SSブログ

見てはいけないゴジラアニメ [映画・文学・音楽]

 先ほどちょっと買い物に出かけたのですが、いや寒いのなんのって・・・(こるらぁぁ、はっきりしろっ!)。こりゃあ夜には雪になるかもしれませなねえ。(^-^)

 この土日は少し余裕ができたので、来週に備えて体力・精神力の蓄積を考えながら、ブログも更新していきます。どうだっ!と、虚勢やれやれ・・・。
 どこでどう情報を仕入れたのか、知り合いから「ゴジラのアニメ版3部作があると聞いたんですが、どんなもんですか?」というメールが来た。答えは簡単。見るだけ時間の無駄。私は、3作とも見てしまって、残り少ない人生の貴重な時間を浪費してしまった。この3部作に関しては、以前、別のブログに書いたものがあるので、それを再録しておく。それでも見たいという人は、まあ勝手に見ればいい。こちらに止める権利はないのだから、「どうぞ」と言うしかない。
 史上最高の興収をあげた「鬼滅の刃」はアニメとしてもストーリー展開としてもツッコミ所満載だったが、このゴジラ3部作と比べたら数段よく出来ていると自信をもって断言できる。あ、いただいたメールの中に「鬼滅の刃」で好きなキャラは?という質問があったが、私は断然「ゼンイツ」くんです。(^^)/
【補足】「ゼンイツ」くんといってもわからない人もいるようなので、補足。主人公・炭治郎の仲間の我妻善逸(あがつまぜんいつ)です。普段は女好きで臆病なのですが、雷の呼吸の使い手で突然カッコよくなります(^-^)。
名称未設定 1.jpg

 以下、ダメダメ・ゴジラアニメの感想。半分は知り合いへのリプライ、半分は忘備録なのでスルーを推奨します。(^^;
ゴジラ.jpg
第1作
「GODZILLA 怪獣惑星」☆☆★★
 例によって情弱な私は、知り合いから聞いて、こんな映画があることを知った。ただし、今までのゴジラ映画とちがい、3Dアニメである。その製作過程はNHKでも放送されていたくらいだから、話題作なのだろう。舞台も、未来の地球。まだ見ていない人も多いと思うので詳しいストーリーは書かない。もちろん、なんだかんだとあるわけだが、3Dアニメ自体はなかなかよく出来ていて、後半の攻防戦はそこそこ迫力があるとだけ書いておく。にしてもだ、1時間半くらいの映画で、かんじんのゴジラ様登場が開始1時間近くになってからってのは、いくらなんでも遅過ぎるんじゃないかい。観客は長々とした背景説明を見に来たのではなく、ゴジラを見に来たんですぞ。トラウマがどうのこうのという話にあまり説得力はなく、老人としては退屈するしかなかった。全体構成を失敗したクソ・アニメと言うしかない。
 初めの方で(回想シーンなどてせはなく)まず軽くゴジラにひと暴れさせておいて、その凄さを観客にイメージさせて必要があったのではないのか。ラストは予想された通りのものなので、そこそこ当たれば何作か作るつもりなんだろう(というか、当たる当たらないにかかわらず3Dの造型はもう出来ているわけなので、前後篇あるいは3部作として最初から作るつもりだったんだろうと思う)。
↓予告編
https://www.youtube.com/watch?v=pYwAbBI0r5o

第2作
「GODZILLA決戦機動増殖都市」☆★★★
 「Godzilla怪獣惑星」というクソつまらないアニメがあった。
 舞台は2万年後の地球。そもそもそんな未来の舞台にあえてゴジラを出す必然性があるのか。答えを先に書いてしまえば、ゴジラというネーミングによる集客以外に全く必然性はない。だったら、「おおっ」と驚くような斬新舞台設定、そして斬新なゴジラを出してくれればいいのでだが、どうでもいいような会話とアホな行動につき合わされて欠伸すら出ないストーリー展開。ようやく登場するのは映画開始1時間近く後。で、多くの犠牲をはらいながらもついにやっつけたのかと思ったら実はまだ、という定番ともいえる終わり方。
 多分、興行成績も悪かったと思うのだが、3部作なんて言っちゃったもんだから、仕方なく?その続編。ところが、これが前作に輪をかけたようなクソアニメだった。
 製作者の自己満足のような一見哲学的な底の浅い会話が交わされて退屈するのは前作同様。さすがにそれだけでは尺がもたないと思ったのか、「アバター」かと思われる人類の生き残りらしき人間もどきが登場してくるのだがとりたてて重要な役割を果たすわけでもないし、途中からは本筋から外れていってしまう。次回への伏線のつもりなのかもしれないが、それならそれでストーリーの組み立てっちゅうもんがあるだろうが。
 で、あいかわらずゴジラ様のご登場は開始1時間後。しかも、このアニメシリーズのゴジラは、ゴジラのフォルムに多少はこだわりをもっている私には鈍重な巨大クマにしか見えずゴジラと認めたくないくらいの不格好。また、ゴジラの背景は都市ではなく森林のため大きさが実感できないのは前回と同じ。体長300mと言われたところで、ビルとか比べるものがないのでイメージもわかず、ふーんと言うしかない。
 メカゴジラ覚醒なんて宣伝からさすがにラストは今までにないゴジラVSメカゴジラの手に汗握る戦いが見られるのか期待したらこれが完全な詐欺(ネタバレしないように書いている)。くだくだと詐欺の理由を説明しているが、言い訳にもなっていない。安倍嘘つき独裁者とはちがうんだから、ここは素直に「詐欺」を認めるべきだろう。さらに、ラストの一言「ギドラ」って、いくらなんでも最終第3作ではキングギドラちゃんと出してくれるんだろうな(ただ、あの人間もどきが守っているのは卵で、卵といえばモスラなのだが?)。
 いずれにしてもクソ・アニメの続編は、クソにもなれない完全なゴミ・アニメと断定。
 こんな駄作では人が入るはずもなく、大赤字は必死。テレビ放映でも視聴率はアウトだろう(推測です)。それでも告知したてまえ次回作は作られるようだが、東宝ってそんなに余裕のある会社なのか。私が経営者ならこのシリーズを企画した人間はまちがいなく降格、更迭、左遷。監督、脚本などに関わった主要スタッフには会社への出入禁止を宣言するところだ。
↓予告編
https://www.youtube.com/watch?v=_-SeQD22Csc

第3作
「GODZILLA星を喰う者」☆★★
 クソゴミ「ゴジラ」アニメの第3作にして最終話(多分)。今回も始まってから、新興宗教もどきのどうでもいいような退屈な話が延々と続く。40分過ぎてようやくキングギドラならぬ「紐」ギドラが登場しデブゴジラと対決するが、間にまたまた退屈な説明が入ったりするのでスピード感も迫力も恐ろしさも感じられない。特異点だとか異次元世界だとか、よけいな設定説明多すぎ。退屈な会話で進められるゴミ・シナリオに従って紐ギドラがデブゴジラに噛み付いているだけだもんネ。動かぬアニメでおもしろくも何ともない。
 「三大怪獣」以来のキングギドラフアンとして言うが、あの紐ギドラは断じてキングギドラではない。前作の単なる小汚い都市をメカゴジラだと言ったところで誰一人納得しないように(すくなくとも私は納得していない)、アニメ・ゴジラのスタッフは、せっかく先人たちが築いてきたおもしろい素材をぶち壊して悦に入っているとしか思えない。アニメならではのおもしろさもどこにもなく、これで、どうだおもしろいだろうと考えているとしたら、単なるアホだ。
 また、アクションの流れをぶつ切りにして、やたら意味深らしき台詞を吐かせているが、製作者たちは、これがカッコイイと勘違いしているのだろう。要するに、この深い意味がありそうで本質は何もないカッコだけの薄っぺらな台詞を重々しくつぶやくように言えばカッコイイとする勘違いは第1作から延々と続いているわけで、ある意味全くブレはないのは凄い(「アホか」という意味合いで書いている)。
 第2作で登場したアバターもどきも大して意味のある活躍はしていないし。突如現れたシルエットモスラも意味不明。そして、バッカじゃないのと言いたいほどのあほらしいラスト。もしかしたら最後くらいはおもしろくなるんじゃないかと思った私がバカだった。バカは死んでも治らないのだ。デブゴジラも最後までデブのままでカッコよくなることなく終了。いったい制作費にいくらかかったのか知らないが、ドブに金を捨てるとは、まさにこのこと。クソ・アニメ、ゴミ・アニメときて、最後は汚物・アニメになったというか、もはや悪口が思いつかない。自信をもって「絶対に見ないほうがいい」ことをお薦めしておく。
↓予告編
https://www.youtube.com/watch?v=lxnR5hq6sSQ
nice!(7)  コメント(4) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 7

コメント 4

wildboar

貴重な時間を割けないので絶対に見ないことにします"(-""-)"
by wildboar (2021-01-23 08:52) 

アニマルボイス

見てみないとおもしろいかどうかわからないのが、辛いところですよね。私は、貴重な時間を浪費してしまいました。このアニメを見るくらいなら、昼寝でもしていたほうがはるかにいいです。
by アニマルボイス (2021-01-23 09:53) 

JUNKO

お言葉に従います。
by JUNKO (2021-01-23 19:11) 

アニマルボイス

「シンゴジラ」は、ぎりぎり許せる作品でした。映画の好き嫌いは人によって様々ですが、このアニメ・ゴジラだけは自信をもって、「見ない方がいい」と断言できます。
by アニマルボイス (2021-01-23 21:28) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。