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本日、憲法記念日 [日記・雑感]

 昨日5/2は、考えてみれば普通の日、平日。明日からはまた本格的に休むぞーとばかりに整骨院に行ってきました。施術を受けた日は体が軽くなり痛みも半減して快調なんですが、だいたいその日1日だけというのが残念ですねえ。向こうは、「週2日来られるといいですよ」と言ってくれるんですが、徒歩圏ではなくバスに乗って行くということになると、なかなか・・・。

 本日は、5/3憲法記念日です。
 もう少し正確にいうと、敗戦の翌年1946年(昭和21年)11月3日に公布され、1947年(昭和22年)5月3日に施行されました。ロシアのウクライナ侵略、北朝鮮のミサイル発射などを背景に、従来の「専守防衛」の声よりも、敵基地攻撃力の声の方が高まっています。維新の元代表弁護士などは、核共有が必要だ、なんてキイキイ叫びだす始末です。
 法律論的には、まず現行憲法下でどのような防衛が可能なのか議論するのが筋というものなんですが、なんだかそこを飛び越して改憲論議がなされています。ウクライナ情勢を見ていると、原発というものは有事の際にはとてつもなく危険なものだとわかるはずです。原発銀座の福井県が攻撃されたら日本はどうなっちゃうんでしょうねえ。しかし、今のままで原発は大丈夫か、という議論はほとんど聞こえてきません。
 また、日頃、アメリカの核の傘(の下にいるので日本の安全は保たれている)とする日米安保堅持論者からも、日本が攻撃されたときアメリカはどのように動いてくれるのかという話は出てきません。むしろ、駐日米軍基地があることで日本が標的にされる可能性があるのではないのか、日本がアメリカの防波堤になっているのではないのか、日本が攻撃されても米露の取り引き材料に使われるだけではないのかという疑問に対しても説得力のある説明は聞こえてきません。
 そういうところをきちんと精査して、必要なのに現行憲法下ではできないことがあるのか、あるとしたら具体的にどういう点なのか、必要なのは、まずそこです。
 こういう時こそ、権力を持っている人間の意見が通る、声の大きい奴の意見が通る、ということではなく、一度深呼吸して冷静な議論が必要だと、かつて法学部に所属したことがある古稀を過ぎた年寄りは、今のあまりに大ざっぱな改憲論に直面して思うわけです。
 あえて訊きますが、そもそも日本国憲法、読んだことありますか?
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/dl-constitution.htm

花いっぱい.jpg
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