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12月の向島百花園・花 [植物]

 今日は、愚痴がちょっと長い。まあ、あの時にはこんなことを考えていたという、例によっての「忘備録」なので、そこはスルーしてせっかく来たんですから写真だけチラッと見て、立ち去ってください。(老人力向上のため、書き留めておかないとすぐに忘れてしまうのです)

 クラウゼヴッツの「戦争論」なんて古い本など今では読む人もいないだろうが、大學時代、政治学科の学生は読んでおくべしという空気があり、流されやすい私は「仕方なく」岩波文庫の3冊を読んだ。半世紀以上も前のことで内容はほとんど忘れてしまったが、「戦争は政治の延長である」ことと「戦力の逐次投入は愚策」であることなどは今でも記憶に残っている。要するに、戦争はある日突然起こるものではなく、政治の一つの究極の姿であり戦争を始めるのも止めるのも政治であるということだ。戦力の逐次投入の愚策は、日露戦争の二百三高地などイメージすればわかりやすい。
 小学校のころ「明治天皇と日露大戦争」という映画を見た私は、何度も攻撃をしながらバタバタと倒れる日本兵を見て、なんで一気にやらずに同じことを何度もやって殺られているのだろう、司令官(乃木将軍)はバカじゃないのかと、思ったものだ。兵力が、たとえば5対10の場合、一気に来られたら5に勝ち目はないが、相手が2ずつ投入してくれればその都度撃破すればいいのだから最終的に勝利を得ることができるのだ。
 なんで、こんなことを書いているのかといえば、スカ首相以下のコロナ対策がまさにこの「戦力の逐次投入」に他ならないからだ。GoTo堅持のためにまずとったのが札幌と大阪着のGoTo停止で東京は除外。東京は問題が大きいのでとりあえず知らんぷり。しかし何もしないと非難されるので、ちょい小出し。効果がないと非難され始めたら発も自粛しよう、と小出し。東京は何もしなくていいのかという意見が強くなったら、高齢者と持病持ちの自粛と、またまた小出し。「臨機応変」なんて言っているバカがいるが、こういうのを「場当たり的」と言う。
 「勝負の3週間」なんて言っていながら負けそうになると、GoToと感染拡大は影響ないと大見得切っていたくせに12/28から来年の1/11までGoTo停止なんて言い出す。それでいて何で28日からなのかは説明しない。場当たり政策の連続小出し、まさしく絵に描いたような政策の逐次投入という愚策の上、「影響のない」ものを止めるわけで、完全に論理が破綻してしまっている。
 総理になったことで有頂天になったのか、「ガースー」なんてやっているうちに感染が拡大してほとんど手が打てなくなっしまってているのが現状だろう。対コロナを戦争ととらえれば、それは政治の延長上にあるのだから、政治で終息させなければならない。にもかかわらず、未だに経済のためにGoToは6月まで延長なんて言っている(GoTo=経済ではないだろう)。ネットで「ガースーです」なんて笑っている場合ではないのだ。
 今の政権は、戦争末期の日本軍とほとんど同じと言って過言ではない。経済を上向きにさせるのも、医療現場の崩壊を止めるのも、一にも二にも特効薬は感染を止めることなのだ。私は「生産性のない」年寄りだが、一億火の玉、一億総玉砕なんて、まっぴらごめんだゾ。(▼▼メ)

 今がいちばん花の少ない時期なんでしょうか。
 このほかではスイセンがいくらか咲いていた程度です。おかげで人は、まばら。百花園、冬の恒例である甘酒を飲み、健康のため園内を2周して帰って来ました。一眼はちょっと辛いのでニコンV1での撮影です。
↓アキチョウジ
アキチョウジ.jpg
↓サザンカ
サザンカ.jpg
↓シモツケ
シモツケ.jpg
↓ススキ
ススキ.jpg

★昨日、無事テレビのある生活に戻りました。(^^)/
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