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小泉堯史監督、役所広司主演の「峠」 [映画・文学・音楽]

 22:00前に地震がありました。ちょうど風呂に入っていて、最近、筋肉が硬くなっているようなので湯船の中で脚を動かしていたら予想より波が大きいので、あれっ、と脚を止めても波があるので地震とわかりました。しかし、仮の話ですが、けっこう寒くなっているし入浴中にいきなり「緊急避難」なんて言われても慌てちゃいますなあ。(@_@;)

 昨日は、気象予報士全員切腹のような一昨日(雨は昼前にあがり午後は晴れなんて予報だったのに1日雨がパラつく)とは違い、青空が広がるいい天気でした。(^-^)

 小泉堯史監督、役所広司主演の映画「峠」を観た。
https://www.youtube.com/watch?v=PWndmixnlQw
 司馬遼太郎の原作は、ずいぶん昔に読んだのだが着々と合戦の準備を整えていくあたりは主人公・河井継之助の合理性が感じられておもしろいのだが、いざ戦いが始まるとあっという間に負けてしまって、なんじゃこりゃあといった印象が残っている。映画は、そのあたりをもう少し丁寧に描いているのだが、大筋で同じなのは仕方がないか。
 役所広司、松たか子、田中泯、東出昌大、榎木孝明、佐々木蔵之介、永山絢斗、山本學、吉岡秀隆、芳根京子、香川京子、そして仲代達矢と俳優陣は豪華。ただ、各人の見せ場があまりないのは、残念。小泉監督は「雨あがる」以来一貫してそうなのだが丁寧に撮っていてその点では文句はないのだが、どうもメリハリに欠けるのが残念。2時間を超える映画なのだから、どこかに「おおっ」と思わず膝を打ちたくなるようなシーンが欲しい。もっとも、原田眞人監督、岡田准一主演の「燃えよ剣」よりは出来がよく、退屈することはない。「るろうに剣心」のようなファンタジー時代劇こそヒットしたものの、きちんとした時代劇でしかもおもしろい映画となると、撮れる人が思い浮かばないので、小泉監督にはもう一段上を目指して頑張ってもらいたい。
峠.jpg

※先日、KSさんの作品からの流れで森田公一さん作曲の作品について書きましたが、
https://animalvoice.blog.ss-blog.jp/2022-11-10
 日本レコード大賞のときの動画がアップされているのを見つけました。最優秀歌唱賞を和田アキ子さんが受賞したわけですが、なぜか沢田研二を引っ張って舞台に上がっています。作詞の阿久悠とか作曲の森田公一と舞台に上がるのなら理解できるのですが、なぜジュリー? 改めて映像を見ると、後ろで森田公一が、どうしたもんだろうという複雑な表情(阿久悠は客席)、ジュリーはそれ以上に戸惑っています(@_@;)。
https://www.dailymotion.com/video/x57c4q
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