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ノカンゾウとヤブカンゾウ [植物]

 昨夜は蒸し暑かったのですが、エアコンをドライにして比較的ぐっすり寝ることができました。雨音、風音も気になりませんでしたが、朝、ベランダを見ると鉢植えの植物が倒れ気味になったりしているので、それなりに風雨は強かったのかと思います。11:00現在、東京は雨は降っていません。どころか、青空が広がってきました。

ノカンゾウHemerocallis fulva var.longituba
ヤブカンゾウHemerocallis fulva var.kwanso
 亜種で分けられているだけなので、ごく近いなかまだとわかります。そのあたりがひと目でわかるところが、リンネの「二名法」のすぐれたところですね。
 単純に一重がノカンゾウ、八重がヤブカンゾウ(と、私は区別しているのですが、多分まちがっていないと思います)。ユリ科の植物でHemerocallisヘメロカリス属はワスレグサ属ともいわれていて、属名からアバウトに「ヘメロカリス」「ワスレグサ」ともいわれるようです(パンジーのなかまがスミレ属Violaからビオラと呼ばれているのと同じです)。勘違いで「ワスレナグサ」なんて書いているサイトもありますが、まちがいです。
 確か、英名はOrange Daylilyだったはずで、Daylily(1日ユリ)というくらいだから、花は1日で萎んでしまうのでしょうか?
 そうそう、調べてみるとヘメロカリス属を「ユリ科」ではなく「ワスレグサ科」としていたり「ススキノキ科」に分類している図鑑やサイトがあったりします。哺乳類や鳥類などでもそうですが近年DNA分析による目科の変更がやたらあって、素人の私はついていけません(このDNAに頼りすぎる分類に点いては異論がありますが、ここには書きません)。薄紫色の花を咲かせるシラネアオイはシラネアオイ科だったのですが、科そのものがなくなってキンポウゲ科に入れられてしまいました。逆にボタンはキンポウゲ科だったのですが、近年、ボタン科に変更されてしまいました。
 ま、私にとっては分類がどうのこうのということはそれほど大きな問題でもないので、純粋に夏の花を楽しむことにします。(^^)/
↓ノカンゾウ
ノカンゾウ01.jpg
ノカンゾウ02.jpg
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↓ヤブカンゾウ
ヤブカンゾウ01.jpg
ヤブカンゾウ02.jpg
ヤブカンゾウ03.jpg
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