本日、憲法記念日

　昨日は「『山波』の日」でしたが、今日5/3は「憲法記念日」です。
　この時期になると発作が起きたように「云々」を「でんでん」と読む人や「背後」を「せご」と読む人、その取り巻き、ネトウヨたちが「憲法改正」を叫ぶのが、一種の風物詩になっています。日本国憲法をめぐる問題に関しては、すでに何度も書いたきましたので、ここには書きません。言論の自由は、どんなアホ人間にも、彼らの嫌う憲法によって保証されています。ただ一言。せめて憲法全文を読んでから発言してください。でないと、議論が始まりません。
https://www.ndl.go.jp/constitution/etc/j01.html
　たとえば、憲法第26条第２項には義務教育のことが書かれていますが、義務教育を教育を受けなければならない義務と考えている人がけっこういます。「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ」という本文を読めば、「教育を受けなければならない」ではなく、「教育を受けさせなければならない」義務であること明白なんですが、読んでいないんですね。
　ま、第53条に「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」とあるのに、「期限」が書かれていないので招集しなくても違憲ではないなんていう政府ですから頭おかしいんでしょう。
　ついでに、第15条第２項を読むと「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」とあるので、一部の奉仕者として記録を改竄したり消去したりしている一部公務員にとっては、現行憲法は都合が悪いのかもしれません。