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静かなクリスマス [映画・文学・音楽]

 クリスマスイヴの12/24はみなさん大騒ぎをするわけですが、クリスマス当日の12/25は静かなものです。無宗教で呑まない年寄りとしはクリスマスイヴだからといって、大騒ぎしなければならない義務はなく、昼間買い物2軒出かけただけで、おとなしくしていました。ともかく、寒い日は、のんびりが一番です。
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 とはいえ、ボーッとしているだけではますますボケが進んでしまうので、せっかくクリスマスということもあり、ニコラス・レイ監督「キング・オブ・キングス」を観てみました。キリストの一生を描いた70mmスペクタクル映画で、まあそれほどは退屈せずに観られる映画なんですが、ミクロス・ローザ(「ベン・ハー」「エル・シド」)の力強い音楽に映像が負けているため、せっかくの音楽が時として煩く思えるのが難点。主演のジェフリー・ハンターは青いコンタクトが印象に残るが、この人なら信じてついていこうというカリスマ性に欠けるなあ。
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 その点、パゾリーニの「奇跡の丘」は、当時のキリストはこんな人物だったのかもしれないと思わせる、不思議なリアリティがある。映画の出来としても明らかにこちらのほうが上なのだが、観るのがちょっとシンドイ感じもあるので、今年はパス。
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※昨日は、競馬の有馬記念を観ていました。武豊とドゥデュース貫禄の優勝、おめでとうございます。今年の競馬は、世界一のレーティングを獲得したイクイノックスを中心に動いたわけですが、そのイクイノックスを去年のダービーで完封したのがドゥデュース。春の京都記念の強さを観ても、一度完調でイクイノックスと戦わせたかったと思わせる強さでした。
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