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最後の映画にパクリはいかん(▼▼メ) [映画・文学・音楽]

 「天外者(てんがらもん)」という映画を見ました
 NHK朝ドラ「あさが来た」で一躍有名になった五代友厚(ディーン・フジオカ)を主人公にした映画で、自殺した三浦春馬が主演した最後の映画ということでも話題になった映画です。ただ、そうした要因を抜きにして見ると、確かに三浦春馬の熱演は認めるものの、話のつなぎ方がかなり乱暴で、えっそうなのという場面が多すぎ。五代以外の人物の描き方も薄くてペラペラ。これは原作の問題なのかシナリオの問題なのか、いずれにしても監督の責任は免れません。
 一番気になったのは、ラストの提灯行列。これって、誰がどう見たってケヴィン・コスナー主演「フィールド・オブ・ドリームス」のあまりに有名なラストシーンの完パク(完全なるパクリ)ではないか。結果として三浦春馬の最後の映画をこんな恥ずかしいことにして、スタッフの中で異を唱える者はいなかったのか。しかも、この映画が「キネマ旬報」の読者選出日本映画ベスト1および監督賞とは。2020年の日本映画というのは、それほどの低水準だったのかと、ある意味驚愕。(≧Д≦;)
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