KSさんが亡くなりました

　このブログの月初めに「つれづれ日記」として、10年近く前月の出来事などを投稿してくれていたKSさんが亡くなったと、昨日の午後、奥さんから連絡がありました。
　
　末期の膵臓がんだとは聞いていたのですが、まだ一月や二月は大丈夫だろうと、彼の記事が載っている『山波』200号の発行を急いでいました。が、徒労に終わってしまいました。彼とは高校のとき知り合ってからの付き合いなので、もう半世紀以上の付き合いになります。「亡くなった」と言われても、実感がわきません。
　最初に来たメールは、脳梗塞で入院するので２月の「日記」はお休みする、というもの。まあ、自分でメールがうてるのなら軽い脳梗塞なんだろう。ただ、場所が場所だけに少しリハビリは必要かな、くらいの認識でした。それが、転院することになったというので、ちょっと嫌な感じはしていました。その後、いろいろ検査を受けているという報告の後連絡がないので自宅の方に電話をし、奥さんから、末期の膵臓がんだと知らされました。絶句です。
↓これが最後に会ったときの、彼の「つれづれ日記」です。
「2021 １１月１６日（火）今日はアニマルさんと昼食を一緒。約１か月ぶり。天ぷら屋さんは今回も予約満席でとんかつ屋さんとなった。久しぶりの電車。相変わらず乗客のほとんどがスマホいじり、本を読んでいる人は１人きり。スマホの何が楽しいのか、ガラケイの年寄りには分からん。アニマルさんと５時間くらい色々と話した。「山波」のいきさつ説明を受けたが、よう分からん。今週の土曜日に会員が集まって今後どうするか話し合うそうだ。いずれにしろ続ける可能性が高いので、次回の原稿に取り掛かる様に言われたが。久しぶりの外出で疲れた。」
　来年は、絶対に天ぷらを食べようと誓って別れたのですが、果たせませんでした。
↓KSさんからのメールは、３月17日のこのメールが最後になりました。記録として残しておきます。
「色々検査しています。とちゅう報告うけていますがよくわかりません。ただ左の肩の痛みになやんでます。リハビリも始まりましたのでながびきそうです。ガラケイは不便ですねえ。退院しらスマホをかう予定定。」（ママ）

　高校２年のときに知り合い、半世紀以上も付き合いのあった友人が突然いなくなってしまったのです。次回の『山波』にも追悼文を書こうと思います。あれこれ考えたいこともあるので、しばらくブログ更新はお休みします。
　ただ、5/16は私自身の国立がん研究センター東病院での検診がありますので、知り合いに無用な心配をかけないためにも、その結果はお知らせします。

↓KSさんが、このブログ用に以前送ってくれた写真の中から彼自身が写っている写真を何枚か、思い出に貼っておきます。合掌。






↓高校時代の写真も１枚だけ貼っておきましょう。知り合った高校２年のときの写真です。亡くなった上島竜兵さんが所属していた「ダチョウ倶楽部」の、「やぁー」じゃありません。「ウエストサイド物語」が流行っていた時代で、予餞会出し物の練習風景です。改めて見ると、さすがにこの頃は、私も普通に毛があったし、そこそこカッコよかったのではないかと。(^^;