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半世紀前の記憶から [日記・雑感]

 最近は、閣僚のボケた発言が多いが、この西村発言も相当ボケている。だけでなく、悪質だ。コロナ感染者の数が減らないのは、自粛せずに昼間カラオケに行っている輩が多いからだと、自身の無能無策を棚に上げて、国民のせいだと言わんばかり、いや、そう言っている。それほどカラオケに原因があるのだと言うのなら、きちんと休業要請を出して、それなりの保証をするのが行政の責任というものだろう。タワケッ!(▼▼メ)
https://times.abema.tv/news-article/8649788

 大学の教養部での物理の試験は、「未来のエネルギー政策について考えるところを述べよ」というものでした。その問いの前提としてあったのは、石炭・石油といったいわゆる化石燃料が21世紀には枯渇するのではというもので、温暖化はまだあまり議論されていない時代でした。
 試験の後で周りに訊いてみると、原子力(核分裂エネルギー)の利用について書いたり、大学の附属研究所としてプラズマ研究所があったことから核融合エネルギーについて書いた人間が多いようでした。しかし、天の邪鬼の私には、どうしても核分裂エネルギーが安全に利用できる技術が確立しているとは思えず、放射能廃棄物の出ない核融合エネルギーはよほどのブレークスルーがない限り一朝一夕での実用化は難しいのではというイメージがありました。
 結果、このとき私の出した答えは、「太陽光エネルギーなど自然エネルギーの利用も考えられるが、化石燃料に取って代わるにはまだ時間がかかる。とすれば、今、何よりも重要なのはエネルギー総量の削減である(資源が無限にあるという錯覚を前提とした、エネルギーの無駄遣いをしない)」というものです。
 3.11での福島原発事故の映像をひさしぶりに見て、そんな半世紀も前の出来事をふと思い出しました。このときの予想は不幸にも的中。チェルノブイリや福島の原発事故が起こり、核融合エネルギーの実用化は未だ目処が立っていません。世の中、どうも私が考えた方向に進んでいないようです。それどころか、原発再起動、海洋汚染、地球温暖化など明らかに悪い方向に進んでいます。
 環境省のポエム小泉は、プラスチックストローの有料化なんてことしたり顔で言っている前に、もっとやらなければならないことがあるだろうが。ボケッ。(▼▼メ)
タンポポは強い.jpg
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