのだろうか。
 トム・クルーズの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」という映画があったので、なんちゅうタイトルをつけるんだと思ったら原作はナント日本人の「「All You Need Is Kill」という小説だった。で、映画のタイトルは「Edge of Tomorrow」。DVDになったときのタイトルは「Live Die Repeat」。原作を知らない人間にはDVD版のタイトルが内容からはいちばんしっくりくる。いずれにしても、ややこしいことこの上ない。なんて考えていたら、洋画の邦題について思いつくまま書いてみたくなった。要するに、暇なのだ。とりあえずは、「うまいなぁ」と思った邦題から。

「戦場にかける橋」
 原題は「The Bridge on The River Kwai」。つまり「クワイ河にかかる橋」ということで、これではいったいどういう映画なのか皆目見当がつかない。それを、「戦場にかける橋」とした邦題は、お見事。子どもの頃、市電の窓から名宝スカラ座のこの看板が見え、見たいなあと思った記憶がある。後年、リバイバルで見たら考えていた内容とは全く違っていたが、デビッド・リーン監督の見事な映画で満足して劇場を出てきた。「アラビアのロレンス」の宣伝がテレビで流れるとき、あの「戦場にかける橋」の名コンビ、デビッド・リーン監督&サム・スピーゲル製作による」と画面に出たのも納得の傑作映画。
 ただしこの映画、いかにも主演のように最初に名前のでるウイリアム・ホールデンは大根。ひどいものだが、「アラビアのロレンス」でもファイサル王子を好演したアレック・ギネスのニコルソン大佐が絶品。アカデミー主演男優賞を受賞したのは当然と言える(間違いなく主演はギネスで、ホールデンはどうでもいい脇役。米アカデミーの選択は正しい)。リーン 作品としては「アラビアのロレンス」「ライアンの娘」とともにベスト3に入る傑作である。
https://www.youtube.com/watch?v=t5hZ4Xv5VjE

「ナバロンの要塞」
 原題は「The Guns of Navarone」。「ナバロンの大砲」ということで、2門あるので複数形になっている。これを直訳ではなく「要塞」としたことでスケール感が出た。これまたうまい邦題である。大根グレゴリー・ペック(この人は、何をやっても下手なのだが、なぜかいい映画に出ている)が残念だが、J・リー・トンプソン監督テンポよく2時間半の長丁場をうまくまとめた。ただ、前もって発売されたLPレコードを持っていた私はミッチ・ミラー合唱団の「ナバロンの要塞」の歌を何度も聞いていたので、映画に使われていないことを知って唖然としたことを付け加えておきたい(ミッチ・ミラーの歌は「史上最大の作戦」や「大脱走」もヒットしたが、これも映画では使われていないので、要注意)。
 ちなみに「ナバロンの要塞」ヒットの影響でこの後「要塞」シリーズが次々と封切られたが、「荒鷲の要塞」は「Where Eagles Dare(ワシがそうするのはどこ?というような意味なのだろうか、英語に弱いのでよくわからん)」、「テレマークの要塞」は「The Heroes of Telemark(テレマークの英雄たち)」いずれも「要塞」とは何の関係もない。「荒鷲」は「ナバロン」と同じアリステア・マクリーンの原作なので ぎりぎりセーフ?だが、「テレマーク」は何の関係もないので単なる便乗。アウト。ちなみに紀元前を舞台にした「ロードス島の要塞」という映画は見ていないが、原題は「The Colossus of Rhodes(ロード島の巨像)」で、さらに無関係。完全にアウト。
https://www.youtube.com/watch?v=MhQvkPMNt70

「O.K.牧場の決闘」
 原題は「Gunfight at the O.K. Corral」。ワイアット・アープ一派とクラントン一家とが闘う、西部劇の決闘代表のような映画だ、監督はジョン・スタージェス、主演はワイアット・アープにバート・ランカスター、盟友ドク・ホリデイにカーク・ダグラス。映画を見ている人ならわかるように、corralとは牧場(ranch)ではなく家畜置き場のような所。「O.K.家畜置き場での決闘」としたらなんともしまりがない。「ナバロンの要塞」の「要塞」と同じく「牧場」としたことで、広々としたスケール感がでた。ティオムキン+ワシントン+レインという「ローハイド」コンビによる主題歌は名曲なので誰もが聞いたことがあるはず。この歌の中で結末のネタバレがあるのだが、宮本武蔵の巌流島の決闘ではないが、アメリカ人なら誰もが知っている結末なので問題はないのかな?
 同じO.K.牧場の決闘を描いたジョン・フォードの「荒野の決闘」(アープは、ヘンリー・フォンダ)も原題は「My Darling Clementine(愛しのクレメンタイン)」で全く違うが、これもうまい邦題である。ちなみに、この映画の主題歌は、日本では「雪山讃歌」となってさらに関係なくなった。
 なお、後日譚として 同じジョン・スタージェス監督が作った「Hour of the Gun 」の邦題は「墓石と決闘」で原題とは全く関係性がないようにも思えるが、決闘の行われた町トゥームストーンを墓石と訳したのだろうか?
https://www.youtube.com/watch?v=W5cZK_KtriM

「ミクロの決死圏」
 原題は「Fantastic Voyage」。直訳すれば「幻想的な航海」ということになるが、映画の内容から勝手に判断すると、外国人が想像もしていなかったような素晴らしい光景に出会ったとき「ファンタスティック!」と叫ぶあのニュアンスだと解釈している。今ならそのままカタカナタイトルだろうが、「ミクロの決死圏」という邦題は内容にも則しており悪くない。「ベン・ハー」の敵役メッサラで名を上げたスティーヴン・ボイドが主役。監督はリチャード・フライシャー。体内の様子はまさに幻想的で、CGなどない時代によくがんばった。タイプライター文字がチャカチャカチャカッと打ち出されるタイトルもカッコいいし、縮小されている限界を1時間と決め緊張感を生み出したところもうまい。残念なのはせっかくのウクウェル・ウエルチがグラマーな肢体を終始ウエットスーツ(ラバースーツというか、もっと薄い水着のようなものに敵なかったのか!)に包んだままということと、いかにも怪しい奴がやはり犯人だったというシナリオの単調さ(体内に残してきた潜航艇は大きくならないのだろうか?)。体内から脱出した元に戻るシーンで全員まとめて拡大してしまったため拡大されるシーンが不自然に見えるところも。ちょっと残念ではあった。
https://www.youtube.com/watch?v=-hjiVViMuS4

「2001年宇宙の旅」
 なんだか「宇宙の旅」なんてダサイタイトルがついてしまったが、原題は「2001:A Space Odyssey」。トロイ戦争で活躍したオデッセイが故郷へ帰り着くまでに放浪する姿と、人類が月、木星、そしてスターゲートを通ってさらに彼方へ行き、スターチャイルドとして地球に戻ってくる様子とを重ねあわせているわけだ。ホメロスの「イーリアス」と「オデッセイ」は子ども向けの物語にもなっていて、欧米の人たちにとっては、ある意味常識。「Space Odyssey」とあれば、宇宙を放浪する物語なんだなとすぐに想像がつくのだろう。
 日本ではそうはいかないので、「宇宙の旅」としたわけだが、そのせいか私が初めて見た中日シネラマ劇場では映画が始まる前に女性の声で「それでは、これから皆様を宇宙の旅へとご招待します」なんて間違いではないのだがとんちんかんなアナウンスがあった。予備知識など全くなかったので、特撮の素晴らしさに驚嘆はしたものの、内容はよくわからなくて、以後何回か劇場に足を運ぶことになった。
 ちなみに続編は「2010年(原題2010)」で、映画のほうは「宇宙の旅」がとれているが、私の持っている原作本の翻訳タイトルは「2010年宇宙の旅」。調べてみたら原題は「2010: Odyssey Two」となっていた。
 まあ、そんなことより原作の「2001年」では、ディスカバリー号は土星に行くのだが、映画は木星。続編はどうなるんだろうと思っていたら、前にそんなことあったっけ知らんもんねーと、土星に行ったはずの原作でも木星に行ったことになっていたのが最大の驚きだった。
https://www.youtube.com/watch?v=XHjIqQBsPjk

「宇宙戦争」
 原題は「The War of the Worlds」で「Space war」でも「Star wars」でもない。1953年版の映画では、第一次世界大戦World War Iがあり、第二次世界大戦World War IIがあり、今度は War of the Worldsというような出だしだった。直訳すれば「世界と世界との戦争」というようなことになるがこれを「宇宙戦争」とした邦題(といっても映画の前に 翻訳本があるわけだが)がうまい。wikiで調べてみたら1941年の翻訳本では「火星人との戦争」(←内容のまんまやんけ)となっているのが1951年の小野協一訳、小山書店版以降はすべて「宇宙戦争」となっている。小野さんかあるいは小山書店の編集者が「宇宙戦争」という題名をつけたのだろうか。
 映画の「宇宙戦争」は2005年にもスピルバーグがトム・クルーズ主演で映画化しているが(ただしなぜかタイトルにTheがついていない)、私のお気に入りは断然 1953年のバイロン・ハスキン版である。原作に出てくる火星人の「マーシャーン・ウォー・マシーン」(スピルバーグ版はこれ)をやめて新たに造型したスマートかつ不気味な空飛ぶ円盤が断然カッコイイ。この映画、名古屋の三番館・オーモン劇場(今はない)で、母親、弟と共に見たのだが、母親からは映画の内容ではなく「寒いもんで風邪ひいてまったがね」という感想しか聞かされていない。
https://www.youtube.com/watch?v=c_fSawuo2Rg

「未知との遭遇」
 原題「Close Encounters of the Third Kind」。直訳すれば「第三種接近遭遇」ということで「第三種」というのは宇宙人と接触するということらしい。まあ、直訳では何のことかさっぱりだし、英語をそのままローマ字にすると長いしさらにわからなくなるしで邦題のようになったのだろう。あまりうまい邦題でもないが仕方ないか。私は、この映画、劇場で見たがトリュフォーの手話の意味など理解できなかった。
 以下、SF、ファンタジー映画をまとめて。キューブリックが映画化した「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」の原題は「Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb」。「ストレンジラヴ博士」(人名)を「博士の異常な愛情」とした邦題はある意味傑作(映画以前に刊行された早川書房でのタイトルは「破滅への二時間」だったと記憶する)。マーティン・スコセッシ監督の「ヒューゴの不思議な発明」の原題は名前だけの「HUGO」。そもそもヒューゴは発明なんぞしていないのでインチキタイトルなのだが、まあ映画の雰囲気は出しているので許す。
 最近ではSF、ファンタジー映画ではとくに原題そのままをカタカナ化したものが多く、「Interstellar」「Tenet」「Oblivion」「The Shape of Water」など英語に弱い私にとっては意味不明のものが多い。
https://www.youtube.com/watch?v=3Dacfll4bVU

「ゾンビ」
 ジョージ・A・ロメロ監督のこの歴史的(と言っていいと思う)作品のタイトルはは「ゾンビ」と記憶していたが、いつのまにか原題「Night of the Living Dead」をそのまま「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に改悪されてしまったようで、WOWOWでの放送もこのタイトルだった。まあ、「生きている死体の夜」なんて直訳しても語呂がよくないのだが、わざわざ変える必要があったんだろうか。ゾンビというのは原題通り「生きている死体」を表す言葉なのかどうか知らないが、恐ろし気な語感はぴったりの感じがする。
 ところで、昔「オバタリアン」というまんががあって、強烈なおばはんのことをオバタリアンなんて言っていた。この元になったのがゾンビ映画の「バタリアン」。原題は「The Return of the Living Dead」、直訳すれば、生きている死体が帰ってきた、普通に邦題をつければ「帰ってきたゾンビ」「ゾンビの逆襲」なんてところなのだろうが、邦題は「バタリアン」。何でも、襲われた人がバッタリと倒れるのでバタリアンとつけたという都市伝説があるが、は語感がホラー映画っぽくて悪くない。
https://www.youtube.com/watch?v=5gUKvmOEGCU

「007は殺しの番号」「007 危機一発」
 007シリーズの邦題はほぼ直訳で、最近のものはまんまカタカナだが、最初の2作だけ関係ないタイトルになっている。原作者のイアン・フレミングがミステリ専門誌でアイアン・フレ ミングと紹介されていたくらい知名度がなかったので、苦肉の策なのだろう。ちなみに007シリーズが定着した後のリバイバル上映では「007は殺しの番 号」は原題「DR.NO」のまんま「007ドクター・ノオ」、「007 危機一発」はこれまた原題「From Russia With Love」のまんま「007 ロシアより愛をこめて」と、変更されている。
 問題を感じるとしたらこの点で、初期に独自のタイトルをつけたのは仕方ないとしても、定着したからといって改題するのは混乱のもとである(このての改題はけっこうあり、「High Noon」など「真昼の決闘」というせったくの名タイトルだったのに最近は「ハイ・ヌーン」とされることが多い。改題OKなら私が史上最悪の邦題と考えているワイルダーの「情婦」こそ改題してもらいたい)。当初の邦題をつけたのは、「いやぁ、映画って本当にいいもんてすね」の当時ユナイトにいた水野晴郎だと聞いたことがある。それにしてもだ、撃ち合いの感じを出すためだとかで「危機一髪」ではなく「危機一発」としたのは、明らかにレッドカードだろう。
 なお、日本を舞台にした珍品「007は二度死ぬ」の原題は「You Only Live Twice」(「二度だけの人生」要するに「You Only Live Once一度だけの人生」のパロディ)で、翻訳本のタイトルそのままだがうまいタイトルである。
https://www.youtube.com/watch?v=0tSNjXeO3E0
https://www.youtube.com/watch?v=VqAOf66o1Wg

「バルカン超特急」
 原題は「The Lady Vanishes(貴婦人失踪)」。実は、これのリメイクに当たる「レディ・バニッシュ 暗号を歌う女」(1980年)という映画を先に見ていて、長年見たかったヒッチコックの「バルカン超特急」(1938年)をレンタルビデオで借りて見たら、いきなり「The Lady Vanishes」とタイトルが出て、驚いた記憶がある。「レディ・バニッシュ 」や「貴婦人失踪」では見たいと思わなかったと思う。「バルカン超特急」だからこそ見たいと思ったわけで、名邦題だと思う。歌の使い方も気が利いていて、ラストなどちょっと微笑ましい。えっと、ワンカット出演でおなじみのヒッチコックは、ラスト近くのヴィクトリア駅で登場するのでお見逃しなく。
https://www.youtube.com/watch?v=YihbNGUNQmU

「戦艦バウンティ」
 制作費があの「ベン・ハー」の2倍、監督は映画史に残る名作「西部戦線異常なし」のルイス・マイルストンによる70mm映画となると見なければならないと、わざわざ金を払って行ってみたらおもしろさ「ベン・ハー」の半分以下という映画。原題は「Mutiny on the Bounty(バウンティ号での反乱)」。現実にあった出来事の映画化(もちろん大幅に脚色されている)で、英米の人間ならBountyと聞いただけで、「ああ、あれね」とすぐにわかるのだろう。日本ではそうはいかないので、「戦艦」とつけたのだろうが、詐欺のようなものである。
 別に帆船の戦艦どうしが 「パイレーツ・オブ・カリビアン」のように大砲を撃ち合うわけではない。船上で反乱が起きるだけで、大掛かりな戦闘シーンなど皆無なのだ。よかったのは実物大で作られたバウンティ号の迫力と、ブラニスラウ・ケーパーの音楽だけで、はっきり言って退屈な映画だった。私が見たのは1962年版だったが、1935年版はアカデミー作品賞を受賞しているくらいだから、出来がよかった のだろうか。残念ながら私は見ていない、ただ、1935年の主役がクラーク・ゲーブル、船長チャールズ・ロートン(この人、本当にうまい)ということを考えると、こと役者に関してはマーロン・ブランド、トレヴァー・ハワードの1962年版より上だったということは言えると思う。
https://www.youtube.com/watch?v=MEmZ_A0UTrA

「バンデットQ」
 最後に、だめタイトル。私の好きなテリー・ギリアム監督の作品である。まあ、この邦題から映画の内容を想像しろというほうが無理。原題は「Time Bandits」で時間盗賊とでもいうような意味か。創造主から地図を奪った小人と少年が時間をあちこちする物語でナポレオンやロビン・フッドなど歴史上の有名人が続々登場するのはある意味お約束。子どもが主人公だが、けっこう話は錯綜していて、子ども向き映画ではない。このあたりが難しいところなのだが、内容から「時空オデッセイ」とか「超時空アドベンチャー」なんてタイトルのほうが、いや、これでも客は入らないな(^^;。
 日本での劇場版では、少年が家に帰ってきてめでたしめでたしで終わる。テリー・ギリアムにしては珍しく ハッピーエンドと思ったら大まちがい。要するに「ドント・タッチ」「バーン」「呆然」という本当のラストシーンがカットされていたのだ(ネタバレしないように書いている)。ラストがわかりにくいのでカットしたということらしいのだが、馬鹿かと言いたくなる。ファンタジーで主人公が少年ということから、子ども向け映画=子どもにはわかりにくい、と判断したのだろうか。タイトルの話に戻ると、テリー・ギリアムの映画は原題・邦題ともによくわからないものが多く、「未来世紀ブラジル」(BRAZIL)、「ローズ・イン・タイドランド」(Tideland)、「ゼロの未来」(The Zero Theorem) など、タイトルからはどんな映画なのかわからないのが辛い。
https://www.youtube.com/watch?v=tLmxmeX9wHs

 行き当たりばったりの、あまり内容のない話でしたねえ。でも、「忘備録」なんですから、仕方ないんですね。それでは、我慢強い方とは、また明日、お会いしましょうね。さよなら、さよなら、さよなら。ニギニギ[わーい(嬉しい顔)]
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来年はアスパラ三昧だぜい(^^)/ [植物]

 うちの奥様が生協で注文したアスパラガスの苗?
 説明書によると来年の初夏〜秋にどかどか収穫できるとか[グッド(上向き矢印)]。さあ食うぞ[わーい(嬉しい顔)]と今から期待が膨らみますが[るんるん]、さて、どうなりますことやら?
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 モウセンゴケ、まだまだ元気で、よく見たら分株が。せっかくなので小鉢に新しいミズゴケを入れて写しました。1株買ったのがこれで4株(1株枯れた(^^;)になったわけで、来年も花が期待できそうです。
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南国のチョウ・アオタテハモドキとカバマダラ SH [鳥以外も撮る SH]

 日光浴を兼ねて、公園を一周して来ました。日なたは汗をかくくらいですねえ。歩数計を見ると3000歩強ですが、朝からの動いた分を引いて2500歩くらいですか。もう出かける予定はないので、今日は4000歩いくかどうか(いかない可能性が高い)といったところでしょうか。ニコンV1を持って行ったので写真の整理が出来たらアップします。(^-^)

 新型コロナの感染者数、だいたい日月火は土日の検査数の関係から少なくなるのが普通なんですが、北海道189人、東京都180人ですか。200は切ったとはいえ、高止まりですねえ・・・。

 来年、正常にオリンピックが開催されると思っている(少なくともそういう素振りをしている)人がまだいるんですねえ。アホちゃいますねん、パーでんねん、といったところでしょうか。IOCは中止になってしまうと莫大な収入がパーになってしまうし、口だけ都知事としてはつぎ込んだ莫大な金がパーになって批判されるため、中止とは言えないんでしょうなぁ。
 各国の選手はまず選考競技会に向けて体を作っていき、それを突破したら本番に向けて・・・ということになるわけですが、これから感染者数はさらに増えていくのが予想されるのに、世界中のアスリートを集めてことが可能なんですかね。オリンピックで世界に元気をなんて根拠のないこと言っていますが、オリンピックで人が集まったら、その後コロナを世界中に広めるなんてところが現実でしょう。写真を見るとアホ2人が無意味な接触行為をしていますが、バッハ会長のマスクはけっこう「立派」なもので、少なくとも日本は感染のリスクが高いという認識はあるようです。本当は日本になんか来たくなかったんですが、金のために嫌々来たってところですかネ。[あせあせ(飛び散る汗)]
https://www.asahi.com/articles/ASNCJ5F5RNCJUTIL02K.html?iref=comtop_7_03
(ちなみに、ウイルスは冬に活発になることを考えると来年の東京だけでなく、2022.02の北京冬期オリンピックももしかすると危ないんじゃないかと私は考えています)

 SHさんからアオタテハモドキとカバマダラの写真が届きました。
 私の家から荒川は近いのですが(無理すれば歩けないことはない)、カバマダラを見たことはありません。どちらも南方系のチョウなので、東京で見られるということは、温暖化の影響なのかもしれません。
 私がこのチョウを見たのは足立生物園の「チョウの温室」。ここでは南国系のオオゴマダラやリュウキュウムラサキ、ツマベニチョウなどが見られるのですが、さて、温室は換気がいいとは思えないし、今の状況でやっているのかな?

★アオタテハモドキ
 いつもの公園についたら、写真を見せられ、町田で沖縄のチョウが見られるというのでついていきました。3人で捜してもなかなか見つからず。ようやく吸蜜している個体を発見し、みんなで撮影。アオタテハモドキはカラフルあざやかで、さすが南国のチョウです。その後しばらくは姿が見えず。昼食後捜査を再開。気温が上がったためか3~4頭出現。すぐに地表に降りてしまうので、降りたあたりを必死でさがし撮影しました。ブルーの部分が見る角度によって色が変わるというのですが、いい角度が見つかりませんでした。
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★カバマダラ
 撮影場所は荒川の土手。11時頃現場に着いたら、ネットを持った人が土手を歩いていました。それも5人くらいが行ったり来たり。いなくなったかと思うとまた戻ってきて、カバマダラを飛び立たせて採っていきます。アチャーこりゃだめだねと連れてきてくれた人とため息。それでもガガイモが生えている付近の土手を捜しまわり、ようやく1頭を発見し撮影するも、すぐに飛んでいく。後を追って河原へ。見失ったあたりを捜しまわると木の上から降りてきたり木にとまったり。それを撮っているとネットを持った人がこちらを見ながら通り過ぎていく。この場所を離れると採られるのは確実なので、カバマダラを見張り動いてくれるのを待つ。ようやく体が温まったのか吸蜜のために土手の花(センダングサ)に移動。この1頭がずっと付き合ってくれて無事撮影できましたが、あとは根こそぎ採取されたみたいでした。
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紅葉の季節始まる サクラ [植物]

 もう書きたくないのですが、このブログで新型コロナの感染者数を見ているなんてオーチャクしている人もいるようなので簡単に書いておきます。11/15の全国の感染者数は1435人で、ちょい減りました。まあ、検査の関係で日月火あたりは減る傾向があるので、こんなものでしょうか。木金あたりは増えるので、1週間単位で見ていくのが傾向をつかみやすいと思います。
 都道府県別で見ると、大阪府266人、東京都255人、北海道209人がワースト3。以下、神奈川県114人、愛知県102人までが三桁。福岡県は昨日も12人と抑え込んでいます。何といってもイソジンバカの知事がパフォーマンスだけやっている大阪がトップに躍り出たのが目につきます。「都」構想が否決されてしまったため、こんなところでうっぷんを晴らしてるんでしょうかねえ。GoToイートは4人までなんて「やってるふり」必死にしているようですが、今、行政がやるべきはそういうことじゃないだろうが。

 花といえば桜。桜といえば、花。ただ、葉桜を推す人も少数ですがいます。しかし、紅葉はどうなんでしょう。私的には、秋の紅葉も悪くはないと思うのですが、あまり推す声は聞こえてきませんねえ。
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紅葉の季節始まる ハナミズキ [植物]

 昨日の新型コロナ感染者数は、全国で1733人。2000人に迫ろうという勢いです。
 東京都352人、大阪府285人、北海道230人と、あいかわらず三バカ知事の所が「ワースト」3です。以下、愛知県152人、神奈川県147人、埼玉県104人までが三桁。先日も書きましたが、かつてあれほど感染者が多かった福岡県が7人というのが何とも不思議です(11/13が16人。直近1週間でも92人と二桁)。検査数が極端に少ないのか、あるいは他都道府県にはない対策をとっているのか、知りたいところです。

 本日の紅葉はハナミズキ。
 落葉が始まりかけていますが、葉がなくなって赤い実だけが残っているのもなかなか楽しめます。春の花といい、1年のうちの半年以上楽しませんくれるハナミズキ、偉いっ!!
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東京でも紅葉の季節始まる ケヤキ [植物]

 先ほど買い物に行ってきましたが、今日はわりとポカポカ陽気で温かいんだから〜(古っ(^^;)
 昨夜、理由はよくわからないのですが、追加原稿の依頼が来てしまったので、今日はそちらをやります。楽しいのは金にならないほうなんですけどね、やはり奥様の手前、金になるほうが優先になってしまいます。wildさん、リス太郎つん、ごめんネ。m(__)m

 昨日(11/13)の新型コロナ感染者数。全国で1693人と、またまた記録。
 東京374人、大阪263人、北海道235人と、口だけ都知事、イソジン府知事、後手後手道知事の無能無策の三バカ知事そろい踏みです。こんな状況なのにガースーはGoToも止めないし、緊急事態宣言も出さない。まっさか、無知無能無策のガースー首相を見習っているのでは(^^;。
 明らかに緊急事態宣言の結果6、7月の感染者が減った時にこそ検査の拡大、医療関係の整備をすべき時に、減ったからとGoTo発進。未だに上から目線で国民に密を避ける、手洗い励行、マスク着用をお経のように唱えるだけ。個人でやれることはすべてやってるって。その先は行政がきちんとやらんといかんでしょうが。とくに北海道など、10万人あたりの感染者数を見ても、もう医療崩壊ですぞ。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/#latest-weeks-card

 紅葉の王様、イロハモミジはもう1週間〜10日後なんでしょうが、散歩しているとあちこちで紅葉が見られます。過去にこの季節に撮ったものも混じえて、まずはケヤキから。すでに盛りを過ぎて、落葉が始まっています。(^^;
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モウセンゴケ健在です(^-^) [植物]

 病院から戻ってきました。
 例の湿疹の治療です。待つこと1時間、治療5分。といっても、患部を見せ、「薬出しておきます」でオシマイ。湿疹も減り、多分これでOKということなんですが、治ったと思っても薬は使い切ってくださいと言われました。見た目は完治のようでも、菌が残っていると再発の恐れがあるんだそうです。
(wildさんから湿疹ちょっと長すぎるという意見をもらいましたが、すぐ病院に行けばよかったと、今になって思います。月曜日に「あれっ?」と思って薬局で薬を買って塗っていても効果なし。しかたがないと意を決して木曜に行ったら、この日はお休み。で、結局、見てもらえたのが金曜。薬の効果は間違いなく出ているので、月曜日に行っていればもっと早く完治していたと思います。(^^;)

 ここ何日か新型コロナのことを書いていますが、昨日は全国で1643人の感染(過去最高)。
 東京都393人、北海道236人、大阪府231人、神奈川147人、愛知143人・・・。完全に抑え込み失敗です。なのに、GoToを止める気はないようです。北海道知事は無知無能無策首相に会ったり、あいもかわらずススキノがーなんて言ってる場合じゃないでしょうが。明日の数字を見るのが怖いです。

 このところ撮影にも行っていないし、ブログ更新休もうかなと思っていたところに、「以前、花の写真もアップされていたモウセンゴケはまだ健在ですか?」というメールが届きました[グッド(上向き矢印)]。はいはい、健在です[るんるん]。特急で撮ったものをアップしまーす[わーい(嬉しい顔)]
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秋晴れの富士山 [日記・雑感]

 新型コロナの感染者数は予想通りというか「順調」に増えて、11/11は全国で1536人。三桁は東京都317人、大阪府256人、北海道197人、神奈川130人、埼玉116人、愛知104人。無能無策の政府がGoToなんて未だに言っているので、まだまだ増えるでしょう。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201111/k10012706411000.html

 晴れていて風が強いので、隅田川の橋まで出かけて、久々に富士山を撮ってきました。ニコンV1+70-300mmテレ端での撮影です。35mmフィルム(所謂フルサイズ)換算810mmという超望遠なので、ISO100 f8.0でもssは1/1250secで手持ちで十分撮影できます。やや画像が甘いのは空気の揺らぎとレンズ、センサーの解像度のためで、私の「腕」のせいではありません(と、思う(^^;)。
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学術会議問題で、どうでもいいようなことを思い出しました。大学時代、憲法の長谷川教授が、国務大臣・金森徳次郎が、日本国憲法一〇三条の中で、第二三条がいちばん覚えやすい条文だと言っていた、というエピソードを話していました。第二三条とは「学問の自由」に関する項目で、
「学問の自由は、これを保証する。」
 「学問の 自由は、これを 保証する。」と区切って読めば、見事な五七五。そんな覚えやすい条文をすっかり忘れてしまっているのが、今のガースー内閣ということなんでしょう。
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SHさんから晩秋の昆虫パレード [鳥以外も撮る SH]

 11/10新型コロナ感染者数(21:00)。口だけ都知事の東京が1位の座は明け渡さんぞとばかりの293人、都にはなれなかったがこっちでは負けんぞとイソジン府知事の大阪も堂々の226人。後手後手道知事の北海道も負けるものかと166人。・・・というのは冗談ですが、この段階まできて未だに手荒い、マスク、密を避ける、しかし、GoToトラベルもイートもやる。ったく・・・。[むかっ(怒り)]
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201110/k10012704711000.html

 学術会議委員任命拒否の問題点。毎日新聞にわかりやすい図が載っていました。
https://mainichi.jp/graphs/20201103/hpj/00m/010/001000g/2
 今、問題になっているのは国会でのかつての政府答弁との整合性がとれていない点です。学術会議の組織の在り方等は全く別の問題で、どうしても問題にしたいのなら任命問題が終わった後でやればよろしい。

 かなり鳥のいい写真を撮っているSHさんですが、このブログの読者に鳥嫌いのKMさんがいるので、よほどのことがない限り鳥の写真はアップしないことにしています。そのためというわけでもないのですが、SHさんからの写真は昆虫か花の写真が多くなっています。今回もちょっとレアな写真も混じえての昆虫展。風邪をひかないか心配です。インフルのワクチンは射ったのかなぁ?
↓オオウラギンスジヒョウモン産卵
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↓クロコノマチョウ秋型
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↓ナガサキアゲハ♀
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↓ミドリヒョウモン産卵
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↓ムラサキシジミ♀
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↓ムラサキツバメ♀
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↓ムラサキツバメ♂
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↓ルリタテハ羽化
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★バイデン氏の勝利演説&ハリス氏の演説全文が英文で載っていました。中日新聞もなかなか粋なことをします。
「Who doesn't see Red and Blue states, but a United States.」なんてリズムもいいし、こういうことを書いてくれる人間がいるんでしょうね。菅くんの空虚かつ棒読みの演説とはえらい違いです。「God bless you.」なんて、おおっ「コウノドリ」だと思いました。最終話だったかに星野くんが綾野くんのピアノ演奏を見てつぶやく言葉です(と、言いつつ記憶あやふや)。ハリスさんの「But while I may be the first woman in this office, I won’t be the last.」は、新聞の見出しにもなりましたね。
https://www.chunichi.co.jp/article/151354?rct=tag_shimenlink

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散歩のついでに南千住の木の実 [植物]

 新型コロナの感染者数は、北海道がついに200人の大台に乗り、157人の東京を抜いて全国1位になりました。こういうのは、全然自慢になりませんねえ。北海道のへっぽこ知事は、対策が後手後手でただ慌てふためいているだけに見えます。6、7月と感染者数が鎮火したとき、何やってたんでしょう?
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/
 もっと早い時期ならともかく、200人のうち158人が札幌市内(東京都より多い!)。これって、もはや市中感染、感染爆発寸前でしょう。今になってススキノの時短営業を言い出したところで、もう遅いって。GoToの問題もあるし、菅はさっさと学術会議任命問題を謝罪し(森友、加計、桜のときもそうだったが、こういう事態になると因果関係を全く無視したネトウヨが必ず「いつまでもそんなことやってる場合じゃないだろう」と言い出す)、全国的にどう取り組むのか指導力を発揮すべきときなのに、ガースー言っているだけで全く役に立たない。
 そう思っていたら、忖度保身者・新型コロナウイルス対策分科会会長の尾身茂おじさんが久しぶりに出てきたので何か具体的な対策案でも表明するのかと思ったら、「現下の感染状況は一言で言えば徐々に感染が全国的に見ても増加しているのは間違いない」だって。そんなもん、数字を見れば子どもにだってわかるわいっ![パンチ]

 昨夜は、wildさんから原稿の校正ミスを指摘されてしまいました[がく~(落胆した顔)]。あ、これは(人名)漢字を直さなきゃと思っていたのですが、その後の文章を1行ほど削ったため前後のつながりばかり気にしていて、かんじんの漢字修正をコロッと忘れてしまいました。かつては、人名の漢字を間違えるなことは絶対になかってわけで、早い話がボケです。日々、老人力が増大強化されていることを痛感させられました[もうやだ~(悲しい顔)]

 今日は昼から仕事の打ち合わせがあり、その前に整骨院にも行きたいので、先に断っておきましょう。本日のブログは、手抜きです。内容がないじゃないか、というようなクレーム、難癖、嫌がらせには一切リプライしません。(^^;

 それらしいタイトルをつけましたが、単に目にした木の実を何の工夫もなく撮っただけ。散歩道には以前はリンゴやヒメリンゴもあったんですが、ヒメリンゴはかなり昔に、リンゴは2、3年前になくなってしまいました。実が成らなくなったんではなく、木そのものが切られてなくなってしまったんです。ぶつぶつ。
↓カキ
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↓ナツミカン
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↓イヌツゲの花と実
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散歩のついでに紅葉と花 [植物]

 昨日の荒川区長選挙と区議補欠選挙。アメリカ大統領選挙とは間逆の意味で驚き。選挙権を得てから一度も棄権したことのない私が経験する最も閑散とした盛り上がらない投票会場でした。まあコロナの影響もあるのでしょうが、投票率30%もいくのでしょうか?確か前回の区長選挙も30%くらいだったと思うのですが、1/3以下の人間の投票で政治が決まっていくのかと思うと、ちょっと怖い気もします。

 とりあえず散歩のついでにニコンV1+40mmmicro(IHさんからいただいた物。人徳です(^^;)で、何枚か撮って来ました。仕事のほかに整骨院、病院(手の湿疹)と忙しくてなかなか一眼を持ち出しての撮影に出かけられません(もちろん、年齢による体力低下もあります)。
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紅葉の中の東京スカイツリー [日記・雑感]

 今日は、荒川区の区長選と区議の補選です。
 アメリカ大統領選と比べるとぐぐーっとスケールダウンは否めませんが、選挙を一度も棄権したことはないので行ってきます(選挙は権利ですからねえ。棄権したのでは文句も言えませんから)。

 新型コロナ、「自粛」の成果もあって6、7月に感染者数が減りました。冬になればウイルスが活発化するのはわかっているので、この時期に医療体制の立て直しなど徹底的にウイルス対策をすべきにのに、経済ガースーとGoTo開始。その「成果」がここ数日出ているような気がしてなりません。
 7日は、東京都294人、大阪府191人、北海道187人、神奈川県137人、愛知県113人・・・だいたい人口順に並んでいます。東京の口だけ知事、大阪のイソジン知事の2大無能知事の所は予想通りですが、印象的なのは北海道の187人。若い知事が出てきて「すすきのがー」なんて「夜の街」のせいにしている場合じゃないだろがっ。ここもボケ知事だったか、タワケ!
https://mainichi.jp/articles/20201107/k00/00m/040/208000c

 気分転換を兼ねて、本日は、向島百花園から撮った、紅葉の中の東京スカイツリー。もちろん以前に撮った写真ですが。来週の木、金あたりに都合がつけば、また百花園に行って来ます。
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↓「新しい写真」なんて言ってくる「不届き者」がいるので、散歩のついでに撮って来ました。内容はなくても新しい写真。これで文句あるめえが。
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五稜郭公園の紅葉 [旅]

 天気が悪いという予報だったはずなんですが、薄日が差しています。ただ、さっき買い物に出かけてきましたが、ちょっと寒いですねえ。

 紅葉写真が続きますが、1枚1枚を撮った写真からちょっと目先を変えて、北海道・函館は五稜郭公園の紅葉です。以前、家族(お子様が「鉄ちゃん」です(^^;)で新幹線で函館、そのあと札幌、小樽と旅行したときのコンデジ写真です(帰りはさすがに飛行機でした(^^;)。
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紅葉・黄葉コレクション02 [植物]

 新型コロナの感染者数、東京269人、大阪125人、神奈川109人、愛知79人あたりはある意味常連なんですが、北海道が三桁の119人というのが注目されます。北海道のこのところの増加ぶりは完全に第3波を思わせます。これから寒くなるとウイルスはさらに活発になるのでちょっと心配です。逆にかつては常連だった福岡が5人と抑圧しているのにも注目。何か特別の方策でもとっているのでしょうか?
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/?utm_int=detail_contents_news-link_002

 昨日に続いて、紅葉・紅葉祭りの前夜祭。近場で見られた紅葉・黄葉の透過光写真を何枚かアップしておきます。ライトテーブルの上に置いた葉を適当に撮ったものです。いずれも過去に撮ったものばかりで、手抜きじゃないのか、と思われる方もいるかと思いますが、その通りです[たらーっ(汗)]
↓ドウダンツツジ
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↓ハゼ
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↓ハナズオウ
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↓ハナミズキ
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↓モミジバフウ
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↓ユリノキ
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※おまけ・サクラ100%(トリミング)
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紅葉・黄葉コレクション01 [植物]

 あれー、下のブログは昨夜書いて予約投稿したんですが、今朝になったらバイデン有利になっとる。よーわからんので、整骨院にでも行ってきまーす。(^^;

 アメリカの大統領選挙は、トランプが優勢のようですねー。なんだかどういう政策をやっていくのか日本からはよくわからないまま(わからないのは私だけ?)怒鳴り合いになって、声の大きい方が優勢ってことなんですかね。まあ、日本も壊れたレコードのようなガースーが首相ということで、あまり他国のことは言えませんが。[あせあせ(飛び散る汗)]

 本格的な紅葉シーズンを前に、近場で見られた紅葉・黄葉の透過光写真を何枚かアップしておきます。ライトテーブルの上に置いた葉を適当に撮ったものです。
↓イチョウ
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↓イロハモミジ
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↓ケヤキ
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↓コナラ
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↓サクラ
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↓ツタ
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SAMURAIとは「宮本武蔵」のことだった [映画・文学・音楽]

 手に湿疹ができ(ストレスが溜まっているんです(^^;)、病院で塗り薬をもらってきた(正確には処方箋を出してもらって薬局でもらう)。朝起きたときと晩の風呂上がりに塗るということなんだが、べたべたするのは何とかならんかと訊いたら、女医先生曰く「100円ショップで売っているような薄い手袋をしてください」。さっそく買って来たのだが、手袋をしているとノートパソコンのパッドをいくらタッチしてもポインターが動かないことを発見。どうやら人の皮膚でないと感応しないんだと変なところで感心したのだが、不便、不便。[バッド(下向き矢印)]

 はいっ!!(←ジャンポケのサイトウかっ(^^;)、本日は例によって「忘備録」。
 以前書いた雑文に多少加筆してのアップです。今回もブログ管理者の「忘備録」ということで、読者の方々には何一つ得るところはありませんので、スルーお願いします

 アメリカの映画サイトに「SAMURAI」という映画があがっていた。まあ「侍」といえば日本の時代劇だろうと想像はできるが、そんな映画があったのかもしれないが、見た記憶はない。何なんだろうと見てみたら、稲垣浩が監督し、三船敏郎が主演した「宮本武蔵」(3部作の第1作)だった。海外では侍=「宮本武蔵」ということなんだろうか。
 先日、アメリカの動画サイトをぼんやりと見ていたら「THE SAMURI」とタイトルのついた動画があった。ただ、アイコンからモノクロのようなので古い珍品の「宮本武蔵」かもしれないと見てみたら、なんと大瀬康一主演のテレビドラマ「隠密剣士」だった(^^;)。何にでもSAMURIとつければいいってもんじゃないんだぞ、ドアホ!
 まだ学生だった半世紀も昔に「日本剣客伝」というテレビドラマがあったが、その第1話が宮本武蔵だった。塚原卜伝、千葉周作、小野次郎右衛門、上泉伊勢守、柳生十兵衛、堀部安兵衛、針谷夕雲、高柳又四郎、沖田総司といったそうそうたる剣客たちの中で最初に選ばれたのは、最も知名度が高いと考えられたからだろう。東映チャンバラ映画の常連だった私はもちろん宮本武蔵は知っていたが、高柳又四郎は名前を知っていただけ、針谷夕雲に至っては名前すら知らなかった。
 白土三平「忍者武芸帖」の愛読者だった私としては、針金モトイ針谷なんていう聞いたこともない奴を入れるのなら、抜刀術の祖とも言える林崎甚介を入れてくれればいいのにと思ったものだ(「忍者武芸帖」の受け売り(^^;)。ま、高柳は「音無しの剣」、針谷は「無住心剣」の開祖ということをこのドラマで知ったのは収穫だったが、だから何だ、と言われると答えようがない(^^;。針谷はドラマとしてもいま一つ話に起伏がなく、ちょっと退屈だった。さらに、柳生新陰流も本当に十兵衛でいいのかという疑問も残らないではない。
 この「日本剣客伝」は好評だったのか、後に「新・日本剣客伝」という続編も放送されたが後藤又兵衛、中村半次郎、伊藤一刀斎、平手造酒と一刀斎以外は剣客というイメージに乏しく、確かこの4人だけで終了したと思う。後藤は「豪傑」、中村は「人斬り」のイメージが強く、平手は座頭市に斬られる程度の侍だ(「座頭市」の受け売り(^^;)。要するに、4人の中で剣客と言えるのは伊藤一刀斎(一刀流の開祖で小野次郎右衛門の師匠)くらいのもので、これでは視聴率もとれなかっただろうと想像する。

 毎度のことながら大幅に話がズレてしまった。話を宮本武蔵に戻す。
 いずれにしても、侍=「宮本武蔵」というイメージは海外でも日本でも突出したものがあるのだと思う。二刀流というのも最近の言葉で言えば「バエル」。実際の宮本武蔵がどうだったかというようなことは、ここではどうでもいい。吉川英治の小説で形成され、ラジオ、テレビ、映画で描かれた剣聖=宮本武蔵というイメージこそ重要なのだ。そして、剣の道を極めようとする「求道者」武蔵のイメージが日本人の美意識と見事に合致するのである。ということで、そのイメージとしての宮本武蔵に関するどうでもいい話を、だらだらとしてみることにする。読んでみたところで、単なる老人の戯言のようなものなので、暇のある人だけ読んでくださいと、再度断っておく。

 まずは大昔の話。
 といっても宮本武蔵の生きた時代ほど古い話ではない。たかだか半世紀ほど前、つまり私がまだ若かったころの話である(えっと驚く人がいるかもしれないが、何を隠そう、私にも、若いころはあったのだ(^^;)。
 講談社から「吉川英治全集」が出ていた(第1回配本は確か「鳴門秘帖」だったと思う?)。国民作家と言われる吉川英治だが、私はそれまでただの1作も読んだことがなかった。家に父の買った「新・平家物語」があったのだが、長過ぎて読む気がしなかった。それでも気にはなるので、本屋で手に取ってみたたのが「宮本武蔵」である。
 もちろん、宮本武蔵のことはテレビや映画で知っていた。人をバカにしてはいけない。(といっても、巌流島で佐々木小次郎と闘って勝ったという知識くらいしかなかったのだが(^^;)。それでも、後で書く稲垣浩監督、三船武蔵の3部作もテレビで見ていたし、何より島田省吾・武蔵、辰巳龍太郎・小次郎の新国劇を名古屋御園座で見ているのは大きなプラスポイントだ。
 巌流島への行き帰りはロープで引っ張られた船が花道をガラガラと進んで行くという豪華版だった。闘いに勝ち、花道を戻っていく島田省吾・武蔵にあちこちから声がかかったのを今でも覚えている。その新国劇自体が今ではなくなってしまったが、この舞台を見た人ももうそれほどいないと思う。何を言いたいのかというと、自慢である。まあ、そんなわけで、剣豪・宮本武蔵を描いた吉川英治の原作はどんなものなのだろうと素朴に思ったわけだ。

 全3巻のまず第1巻を買った(600何十円だったか高くはなかった)。まあ、全3巻の3巻目から買う人間もいないと思うが、とりあえず家に帰ってきて読み始めた。ところが、これが全然おもしろくないのだ。剣豪小説だと勝手に決めつけて買い求めた私が悪いわけだが、なんともスピード感がなく、ゆったりしている。とても、手に汗握るチャンパラ小説ではなかった。残念(柴田錬三郎「眠狂四郎無頼控え」のラストの疾風怒濤の剣さばきと比べれば一目瞭然である)。
 というわけで、この第1巻はあっという間に古本屋行きとなってしまったわけだが(第1巻だけという中途半端なものは引きとってくれない可能性があるので他の本と一緒に売った。まとめていくらという値段が出るので、この第1巻がいくらだったのかは永久にわからない)。
 ついでに書いておくと、それから10年も後、会社での知り合いに親がエレック・レコードの社長をしていた奴がいて、「おもしろいレコードがある」と言われて見せられたのが「宮本武蔵」。徳川夢声が吉川英治の「宮本武蔵」を朗読したという伝説のラジオ番組(だったと思う)をそのままレコード化したもので、何十枚あったのか数えなかったが大きな箱に入っており、とても1人では運べないようなシロモノだった。せっかく来たのだからと1枚目を聞かせてもらったのだが、「・・・それを聞いた竹蔵は、・・・」てな調子でラジオの朗読音声をそのままレコードにしただけのシロモノで、そこには何の工夫もない。すぐに眠くなった。当人には言わなかったが、こういうものを作っていたんじゃあ潰れるわなあ、と思ったものだ。「タダであげるから」と言われたが、「置き場所がない」と丁寧にお断りした。

 では、何度も映画化、ドラマ化されている「宮本武蔵」はおもしろいかというと、これがまた微妙なのである。武蔵の映画は、戦前の片岡千恵蔵や1970年代に入っての高橋英樹など、テレビドラマでは丹波哲郎以下、三國連太郎、滝田栄、役所広司、上川隆也など吐いて捨てるほどある。あ、木村拓哉がやった全然、武蔵に見えない宮本武蔵もあったゾ。そんな中で、東宝版3部作と東映版5部作が代表だと思うので、以下この2つのシリーズについて、だらだらとその感想を書くことにする。どちらも観たのは半世紀以上も前のことなので記憶違い、勘違いがあっても責任はとらない(きっぱり)。
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 まずは、東宝版。
 稲垣浩監督の「宮本武蔵」(1954)「続宮本武蔵 一乗寺の決斗」(1955)「宮本武蔵 巌流島の決斗」(1956)の3部作。1954年から年1作ずつ作られた。昔々の大昔、NHKだったかのテレビ放送で見たのだが、当時家にあるのは当然のように白黒テレビだったので大人になってから見たとき、カラーなのにびっくり。キャスティングを見ると、
宮本武蔵:三船敏郎
佐々木小次郎:鶴田浩二(第2作から登場)
沢庵:尾上九朗右衛門
本位田又八:三國連太郎
お通:八千草薫
お甲:水戸光子
朱実:岡田茉莉子
吉岡清十郎:平田昭彦
吉岡傳七郎:藤木悠
宍戸梅軒:東野英治郎
 当時の東宝時代劇の2枚看板だった三船と鶴田を出しているのだから、相当力がはいっているのがわかる(この2人は同じ稲垣浩監督の「柳生武芸帳」や岡本喜八監督の「独立愚連隊」「暗黒街の弾痕」などでも顔を合わせている)。では、おもしろいのかというと、・・・ううむ、微妙だ。三船の台詞が聞き取りにくいのは黒澤映画以来の伝統で仕方ないにせよ、超絶にかわいいから少しは許すとしても、八千草薫のあの立て板にセメダインの棒読みは何だ。朱実役の岡田茉莉子のほうがよほどうまいぞ(歳をとって八千草がきれいなおばあさんになり、岡田が化け物になってしまったのは、また別の話)。八千草薫は亡くなるまでヘタクソだったが、もうここまでくると「ヤチグサカオル」として成立してしまっているので、文句は言わない。八千草薫は死ぬまで八千草薫だったのだ。
 佐々木小次郎の鶴田浩二と吉岡清十郎の平田昭彦はピッタリのはまり役。鶴田はちょっと歳なのが残念だが、なで肩の天才美青年でかついかにも強そうなのがいい。しゃべり方も天才にありがちな「上から」の感じがよく出ている。平田は東宝特撮映画の常連(なにしろ初代ゴジラを骨にしてしまったオキシジェンデストロイヤーの発明者であり、ミステリアン研究の第一人者)で私のご贔屓なのだが、ちょっとインテリ的な感じがよくイメージにマッチしていた。確か当人も東大法学部卒の超インテリだったはず。
 第1作はアカデミー外国語映画賞を受賞しているが、だからといって名作というほどのものでもない。退屈はしないが、まあ、全体としては可もなく不可もない映画と言っておこう。はっきり言って、退屈なのは第2作目だ。
 東宝マークのとともに始まる團伊玖磨の音楽は青年武蔵をイメージさせるワクワクする感じでとてもいい。東映版も伊福部昭(「ゴジラ」の作曲家)でがんばってはいるのだが、重厚を意識しすぎたのかどうも好きになれない。音楽は東宝版に軍配だな。
↓東宝版タイトル

↓東映版タイトル

 続いて、東映版。
 内田吐夢監督の「宮本武蔵」(1961)「宮本武蔵 般若坂の決斗」(1962)「宮本武蔵 二刀流開眼」(1963)「宮本武蔵 一乗寺の決斗」(1966)「宮本武蔵 巌流島の決斗」(1967)の5部作。これも1961年から年1作ずつ作られた。こちらは、名古屋東映、SK東映という封切館で全5作とも見た。こちらの出演者は、
宮本武蔵:中村錦之助(断固、萬屋錦之助ではない!)
佐々木小次郎:高倉健(確か第3作から登場)
沢庵:三國連太郎
本位田又八:木村功
お通:入江若葉
お甲:木暮実千代
朱美:丘さとみ
吉岡清十郎:江原真二郎
吉岡伝七郎:平幹二朗
 さすが東映映画というか、看板スター中村錦之助を筆頭に御大・片岡千恵蔵なども出ているのでこちらも力が入っている。で、どちらの出来がいいのかという話になるわけだが、この2つのシリーズを両方見た人に感想を訊くとまず80%がこの東映版のほうがおもしろいと言う(尊敬する故・双葉十三郎さんもそうだ)。私も、微差だが、まあ異論はない。中村錦之助がアイドルから俳優になった転機の映画である。では双手を挙げて東映のシリーズは傑作かというと、それがそうでもない。
 まず、お通を演じた入江若葉の小学校の学芸会以下の下手さ。東宝の八千草薫も下手では人後に落ちないが、入江若葉はそんなもの問題にしないほど突き抜けた下手さなのである。いくら大女優・入江たか子の娘とはいえ、金をとって見せるものではない。無料で見られる小学校の学芸会だってもう少しマシだと思う。マジ開いた口が外れてしまう。それくらい下手なのだ。世界演技下手リンピックなんてものがあったら、金メダル間違いない。どえりゃあ下手、ドベタ、超絶下手と断言できる。
 それと、小次郎の高倉健。東宝の鶴田浩二が適役だっただけに、その下手さが際立ってしまう。そもそも私のイメージでは小次郎は女性の着物が似合うようなスラッとした美男子で、動きも踊りを踊るような美しさがなくてはダメなのだ(実物は大男だったという説もある。あくまでイメージ)。その点、健さんは武骨だし、力強さはあっても動きが重い。朴訥で、華麗さがないのだ。健さんが女着物着て踊る姿を想像できる人がいるだろうか。絶対に想像できないとは言わないが、それはもう完全に喜劇だ。私は、健さんフアンでオールナイト上映にも何度も足を運んだくちだが(昭和残侠伝」の池部良と殴り込みに行くシーンなど感涙ものだ)、このときの小次郎役は間違いなく健さんの黒歴史だと思う。
 あと、悲しいほどの巌流島のショボさ。
 第1作以外退屈だった東宝作品でもさすがにこの最後の決闘だけは打ち寄せる波が朝日に輝く美しさといい素晴らしい出来映えを見せているのに、東映作品では波もほとんどなく、ただ鈍重に見える健さんがあっという間に死んで終りという呆気なさ。キネ旬だったと思うが、予算の関係で琵琶湖だったかで撮ったとかいう記事を読んだ記憶がある。そりゃあ打ち寄せる波もショボイわなぁ。最終話なんだからいいかげんな映画でもそれなりに客は来るはずだという計算なんだろうか。観客をバカにしているとしか思えない。いや、完全にバカにしている。予算云々はそっちの都合だろう、こっちは金払って見に来てるんだぞ。最終話まで作ったんだから、なんて言い訳にもならんだろうが。5本も作ったそのクライマックスがこんなんでいいと思っているのかっ。波が打ち寄せてこそ、巌流島だろうが。責任者、出て来ーいっ!
※巌流島の比較。東宝版はふつうに波があるが、琵琶湖で撮った東映版にはほとんど波がない。また、カメラアングルを下げると向こう岸が見えてしまうためかやや俯瞰の構図に終始している。
↓東宝版
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↓東映版
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 落ち着いて、落ち着いて(^^;。
 別に評論でも何でもないので、だらだらと思いつくまま書いている。繰り返しになるが、東宝作品では1番出来のいいのは第1作、最低は第2作。東映作品では最高が第4作で、最低は今書いた通り最終の第5作。それまでの貯金があるので全体としては東映作品のほうが若干出来はいいと思うのだが、だからといって傑作シリーズと言い切れないのはこの最後の決闘シーンにひどく落胆したからである。
 モンテーニュも「エセー」で人の死に際の大切さを説いているが、途中がよくても、最後の最後で大コケしたんじゃあ、身も蓋もない。くどいようだが、第5作は、巌流島の決闘という誰もが知っているクライマックスがないままシリーズを打ち切ってしまったのでは非難囂々なので、仕方なく最終話を作ってみましたという感じなのだ。これではスタッフ、キャスト、そして何よりも観客が浮かばれない。
 ほとんどの人が亡くなっており、半世紀以上も前の映画なので、今となっては不可能な話なのだが、両方のいいほうをとって作られていたらなあという思いは今でもないわけではない。以後、「宮本武蔵」は多くの役者が演じているが、どれももう1つピンとこない。正直、新しいものが作られるたびに、時代劇特有のあの「空気」とでもいうものがだんだん希薄になってくるなあというのが、率直な印象である。それと、やはりビデオはダメだね。輪郭がくっきりし過ぎていて、フィルムのときのようなひとつ違う世界を見ているという「時代」の感じがどうしても出ない。

 ところで、武蔵といえば小次郎だが、「佐々木小次郎」(1967年東宝)という映画を名古屋の名宝劇場で見たことがある。三船3部作の稲垣浩監督なので、「あの話」を小次郎の視点で作ったらどんな作品になるんだろうと思って見に行ったわけである。小次郎は尾上菊之助(七代目尾上菊五郎)。緋牡丹博徒の藤純子(富司純子)と結婚した人で、子どもは寺島しのぶと五代目尾上菊之助。七代目は今は確か人間国宝になっているはず。菊之助の小次郎は歌舞伎俳優だけにヅラがよく似合い颯爽としていて悪くはないのだが(無論、高倉健の小次郎より断然いい)何と言うか天才的剣士という感じがあまりしないのが残念。はっきり言って強そうな感じがしないのだ。途中で登場し最後に戦うことになる宮本武蔵(仲代達矢)の荒々しいイメージのほうが(結末はわかっているとはいえ)断然強そうに見える。
 それにしても、平日の昼間とはいえ、広い名宝劇場はがら空き。どこでもお好きな所にお座りになってご覧下さいませ、という状況で、閑古鳥すら(鳴くどころか)いないという悲惨なものだった。映画の出来自体もイマイチだったが、やはり主人公が負けるとわかっている話は受けないんだろうなぁ。今ではこの映画を話題にする人もいないし、今までこの映画を見たという人に会ったこともない。それなりに金をかけた映画だと思うので、この映画で最も大きな傷を負ったのは、佐々木小次郎ではなく東宝だったのだろう(^^;。
 以上、「宮本武蔵」雑談でした。(^^)/
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ネコは、狭い所がお好き [哺乳動物animal]

 11/2の新型コロナ感染者数、このところ増加傾向にあった北海道が96人と、87人の東京を抜いてトップになってしまいました。コロナは寒い所のほうが活発化するのでそのせいなのか、経済ガーとよく考えもせずに見切り発車してしまったGoToのせいなのか、最近のヨーロッパでの爆発的な感染者増のニュースを見ていると、何れにしても心配です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201102/k10012692821000.html

 11/3は、文化の日。
 日本国憲法が公布された日です(5/3は施行された日)。もともとは明治節(明治天皇の誕生日)。保守派の連中が、なんとかこの記念日を残したいと「頑張った」んでしょうな?
(当時の関係者は、明治節の日になったのは全くの偶然、みたいなこと言っていますが、今の政府答弁と同じで全くの噓ですな。)

 日曜日に写真の整理をしていたら、ネコちゃんの写真が出てきたので、何枚かアップしておきます。なぜか狭い所は、安心するようです。
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目黒自然教育園の赤い実 [植物]

 昨日の「天皇賞」は、予想通りアーモンドアイが勝ちました。すると予想通り「ディープインパクトを超えた」なんて発言があちこちで。まあ、G1レースの勝利数では超えましたが、そのG1の内容を見ると、超えたのはそこだけ、とも言いたくなります。やはり、比較というものは同一の基準でやらないと意味がない。・・・ということを先日書きましたので興味のある方はどうぞ(写真の下に記事があります)。
https://animalvoice.blog.ss-blog.jp/2020-10-29

 かつては季節ごとに最低1回は訪れ、年に5、6回は行っていた目黒自然教育園。ここは国立科学博物館の管理下にある自然園ですが、できるだけ自然の状態を残そうという意図の下に管理されていて、都会の中の森という感じです。植物名の看板が立てられているのもgood。植物があるということは動物にとっても重要で、オオタカ、カワセミ、オシドリ、クロスジギンヤンマ、ホソミオツネントンボなどもここで見ることができました。
 その自然教育園に今年は一度も行っていません。
 ひとつは歳のせい(近寄れない場所もあるので300mmF4LISは必携。これに100mmマクロとカメラボディを加えると3kg近くになります(^^;)と、天候不順のせいなんですが、今年も残すところあと2か月。果して、行くことができるのかどうか。お茶濁しに、以前撮った赤い実の写真を何点かアップしておきましょう。
↓イイギリ
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↓ガマズミ
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↓カラスウリ
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↓ゴンズイ
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↓センリョウ
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↓ノイバラ
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↓マユミ
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埼玉・日々気まぐれ日記:2020年10月 [埼玉特派員より KS]

 今月も月初めは、埼玉のKSさんからの「気まぐれ日記」。
 学術会議の任命問題や核兵器禁止条約に関する意見など、今月の「日記」に書かれている意見には、私には頷けない部分が多々ありますが。個人への誹謗中傷でない限りこのブログは、発言の自由、発言の場は保証しています。自分の考えと違った投稿もアップするし、今後も遠慮なく「日記」を続けてもらいたいと思います。
※「虎の門」「ニュース女子」というネトウヨが論拠としている番組ばかり見ているとアホが感染しちゃいますよ。10/12に奥様とのやりとりで右傾化云々の話が出てきますが、一方的な情報をただ受け入れているだけで、それを検証・吟味する考えを放棄しているようにも思えます。たとえばBS-TBSの「報道1930」などもご覧になったらいかがでしょう。自民党から共産党まで幅広くゲストを迎えていて、私は、今いちばんバランスのとれた報道番組だと思っています。
 あと、アニメの「Saki-咲-」はオカルト少女麻雀アニメだとすでに話したはずです。私が楽しめたのは長野大会の決勝戦(15-19話)と、「咲Saki阿知賀」で咲の姉・照が登場する9-12話あたりですかね(めちゃめちゃ強い!(^^;)。

↓KSさんが大好きで、私もあるところまでは熱心に見ていた007シリーズ(KSさんは、高校時代、遠足のバスの中で「ロシアから愛をこめて」を唄ったほどのマニアでした)。初代ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリーさんが亡くなりました。第2作目の「ロシアから愛をこめて」は半世紀も経った今見ても十分おもしろい傑作ですし、ボンドを演じた役者も6人とかになったと思いますが、やはりボンドと言えば未だにショーン・コネリーですね。合掌。
https://www.youtube.com/watch?v=C6Z_6MyBTCQ
https://www.youtube.com/watch?v=vYu5DBkjkiE

↓昨夜のテレビは、ハロウィンで満月だなどと大騒ぎしていますが、私が撮ってみたところ、いつもと同じの何の変哲もない満月でした。
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………………………………………………………………………………………………………………………………
10月1日(木)
 午後から晴れ。珍しく昼飯後に少し歩いた。その時点では曇っていて気持ちが良かった。途中先日見つけた郵便局の支社で郵便物を出してきた。小さな郵便局で客はいなくすぐに処理してくれた。中央郵便局だと大きいが客も多く待たされることが多い。ティバーで「刑事7人」最終回を観たがストーリーをめちゃくちゃいじってこんがらかせ、面白くなかった。刑事ものは最近こんなストーリー(奇をてらう)のものが多い。今日は中秋の名月。コンデジでベランダから写真を撮った。
 東証システムダウンで1日株取引中止だったようだが、何をやっているのかねえ。自分は株の売買は全く興味なしで、どうでもいいことだが、日本として情けない。先月の日記で月を間違えていた箇所が3か所も有った。それ以前にも同じことが有った。注意力が散漫になってきている。

10月2日(金)
 今日は約1時間のウォーキング。南浦和方面に大きな水槽に鯉を泳がせている家が有る。歩道際で自由に見てくださいと言っているようで何枚か写真を撮った。趣味でやっておられるのだろうな。歩数5750歩。いい天気だった。今晩は満月。ちゃんと見えた。

10月3日(土)
 今日の競馬はよく分からなかった。結局は負けだったが、ピンとこない時は馬券は買わないことだ。
 日本学術会議、色々と問題ありそうで世間は大騒ぎ。ところで「科学者」とは何ぞや。憲法学、行政法学、刑事法学、歴史学、キリスト教学、政治学、これらの学者さんたち6名は科学者なのかいな(どうもそうらしい、自然科学者だけかと思っていた)。 中日がやっと3位に上れたとか。ほんと中日の戦力は落ちたもんだ。

10月4日(日)
 近場のバス停からバスに乗ったのは6:20頃。7:51の新幹線に乗り名古屋着9:31。名古屋鉄道で朝倉駅に到着したのは10:20頃。息子が駅に迎えに来てくれお寺に着いたのは10:40分頃。母の3回忌、父の23回忌回向が始まったのは11:00頃。回向終了後雑談したあとお墓参りしたのは12時近かった。弟夫妻、義妹、息子家族、裏のおばさん、そして我々で大人8名孫4名の出席だった。会食は無くお寺でお別れした。我々と弟夫妻は名古屋で食事をした。他の人たちには「お食事代」をお渡しした。家に帰ってきたのは17:30頃か。昼食は久しぶりの豪華うな重。美味かった。生ビールを飲んだのも久しぶりの事。
 朝の新幹線はガラガラで1車両に10名程しか乗っていなかった。いつもは新幹線でテロップとして流されるニュースを見ていたのだが、今回はニュースが全く流されていなかった。経費節減なのか、スポンサーがいなくなったのか?帰りの新幹線も同じだった。久し振りの遠出で結構歩いたと思ったのだが歩数は6630歩。しかし疲れた。約10か月ぶりの知多の様子はほとんど変わっていないように見えた。4人の孫娘たちはどんどん大きくなっていた。一番下の娘は昨年末頃だっこしていたのだがよちよちながらも歩いていた。上の子3人ともメガネをかけていて驚いた。中日はまた4位転落。あかんなあ。

10月5日(月)
 今朝は曇りで時々ぽつっと雨粒が手に当たる感じだった。ATM、スーパーに寄って約1時間のウォーキング。昨日会った弟は1万歩ほど歩いているそうだが自分だと約2時間歩く感じかも。今日の歩数4780歩。

10月6日(火)
 今日はいい天気だった。新聞を取りに行ったきり外には出なかった。携帯も机の上に置いたままで歩数はゼロ。久し振りに少し文庫を読んだ。「暗殺者グレイマン」

10月7日(水)
 朝の内陽は照っていたがその後曇りとなった。今朝のウォーキングは少し陽に当たったが気持ちよかった。1時間足らずで3520歩。本当に歩くスピードが落ちたようだ。そのことを知多に行ったときカミサンからさんざん言われてしまった。出来るだけ速く歩こうとしているのだがなかなか足が動いてくれない。
 ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」最終話面白かった。三浦春馬は途中から消えてしまったが。
 まだまだ日本学術会議問題は続くようだ。さっさと政府から離れて独立すればいいのに、と単純に思うのだが。問題は総理が人事に口出しをしてはいけないのにしたことが学問の自由を阻害していると大騒ぎ、そうなのか。国家公務員は一般社会とは違うようだ。社長が人事をにぎるのは当然。学術会議は会議から出された名簿通りに選任せねばならないと法律に書いてある、そのように理解されてきているようだ。任命とはただ黙って承認する意味だと。そうならば明確にそう書けばいいと思うのだが。菅首相を擁護する気はないが。いずれにしろ任命を外した理由は国民一般が分かるように説明すべきだろう。
 それよりも不可思議に思うのは、日本学術会議の日本の最高の学者さん達なんだろう?どうして理路整然と菅が下した判断は法律違反であると説明できないのか?説明しても聞かれないのなら裁判所に訴えればいいのじゃあなかろうか。外された6名の学者さん政府を訴えればいいのではないのか。訴える権利は保障されている。と、思うが間違いかな。
 台風14号が近づいてきている。どうも日曜日に関東に近づいてくるようだ。日曜の競馬は大丈夫なのだろうか。唯一の大きな楽しみなのに。

10月8日(木)
 今日は一日雨。外出無し。世間は日本学術会議のことで相変わらず大騒動である。

10月9日(金)
 朝から雨。傘さしてのウォーキングは1時間弱、歩数4800歩。途中から腰が痛くなってきた。

10月10日(土)
 今日は台風の影響で1日中雨。競馬は3競馬場開催。一部事前に指定席券を購入した観客に限定して入場を開始したそうだが競馬中継画面で見る限りでは少ない観客のようだった。一般に開場されるのはいつのことやら。今日の収支はプラスで面白かった。単勝、複勝うまい具合にだぶらずにゲットできた。まあ珍しいこと。台風は伊豆大島方面に蛇行して行ってしまった。

10月11日(日)
 今日は曇りのまま。途中ちょっとだけ陽はさした。
 競馬は前半全く当たらず。後半になってやっと少し持ち返したがトータルマイナス。昨日のように馬が見えなかった。ソファーに座ってテレビのパドックを見て一頭一頭チェックしてスポーツ新聞にマーキングするのだが、それは変わらないのに、やはり都度見た馬への感性が違うのだろうな。だから当たったり外れたりする。冷静な判断が下されるかどうかだろう。なかなか奥が深く難しい。全然当たらないわけではないのだから、まあ楽しめる、ということだ。

10月12日(月)
 曇り空の下の約40分のウォーキング、少し汗が出たが気持ちよかった。腰は少し痛みを感じた。
 YouTubeを見ることが多いがカミサンから洗脳されているんじゃないの?と言われてしまった。つまり「あなた右傾化しているようだよ」と。あまり持論は言いたくないが食事の際にテレビニュースでそれらしき話題が出ると、「それ違うのじゃあないか」なんてつい発言してしまうが、とっさにカミサンから「それおかしいよ」とたしなめられること度々で、どうも自分では気が付かないのだがカミサンから見ると右傾化しているのかもしれない。
 マージャン映画劇場版「咲」を再度観た。全く荒唐無稽のあらすじだがやはり麻雀は面白い。アニメの麻雀が楽しみ。

10月13日(火)
 歯科医入れ歯の準備かと思いきや、抜歯した歯根がまだ復旧していないので約1か月後となった。現状総入れ歯に近い状況だが、食べ物を噛む際少し不具合を感じており、それが治ればいいと思うがまだまだ時間がかかるようだ。
 マージャンマンガ「咲」全国版1を期待して観たが、がっくり。まるで合わん。もっとリアルな映像が書けんのか。唯一続けて見てみようという理由は「麻雀」のみで、途中のあれこれ大騒ぎは勘弁願いたいがしょうがない。
 阿保らしいドラマ「あの娘の夢を見たんです02」を見た。こういうのがテレビで放映されていて見る人がいるんだ。芳根京子はいいのだが。まあ自分は観ないなあと言いながら観てしまったがあほらしい。
 ドラマ「行列の女神」ラーメン番組面白かった。不自然で大げさな感じがいくつか有ったが。今の世の中、ドラマだらけだなあ。知らないドラマが一ぱい有る。次を見てもいい。管理人さんの感性、ばっちり当たってます。
 またまたドラマ「歴史迷宮からの脱出01」まあようやってくれるよ、全く見る気がしなくすぐにシャットダウン、俳優さんによるのかも。自分には合わないドラマと思うが、これが面白いと思う人もいるのだろう。

10月14日(水)
 今日は久しぶりに1時間たっぷりと歩いた。曇り空で汗はあまり出なかった。歩数6560歩。
 マージャンマンガ映画「咲」を見た。高校生女子マージャンの全国大会。こういうのが有ることは知らなかった。出てくる女子はほとんど同じ顔に見えてしまう。違和感を感じながらも結構見てしまった。続きはまだまだ有りゆっくりと見てみるつもり。作曲家筒美京平が亡くなった。80歳。いくつか思い出す曲が有る。中日が2位に浮上したがいつまで続くか不安もうれしいこと。

10月15日(木)
 今日も曇り空のもと1時間余りのウォーキング。腰が疲れた。歩数6550歩で昨日と変わらず。
久し振りに洋画「イコライザー1」を観た。迫力が有ってすっきりとして面白かった。洋画は本当に久しぶりの事。2も続けて観よう。マンガ「咲」はその後。
 YouTubeの「虎ノ門ニュース」ですごいこと言っていた。学術会議で外された6人は公安にからむことじゃなかろうかと。どういうことなのか、よう分からん。

10月16日(金)
 今日は内科検診。血液検査結果聞くのは2か月後。インフルエンザワクチン接種。予約なしでも受けられた、もちろん無料。YouTubeで新型コロナワクチンはしっかりと検討して受けたほうがいいですよと某科学者が言っていた。もちろん日本でそのワクチンが受けられるようになった時だが。非常に意味深な意見と理解した。現時点では自分はワクチンは受けないほうが無難かなと思っている。ワクチンの副作用とコロナ死亡者率と比較して明らかにワクチンを打ったほうが安全であれば打つし、そうでなければ何のために打つのか分からない。今回のコロナは非常に死亡率が低い。と言っていた。
 映画「イコライザー2」面白かった。まあ殺戮氾濫の映画だがスリルが有ってすっきりする。黒人俳優の名前覚えられないがいい俳優。アメリカは恐ろしい社会だと改めて思った。

10月17日(土)
 競馬新聞を買いに行ったとき雨が降っていた。予報では一日雨降りだそうだ。今日の競馬はよく分からず馬券を買っていくつか当たりはしたが結局は負け。何かちぐはぐな感じだった。明日はどうなんだろう。
 福島原発の処理水でトリチウムのことが問題になっている。トリチウムは人体に有害なのかどうかは現在分かっていないそうだ。にもかかわらず全世界は原発から出るトリチウムを大洋にタレ流している。フランス、イギリス等々韓国も莫大な量を大洋に流している。福島で流そうとすると韓国から非難されるようだが自分で流しておいてどういうことなのだろう。いずれにしろ人体に良くないかどうかが分からない限りは、世界はタレ流ししていようが、日本はタンクにため込むしかないのではないのだろうか。その方法を考え実行するのが正解のような気がする。天然の雨水とほぼ同濃度になるには240年間の保管が必要という報告が有る。240年もどうやってタンクを維持するか、大変なことだが。
 中日7連勝。2位確保も遅かりしではたして2位守れるかどうか。でも気分がいい。

10月18日(日)
 牝馬三冠の最後「秋華賞」は1番人気のデアリングタクトが見事勝った。単勝は140円。当方は外れ。デアリングタクト少し入れ込み感じであまりよく見えなかった。松山騎手おめでとう。牝馬無傷の3冠達成、史上初めての事。1着賞金は1憶円。騎手は5%の金額で500万円を獲得したことになる。今日の競馬はまあまあ頑張ったが負け。来週また頑張ろう。競馬は少ないお金で投資してもはらはらどきどき面白い。特に最近は単勝ではなく複勝が面白く感じている。パドックで人気薄の馬を見つける楽しみ、レースでその馬が3着以内にくるはらはらどきどき。たまに失敗は有る。今日あるレースで複勝を買った馬が1着に来て43倍もついて、あちゃーとなったが、それもよし。複勝は実に面白い。どんな人気薄の馬が馬券に絡んでくるか、パドックでじっくりと見て判断する。この所作実に面白いと思う。なぜにもっと前に気が付かなかったのか。最初は馬連、三連複、はたまた3連単。当る確率はほぼ無いに近い。その内この買い方は無限に金を持っている人間の買い方だと気が付き、貧乏人は単勝1点だ、なんて単勝買いに変わったが、複勝のほうが面白いんじゃあなかろうかと思い始めて実行しているのが現在。大きな勝ちは無いが負けも少ない。しかし馬を見る面白さが倍増した感じである。しばらくはこの買い方を続ける予定。少ない掛け金で末永く楽しみたい。

10月19日(月)
 ウォーキング、陽はさしていたが弱く暑さは感じなかった。約1時間歩いたが疲れた。歩数6600歩。
 パソコン起動時しばらく固まってしまった。普通に戻るのにかれこれ1時間。時々こんな風になるが、どういうこっちゃあと言いたい。PC会社は知っているのかいな。急に寒くなってきて冬用掛布団が必要になった。

10月20日(火)
 久し振りに白幡緑道を歩いた。池で釣りをしていたのは老人3人だった。ちょっと前までは老人が多くたむろしていたが、やはりコロナの為なのだろう。1時間足らずのウォーキング。
 ドラマ「名建築で昼食を」を見た。面白い感じで落ち着いたドラマという感じではないが興味をひかれた。ゆっくり見てみよう。
 虎ノ門ニュースで「東京日弁連」について放送されていた。どうして日本学術会議とか日弁連とか騒がしいのだろう。聞くに左翼系の人が多すぎる偏っているのだそうだ。まあ色々な考え方の人がいていいのだが、自分にとってはあまり受け入れたくない活動家の集団のように思える。冷静にちゃんとわかる様に説明してくれるといいのだが。野党等が入ると大騒ぎになる。
 Wildさんのブログ、日本酒うまそうに、うらやましいことです。自分は自分の部屋で宝焼酎タカラカップをちびちび。知多にいた頃が懐かしい。今日もパソコンの立ち上げが非常に遅く、強制カットをし、再稼働した。なんか調子が良くない模様。

10月21日(水)
 浦和駅まで歩いた。片道約45分、疲れた。駅前のイトーヨーカ堂で衣服購入。結構人が混んでいた。伊勢丹の地下の食料品街で弁当を二人分買ってバスに乗って帰ってきた。
 YouTubeのある番組が「アイヌ」の報道をしていたが、政府は多額の税金を払っているのだから会計監査をきちっとしてもらいたいなと思った。それで問題無しなら納得。今更アイヌ民族が日本の先住民だったのかどうかは関心が無い。我々の税金が食い物にされていては腹が立つ。会計監査をしっかりお願いしたい。アイヌには色々な団体の人が入り込んで食い物にされているとか、北海道はおろか東北地方まで外国人に乗っ取られる、なんてことが言われているけれど、まあそんなことは絵空事かもしれないし、興味は無い。ただし税金は勝手に使われては困る。現実どんどん金額が増えているそうだ。
今日はこのマンション定期検査のため9:30から12:30まで停電でその間インターネットも水も使えなかった。ただし家庭内の電気は使えたとか。年に1回有るらしい。おかげで帰ってきたときエレベーターが使えなく、外部階段を7階分歩いて上がった。全く久しぶりのことで膝ががくがくだった。それでも上がれたんだとほっとした。
 マージャンマンガ「咲」はオカルトで、麻雀の色々な役を駆使して話を作っている。かなり無理な感じがした。

10月22日(木)
 買い物がてらぶらぶら約1.5時間。歩数6520歩。今日も疲れた。明日は雨模様で休憩かも。
 またまたYouTubeの番組から面白い意見が有った。中国共産党は「破壊暴力集団」だと。自分の意に沿わない人間は抹殺する、という集団である。日本共産党も抹殺集団であると。なるほどねえ。他国民の生活のことなど関係ない、自分が全てを支配するのだ。日本は日本共産党と反日集団に蹂躙されるのか、彼らはそれを狙って画策しているのだろうが、中国にはかなわない。いずれ近い将来日本は中国抹殺集団に牛耳られ支配されるだろうと思われる。北朝鮮のチュチェッソ思想など屁でもない。自分の孫、ひ孫はかわいそうと思うが、きっとその頃はみんな洗脳されているだろうから救いは有るかもしれない。
 地球温暖化は本当なのかいな、このことにより二酸化炭素削減で莫大な税金がつぎ込まれ国民生活を脅かすような国策が決められつつあるが、本当にそうなのか。色々な諸説が有って正直よく分からないが、地球は温暖化しているのか。世界の科学者が根拠ある結論を出しているのか。今は逆に氷河期に入っていると言う科学者もいる。大声で地球温暖化を叫んでいる娘がいるが、彼女は中国を全然非難しない、世界一のCO2産出国なのに。親が中国から資金援助されていると聞く。飛行機はCO2を膨大に排出するのでヨットで渡航するとか、にもかかわらず準備する彼女のスタッフは何回も飛行機で行き来しているとか。太陽光発電は出力電力より多くの電力を使っているのだとか。みんな欲得で弱いものから搾取している世の中のような気がする。
 リニア問題、静岡県は大井川の水を一滴も漏らすような地下トンネルは許さない。これで日本のリニアはお終いで、これ幸いとして中国が世界で先駆けてリニア完成となる。静岡県知事が「万歳、中国様おめでとうございます」。周様感謝状ありがとう。
と、まあ、好き勝手言いたい放題、根拠全く薄かろうが、思ったこと感じたことを書くのがいわゆる「気まぐれ日記」。
同級生からメールが有った。沖縄にいる仲間がNHKBS2の番組(来週火曜日)に出るとか。時間はいつもは寝ている午後9時。沖縄首里城についての番組だそうだ。見ないわけにはいかんだろうな。楽しみだ。今日の中日、ピッチャー大野1-0完封勝ち。やっと中日復活か、と言いたいほど頑張っている。本当に、やっと、という感じ。まあ巨人を追い越すことは不可能と思われるが。

10月23日(金)
 朝の内雨降り。傘さしてスーパーへ買い物。いつも食べているパンが切れてしまった。
 ティバーで「相棒Season19」を見た。やはり頭脳の衰えが顕著のようで、筋書きがよく理解できなかった。バーチャル世界などと全くついていけない。いつものように大雑把でふむふむと理解した風によそおって見ていた。昨日書いた単なる思い付きの日記もそんな感じかもしれない。ここずーっと人が言うことを単純に信じてしまうきらいが有るように感じている。日々気まぐれな日記なので何を書いても気にしなくていいのだが。「こんな日記は読む気がしない、いらん」、と言われたら投稿しなければいい、まあ気楽に。

10月24日(土)
 今日はいい天気だった。競馬は善戦したが負け。今一つ馬が分からなかった。

10月25日(日)
 ある番組で日本学術会議の学者はポンコツだ、と言っていた。学術会議は早く失くした方がいいと。一方学士会は優秀な人がいて良いそうだ。日本学術会議は毎年税金10憶円余りを使っているが、国民のためにそれ相応の成果をこれまでもたらしてくれたのか、どうなのだろう。どんな科学者さん達なのかまるで想像できない、よう分からん。
 菊花賞三冠の最後のレース。コントレイル無敗の三冠馬誕生。ゴール際きわどい感じだったが福永騎手頑張った。単勝110円。1着賞金1.2憶円。自分は勝つのはコントレイルだと思ったがさすがに110円のオッズでは買えない。100円買っても10円しか儲からない。100万円投資したら10万円儲かるが、しょせんギャンブルでそれはたとえその金を持っていたとしても買えないなあ。結局はみみっちく他の馬の複勝を買ったが外れた。
 今日は暖かい一日だった。明日もいい天気のようだ。
 「名建築で昼飯を」を3本続けて見た。落ち着いていてなかなか面白かった。建築物の実画を見ていて感心しながらも、こういう建物には大金が投じられ有名な人々が生活していたのか、と思うと違和感も抱いた。所詮貧乏人には縁のない建物ではるか離れた世界の生活空間だったのだと。と感ずるも、面白いから次を見たくなる。

10月26日(月)
 今日も晴天。新しいウォーキングシューズを履いたらかかとが靴擦れしてしまい、バンドエイドを貼ることになってしまった。歩いている途中で、バンドエイドなど持っていなく急遽ドラッグストアに寄ってバンドエイドを買って対処したが、かかとが擦り剝けて赤くなっており痛々しかった。自分は金銭感覚もセンスもうとく、かみさんからよく言われてしまう。「何でこんなもの買ってきたの?」自分は直感的でよく考えもしないで物を購入してしまう。センスがまるで無いと思われているし自分でも承知している。今回はウォーキングシューズ、「どうしてこんなシューズ?」と言われて初めて、「安すぎたか、もっと考えて買うべきだったかな」と反省するも「そうかなあ?」と隅っこで思っている。ファッションには全くと言っていいほど無頓着でほとんどがカミサンからの提案(?)、指示に従っている。たまに自分の意志で購入したものは、まあほとんどがけなされていると言っていいかもしれない。正直興味が無いし、センスも無い、情けないと思うが。
 中日快進撃で2位維持。奇跡の優勝可能性もゼロではないがほぼ不可能かも。
 今日はなぜかヘリコプターがよく飛んでいた。爆音は実にうるさい。
 「名建築で昼食を」今回は目黒区総合庁舎、村野藤吾設計、建設会社はフジタ・青木・山海建設JV。バブル時代の建物でお金をふんだんにかけた豪勢な庁舎。維持管理費はどうなっているのか。相当に罹っていると思われる。曲線階段、茶室等各所に素晴らしい設計がなされ施工されている。まあ遊びだな、と思った。前回も記したが、この名建築シリーズはそれなりに楽しくすごいものだが、どうなのかなあ、美術館じゃあないよな、という感じが抜けない。
 核兵器禁止条約批准国が50か国になったそうだが、全くとは言わないが効果が無い、無益な活動、金を浪費しているような気がする。おそらく核兵器以上の兵器が開発されない限り永久に核兵器は無くならないように思う。広島、長崎に原爆を投下された日本は怒り心頭だが、非情なアメリカは永久に許せないが今はそのアメリカの核をたよりにしか国民を守れない、これが現実である。北朝鮮、中国(近いうちにお隣の韓国も)の脅威からどうやって守るのか、教えてもらいたいものだ。抹殺集団からどうやって日本を、自分を守るのか。話し合いでなんて方法が通用するわけがない。極端な思いだが、この世界から中国、ロシア、北朝鮮がいなくなれば核兵器は無くなる可能性は有る。それでもアメリカ野郎、ヨーロッパ白人国は核兵器を手ばさないかもしれない。
 話変わって、Wildさんのブログはここ最近変わってきている。大きくは「俳句」。友人のダルマさんの影響が大きいのだろうと思う。Kさんも俳句をやられているようだ。夫婦そろって素晴らしいことだ。多種多趣味で人生謳歌されている風に拝見している。自分とは雲泥の差。どうして人はこんなに違うのだろう。頭脳の差で違うということは容易に理解できるが、趣味の世界つまり単なる好き嫌いの世界はどう理解すればいいのか。まあ理解する必要はなく、人それぞれでいいのだと考えることかもしれない。「やっかみ」がネックになっているのかも。別にそれをネックと思わなければ全く自由に人に迷惑を掛けなければ好き勝手すればいい。好き勝手というけれど、それが無い人はどう?まあそこまで考えるのは異常で、あくまで自然が基本だろうな。ということでぐたぐた言ってきたが、今日再びカミサンから言われたことで再考してみた。えらく長い日記になってしまった。

10月27日(火)
 1時間足らずのウォーキング。かかとがまだ少し痛かった。曇り空で汗は出なかった。
 たまたまYouTubeで6年前の或る科学者の講演会を見た。面白かった。こういう科学者がもっと世の中で事実(と思うが)を発信してもらいたいものだ。「地球温暖化」は本当なのか、原子力発電所は本当に安全なのか、必要なのか、火力発電所は地球環境に対して本当に負の遺産になるのか。等々、科学の話は実に面白い。今日見た科学者の方、全てが本当だとは思わないが、正直面白く楽しく為になったと思う。先日も書いたが、地球温暖化って本当に本当かいな。嘘で塗り固められた、欲得の世界規模の策略のような気もする。菅さんよう、だまされないようにお願いします。まじめに地球温暖化対策をしようとしているのは日本くらいと聞いている。ヨーロッパ、アメリカ、中国みんな知らんというのが本心ではなかろうか。日本人は本当に世界で唯一のまじめな国民だから、弱いところは騙され続けていることだろうな。温暖化対策など全く必要ない、ほっとけばいい、と某科学者は言っていた。
 科学者の講演会は面白い。法律学者とかの話はどんな話になるのか分からないが聞きたくないなあ。今日もついぐだぐだ書いてしまった。趣味の無い自分、こんなことが一つの楽しみである。ハロウィンジャンボ300円当たり。
 NHKBS2で沖縄首里城の放送をしていた。沖縄在住の同期の中本君が出演していた。元気にほがらかにインタビューに答えていた。前回の首里城の再建に大きな貢献をした(およそ28年前)。大量の太い丸柱の調達で全国を回り、最終的には台湾で調達したそうだ(台湾檜)。しかしそれも残念ながら昨年に再び焼失してしまった。N大建築学科卒業50周年で沖縄に集まろうと予定されているがコロナ騒ぎで延び延びになっている。

10月28日(水)
 カミサンから依頼の買い物がてら約1時間のウォーキング。今日も靴擦れが気になった。ドラッグストアでマイエコバッグを買った。ビニール製で350円、当分は使えそうだ。
 Wildさんのブログにいくつかの芸能人の似顔絵が出されていたが、もうずいぶん前にこのような似顔絵を見て感心したことを思い出した。ほんとうに人の本質を端的に絵にする才能ってあるのだなあと感心したことを思い出す(確かマンガ似顔絵コンクールだったような?)。世界では数多くの天才画家が生まれてきたが、マンガの世界でも同様で、この似顔絵の世界はあまり評判になっていないと思う。テレビでは報道されてこなかったように思うが。しかし楽しいよなあ、本当に感心する。
 YouTubeのニュース女子で○○警察なることを放送していたが、いやな世の中になったものだなあ。言うことは自由な世界だが、誹謗中傷は限度がある。最近思うのだがSNS(どういうシステムなのかよう分かっていない)で或る個人をバッシングする輩が非常に多くなっており、それを気にして自殺する人が出てきている。これ殺人罪だと思う。徹底的にこのシステムを検証すべきだと思う。人間は残酷な動物だと理解しているが、世界の中で日本人は異質でその残酷人類から外れた位置にいる人類だと思っていたが、どうかなあと最近思うようになってきた。日本以外の人種は平気で人を殺すそういう人間が多いと理解している。弱肉強食の動物人間が一杯だと。イスラム世界のいざこざ、平気で無差別殺人が世界中で繰り返されている、それを誇りに公言している。日本人にこんなことは絶対に出来ない。
 コロナ騒ぎはいつまで続くのだろう。YouTubeでPCR検査について報道していた。Ct値というのが有って、Ct39というのはコロナウィルス細胞1個の遺伝子を倍々方式で増殖させてコロナ陽性と判断する数値が39回倍増したことだそうだ。2の39乗とは天文学的な数値である。最近の病状分析で分かってきたことから、Ct39はコロナ陽性が濃厚、Ct40ではもう陽性ではないと判定すべきだとわかってきているのに、なぜか偏執狂がいて40でも陽性と判定すべきだと言い張っているらしい(コロナウィルスが1個でも発見されたら陽性だと)。それによって現在発表されている陽性者数なのだそうだ。間違っている報道がなされているということ。日本のみならず世界でもそうではないかと思われる(これは自分の勝手な推測)。やはり感染者数ではなく死者数で判断すべきじゃあなかろうかと思うのだが。政府の専門家の皆さん、本当に専門家なのかいな、単なるロートル学者さんの集まりじゃあ有りませんかねえ、などと勝手なこと書いている。とは言え、病弱ものたる自分は、人込みではマスクをし、かつ出来る限り人込みは避け電車にも乗らない、家に帰ってきたら必ず手洗い(うがいはしないが)する。ましてや飲みになど行ったことない。
 マンガ映画「鬼滅の刃」を見た。ちまたに大フィーバーしているようだ。画像を見ると昔の「はだしのゲン」を思い出した。自分のきらいな画像で最初から嫌悪感が有った。我慢してマンガを見ていたがあまりにも大げさな表現があふれていて、とうていこれ以上見ていられないなとなり、途中で見るのをやめた。なんでこの漫画がこれほどに売れているのか、理解できない。話の筋は結局復讐劇ではないか、何が鬼なのかは現時点では分からないが、恐ろしい敵にかんぜんと親兄弟のために戦う若者を描いた漫画長編にすぎないと思うのだが。画像はかなり落ちる、手抜きされたものと思う。最初に画像を見たときに分かった。二流の作品だなと思ったが、肝心なのはストーリーであり思想だと思う。マンガ第一を見る限り、いや、最初の画像から見て、何で?これが売れるのか受け入れられるのか。どうしてと言うよりわからん。が、世間では大フィーバーで映画館興行収入はたった3週間で100憶円だとか。しかし「宮崎アニメ」に比べれば雲泥の差で足元にも及ばない「手抜きアニメ」じゃあなかろうか。

10月29日(木)
 2,3日前から手の甲の表皮がひび割れてきてつい掻いてしまいただれてしまったため、皮膚科に行った。乾燥によるものだそうで塗薬を調剤してもらった。こんな経験は初めての事。
 「名建築で昼食を」今回は六本木の「国際文化会館」。縦横の線が強烈で美しい会館である。建築士巨匠の3人による共同設計だそうだ。よくまとまったなあ。この建物も豪勢でお金がかかった建物だ、敷地の広さからしてそうだ。続けて次がお茶の水の「山の上のホテル」戦後のアメリカ駐留軍のホテルとして建てられた。何度も改修修繕を重ねられてきている歴史の有る建物。著名作家が何人も利用しているとか。ただ自分の好みには合わない。

10月30日(金)
 2か月半ぶりに床屋に行ってきた。散髪料金シニアで税込み1870円。さっぱりした。待たされたのは1時間足らずで散髪時間は30分。これくらいでちょうど良い。
 ドラマ「七人の秘書」を見た。現代版「必殺請負人」でハチャメチャ無理な筋書きいっぱいであほかと言いたくなるが、やはり悪人を懲らしめる話で面白いとなる。まあ無理言ってもしょうがないが、次を見てみたい。女優さんいっぱい魅力あるねえ、それぞれ好みがあるとは思うけれど。主人公の女優さん今一つかな。なんて珍しく勝手なこと書いている。
 早いものでもう明日で10月が終わり。埼玉に帰ってきて10か月が過ぎる。約8年間の知多独身生活を経験して、夫婦の生活に戻って10か月ということ。カミサンに感謝です。
 マンガ「鬼滅の刃」再度見たがやはり続けられなかった。生理的な拒否反応のような感じがした。人それぞれ合う合わない色々。無理してみる気は全くないが一応どんなものかは見ておかねばと思っただけ。
ついさっきティバーで「七人の秘書2」を見たがまあマンガそのもの、だが痛快で面白かった。しかも色々と出てくる女優さん個性たっぷりでいいなあ。バカみたいなドラマだけれど俳優さんによってころっと印象が変わる、まさにその典型例。次回も見たくなった。

10月31日(土)
 今日の競馬は惨敗。全く馬が見えなかった。
 10月も今日でお終い。早いものでもう明日は11月。年越しもあっという間に過ぎていくように思う。今月は色々なことについて記した。ちょっと書きすぎかもしれん。そろそろプールはどうなんだろうか。
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