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「諸葛亮伝」をまた読んでみた [日記・雑感]

 急に孔明の記事を読みたくなって、「三国志」の「諸葛亮伝」を。「演義」の孔明はともかく、正史の孔明を読むと、軍師としてよりも宰相としてして素晴らしい人物であったと再確認できました。最後のほうにこんな上奏文があります。
「……わが身に必要な衣食は、ことごとくお上からちょうだいいたしますので、その他に財産を作って、少しでも利益を得たいと思うことはありません。もし、臣が死にましても、内に余分のきぬがあったり、外にあまった財産があったりして、陛下のみこころに背くようなことはありません」死に及んで、その言葉のとおりであった。
 昨今の政治家どもに読ませたいくだりですが、「演義」は読んだとしても、陳寿の正史「三国志」を読んでいる輩などいないだろうなあ。東京で当選したあの無回答女性などはそもそも「三国志」自体を知らないと思いますね。あ、非難しているんじゃないですよ。そういう人にこそ「諸葛亮伝」を読んでほしいと言っているのです。
 中国文学にはド素人ですが、「史記」の掉尾を飾る「太史公自序」、墨子の「非攻」、そしてこの「諸葛亮伝」はホント読んでほしいですな。(^_-)-☆

 土曜日に出かけなければならない所要があるので、引き続き本日もだらだらのんびり生活です。ただ、外の空気もちょっと吸いたい気もするので、気が向いたら「おなじみ」整骨院に行ってくるかもしれません。このところの蒸し暑さ、溜息が出ます。
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