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ふたご座流星群は雲の彼方に [日記・雑感]

 古稀といえば唐代の詩人・杜甫の「人生七十古来稀なり」に由来することは誰でも知っています。が、「ボーっと生きて」いる年寄りには、どうも「稀」な人生に自分が踏み入れている自覚がありません。
 昨夜は冬の名物「ふたご座流星群」だったわけですが、寒いしちょっと風邪気味なので、まあ来年体調がよければ撮りに行くか、なんて考えていました。しかし、稀な人生を生きている年寄りに来年の保証はあるのか?? と思うとせめて状況だけでも確認しておきたいと一念発起、毛糸の帽子(頭が薄いので)とダウンジャケットを着込んで隅田川の土手まで偵察に出かけてきました。流星が見られるようなら一眼と三脚を持ち出そうという算段です。
 結果は、アウト。
 昼間は雲ひとつない青空だったのに、雲が広がっていて、その隙間から離島のように空が見られるだけ。10分ほどボーっと生きて、いや、夜空を見上げていましたが流星が見られるはずもなく撤収してきました。成果があればそれはそれでうれしいものですが、成果がなくても、年寄りにとっては、確認せずにあきらめるのと、確認してダメだったというのでは、同じ結果でも大きな違いがあります。ダメだと確認できれば仕方ないと諦めがつくわけで、後悔やストレスになりません。
 残念ではあるもののダメなことが確認できてよかったと思います。今年のふたご座流星群には縁がなかったとある意味納得の結論です。ストレスなく眠れるというものです。偵察用にコンデジをポケットに入れて出かけたので、東京スカイツリーの写真を1枚だけ。
P1090880.jpg

★昨日、我が家の奥様が見ているので、私もつられて「大恋愛」というテレビドラマを見てしまいました。昨日が最終回で、見たのはその後半。お涙ちょうだい的ではなくそれでいて安易に流れずなかなか感動的に仕上がっていました。大石静の脚本はときとしてあざとくなるのですが(野島伸司よりはマシ)、今回はぎりぎりのところでうまくまとめた感じです。ベテランの味といったところでしょうか。
 ただ、(全話きちんと見ているわけではないのであくまで私的な意見ですが)小池徹平君のパートは必要だったんでしょうかね? 大昔の「ビューティフルライフ」のときも似た感じをもったのですが、このての難病・恋愛ドラマにとって幹のところだけに終止すると現在のドラマの標準である10-11回はちょっと長い。そこで敵対する人間を出したりするのでしょう。が、そんなものなしで8回くらいでストレートにまとめればもっと感動的なドラマになったのではと思うだけにちょっと残念かも。
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wildboar

お疲れー。
思い出して、ガウンのままベランダに1分間だけ立ちました。流星は見られず、TX1のPモードでパチリ。オリオン座が写っていました。
by wildboar (2018-12-15 09:53) 

アニマルボイス

まあ、ダメなのが確認できただけでも、ヨシとすべきかと。
by アニマルボイス (2018-12-15 10:49) 

リス太郎

私もボーっと生きるようにします。
by リス太郎 (2018-12-15 13:50) 

アニマルボイス

お、復活したのかな?

by アニマルボイス (2018-12-15 14:25) 

よしころん

アニマル様、雲もどんどん流れますのでせめて1時間は…
そういう私は仕事から帰宅後、外に出ていませんけど^^;
by よしころん (2018-12-16 08:14) 

アニマルボイス

>よしころん様
全くおっしゃる通りです。せめてホカロンでも携帯すべきでした。川風が異様に冷たく早々に退散した次第です。野生動物など撮りに行ったときはけっこう粘るんですがね、やはり流星だともうひとつ執着心がないというか、・・・。(^^;
by アニマルボイス (2018-12-16 09:28) 

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