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レニーの「第九」を視聴してみた [映画・文学・音楽]

 年末恒例と外出自粛に従ったわけでもないのですが、いい機会なのでレナード・バーンスタイン=ウイーン・フィルによるベートーヴェン「第九」のLIVE映像を通しで視聴してみました。
 NHKの番組でラス前のソプラノへの要求が過大だというようなことが言われていたので注意して見てみると、確かにあれだけの高音域であれだけ引っ張るのは大変を超えています。もちろんプロの女性ですからこなしているわけですが、緊張と全力で唄っているのが映像から伝わって来ます。
 知り合いから、なんでバーンスタイン盤なのかというメールが来ました。まあ「第九」というとカラヤン、フルトベングラー、ベーム、あるいは朝比奈隆、小澤征爾・・・。誰もが「第九」となると特別な意識があるのでしょうか、どれも聴きごたえがあり、ハズレはありません。音楽のことはよくわからないので、バーンスタインのものが「音」的にどうなのかなんてことは私には評価不可能。もしかするとCDで聴いたら、なーんだなんてことになるかもしれません。私にとっては、レニーがとても楽しくうれしそうに指揮していて、ウィーンフィルやソリストの面々も楽しそうなのが好ましく感じられるのが最大の理由なのかもしれません。カラヤンの「第九」は、正確無比なのかどうかはわかりませんが、あの無表情でロボットのような指揮ぶりが私にはどうしても「第九」のイメージに合わず、CDならともかく映像つきで見る気にはなりません。カラヤンフアンの方、悪しからず。
https://www.youtube.com/watch?v=5hly0x_ZU5c

DSC_3106.jpg

★どうでもいいようなこと★
 「第九」とラストは、タンタンタンタンターラタンタンタンッ!で終わっています。普通の交響曲のラストのイメージだとターラタンタンタン!の後に一般的にはタンタンターンで終わるので、何だか「第九」のラストは完全に終わっていないような印象をもっています。この神との歓喜のはこの先もずーっと続いていきますよーというベートーヴェンのメッセージなんでしょうか?
 ちなみにベートーヴェンを強く意識したブラームスの第1(「第九」を意識して作られたので「第十」とも言われる)は、20年もかかって作曲したので終わるのが惜しいと思ったのか(@_@;)、タンタンターンではなくタンタンタンタンターンと繰り返されている。
↓ブラームスの第1第4楽章
https://www.youtube.com/watch?v=nqijlK5ZD-4
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wildboar

音楽にもお詳しい)^o^(
今日も写真がよろしい。
褒め殺しではないですゾ。
by wildboar (2020-12-28 10:29) 

アニマルボイス

これは、どうみても誉め殺しですなぁ。(▼▼メ)
音楽は、我々の年代の普通に好きレベルだと思いますよ。多分、「第九」のラストの件など音楽好きの間では、何を今さら、というようなことではないかとも思っています(^^;。ただ、ブログはその時の自分が思ったことをを書けばいいと思っていますので・・・。
by アニマルボイス (2020-12-28 11:30) 

JUNKO

生誕250年だそうですね。矢鱈ベートーヴェンの話題がTVなどでも多いと思いました。
by JUNKO (2020-12-28 17:05) 

アニマルボイス

あ、そうなんだ。
暮れ=第九の関連でベートーヴェン物が多いと思っていました。(^^;
by アニマルボイス (2020-12-28 17:30) 

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