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八重桜の季節2 [植物]

 最近、歳のせいかけっこう物忘れがある。以前、どこかの先生が「朝何を食べたのか思い出せないのがボケ、食べたこと自体を忘れてしまうのが認知」なんて言っていたので、その言葉を信じれば、私の場合は、ボケということになる。
 たとえば、パソコンに向かって原稿を書いていて、「あ、そうそうあれやっておかないと」と立ったときには何をやろうとしていたのか忘れている、映画の話をしていて俳優の顔等のイメージは浮かんでいるのだが名前が出てこない、スーパーに買い物にいくとき買う物を5つくらい考えていたのに何か買い忘れてしまう・・・。なんてことを同年代の人間としていると、たいてい皆経験があるようなので安心してしまう。ボケ老人、皆でボケれば怖くないといったところか。困ったことだが、こればかりは仕方がない。ボケが改善された、歳とって以前より記憶力が増した、なんて話は聞いたことがないので、ちょっとだけ無理をして「出かける」「しゃべる」を実行して、ボケるスピードを少しでも遅らせようと努力している今日この頃、ではある。

 昨日に続いて八重桜の第2弾。出不精で怠いからと部屋でごろごろしている人、気分転換に公園でも散歩して来るとボケ防止になりますよー。多分。
「老人よ、外に出て、春を満喫しよう!」
↓フクロクジュ
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↓フゲンゾウ
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↓ヤエムラサキ
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※なぜ上のようなことを書いたかというと、今期のテレビドラマ「アンメット」を見たからである。翌日になると昨日のことは忘れてしまっているという脳外科医(杉咲花)のドラマだ。映画・ドラマの製作者はこのての話が好きなようで、今絶好調の山﨑賢人と川口春奈ダブル主演の「一週間フレンズ」は一週間経つと記憶がリセットされてしまうヒロインの話。記憶をなくす原因があまりにアホらしく、相手の男がどう見ても山﨑賢人より落ちるのがイマイチなので残念賞。脇がけっこう頑張っていたのにもったいなかった。
https://meisoud.blog.ss-blog.jp/2017-08-09
 逆に周りがヒロインのことを忘れてしまうという「忘れないと誓ったぼくがいた」という駄作もあった。つまり、ヒロインではなくその周囲の全員が記憶をなくすという設定だが、設定自体があまりに無理筋なのでまるっきりついていけない駄作だった。
https://meisoud.blog.ss-blog.jp/2017-08-05
 まあ、記憶がなくなれば(その人にとっては)存在しないことになってしまうわけだが、それでも存在しているものは存在しているともう一歩踏み込んで描いてもらわないと、所詮、ワンアイデアの薄っぺらなファンタジーで終わってしまう。さて、「アンメット」はどうなるのか。昨今のテレビの状況を考えると、あまりいい予感はしないなあ。見てはいないがドラマ「くるり」のヒロインも事故で自分に関する記憶をすべて失っている、「9ボーダー」の1人も自分に関する記憶をすべて失っているんだそうだ。テレビの製作関係者こそ、自分自身を見失っているんじゃなかろうか?
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