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ハヤカワ・ポケット・ファンタジー [映画・文学・音楽]

 午前中から暑い。もしかすると午後には「真夏日」になるかもしれません。[あせあせ(飛び散る汗)]

 安倍暴走特急は、きちんとした説明もなく法律無視の検察官定年延長悪法を何が何でも成立させたいようです。対コロナ無能無策後手後手問題、カビノマスク問題、仕事もせずに自宅寛ぎ動画問題など、一度きちんとした病院で診断してもらったほうがいいと思うのですが、忙しいので病院のほうが断るかもしれませんねー。
 で、この間の安倍のアホどたばたを見ていて、ふと思ったのは安倍は「韓国大統領の轍は踏みたくない」と思ってお友達検察官を検事総長にしたいのではないのか、ということ。つまり、韓国では大統領から降りると逮捕されたりすることが多いですよね。つまり、小心者の安倍は、それを恐れている。と書くと、いやいや首相と大統領とは違うだろうと言われそうですね。その通り、首相と大統領は全然ちがうものです。しかし、三権分立も理解しておらず、行政府の長である自分を立法府の長なんて言ってしまうアホ首相です。首相と大統領との区別などついておらず、米韓の大統領とやりとりしている自分のことを「彼らと同じ」と考えているのではと、思ってしまうわけです。

 お上の策なき外出自粛で暇になってしまったため、昔読んでおもしろかったSFを立て続けに読んでみました。ただ、かつてはSF少年だったため本の册数だけでも半端ない。というわけで、とりあえずはハヤカワのポケットブックから。
 昔々のその昔、ハヤカワ・ポケット・ミステリという自称「世界最大のミステリ・シリーズ」が早川書房からだされており、アメリカのペーパーバックを意識した洒落た作りで、私は大いに気に入っていました。そのミステリの中にいつの間にかSFが忍び込み、私が買った第1弾が写真左下のクリフォード・シマック「都市」でした。人類がいなくなった遥かな未来、地球の支配者となった犬類が過去を語るという連作短編でした。これが感動的な傑作だったため、次々と散財。(^^;
 続いてレイ・ブラッドベリの短編集「刺青の男」。よく話題にされるのが「万華鏡」で、石ノ森章太郎「サイボーグ009」のラストはまあこれのパクリでしょう。ただ、私が大好きなのは「ロケット」という短編なのですが、これって他の本(他の訳者)で読むとそれほどではない。やはり、ブラッドベリは小笠原豊樹さんの訳で読まなければと思わされた1冊です。
 ところで、写真ではちょっとわかりにくいのですが、表紙下部の黒地に印刷された文字が「都市」と「刺青の男」の2冊のみPOCKET FANTASY、その他はSCIENCE FICTIONと書かれています。いつの間にかシリーズ名が変更されたんですね。
 今ではSFもミステリもポケットシリーズそのものが本屋で見かけなくなってしまいました。文庫と比べてちょっと高いので売れないということがあったのでしょうか、絶滅危惧種もしかしたら絶滅種になってしまったのかもしれません。内容だけでなく本の見た目(装丁)や手触りなども気になる私としては、残念としか言いようがありません。
 ここのあげた6作はどれも傑作ですので各作の細かい感想など書きません。多分、どれも形を変えて早川SF文庫に収録されていると思うので、読んでみてくざいと、とだけ書いておきます。「敢えて」ということで書けば、私の一番のお気に入りは、アルフレッド・ベスター「虎よ、虎よ!」(写真左上)でしょうか[わーい(嬉しい顔)]
早川SF.jpg
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