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スペイン・マラガへの留学 [欧羅巴語学漫遊記 MZ]

 先日の「忘年会」の記事で「MIZさん(今後はMZさんに統一します)には写真旅行記の依頼をしました」と書いたところさっそく原稿が送られてきました。MZさんは、私のサラリーマン時代の大先輩でいろいろよくしていただいた方です。確か7歳くらい上なのでもう70歳も半ばのはずなのですが、元気そのもので、毎年のようにヨーロッパに遊びに、モトイ勉強に行っているようです。そもそも語学の苦手な管理人には「趣味」で語学留学など考えられないのですが[たらーっ(汗)]、わざわざスペインまで行くというのも素晴らしいし、何より初対面の人とも積極的に交流できるのがうらやましい。今後もあちこちでの留学、旅行レポートを送ってもらえるはずなので、新たに「欧羅巴語学漫遊期」のカテゴリーを設けました。
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 私はフットボール(サッカー)を見るのが大好きで、偶数年に開催されるワールドカップとヨーロッパ選手権が開催されるときに、あまり時差なくテレビ観戦できるヨーロッパへ4週間留学します。その始まりが、2004年のマラガ留学でした。
 マラガはスペインの南部アンダルシア地方にある地中海に面したコスタデルソル(太陽の海岸)のいなか街でヨーロッパの人はバカンスに良く来るところです。海水浴場での小イワシを焼いたもの(サルディーニャス)は絶品です。
 なぜ、語学学校に入るのかというと、私は酒が飲めないので、旅行しても夜が退屈で困ります。語学学校に入ると、午前中は語学の授業、午後は学校が観光遠足に連れて行ってくれ、夜はスポーツバルのテレビでフットボールが見られるので、退屈しません。それに、マラガでは学校の経営するホテルへ格安で泊まりましたが、希望すればホームステイ先を紹介してくれます。
 マラガではシニアクラスに入学しました。同級生はオランダとデンマークからのマダムでした。休憩時間には、彼女らはワインを飲んでいましたが、私はもっぱらスーモデナランハ(オレンジジュース)です。ヴァレンシアオレンジをまるごと機械で絞るジュースは絶品でした。少し困ったのは、学校の食堂で安い食事をとるのですが、これがあんまりおいしくなく、数日後は近所のバルで食べるようになりました。バルの親父さんも私にとってはスペイン語の先生です。
 レストランの食事もおいしいのですが、量が多いのには参りました。やむを得ず残しては「おいしいのだけれど、私には量が多すぎる」とカマレロに言い訳していました。遠足の時の昼食にデンマークのマダムと一緒になりまして、料理は一人前、お皿は二人分たのんで、食事をすませたこともあります。
 スペイン語の先生は私より5歳くらい年下の男性で、ヨーロッパ中からの生徒を教えている関係からか、彼は10カ国語をしゃべります。日本語もすこし勉強中でした。日本に来た時デパートの高島屋がひどくお気に召したようで、高島屋の包装のやり方は芸術品だと感心していました。確かにヨーロッパでは紙の袋に入れてくれるだけのところが多いです。白板に高島屋と漢字で書いてくれといわれるので、書くと「どうしてそんなに早く書けるんだ」と驚かれました。この先生とは以降2回一緒に旅行しましたし、今でも交流があります。
 地中海を初めて見て感激しましたし、タリファというジブラルタル近くからアフリカの山が見えたのも感激でした。ポルトガルに近い場所で丘の上に沢山の風力発電のプロペラが回っている姿も壮観でした。マルベージャという隣町のお祭りにでかけて、街中が唸っているようなラテン音楽の騒音の中で、当地のマダム達とサルサを踊ったことや同じ学校のマダムとルンバを踊ったのも楽しい思い出です。
 学校の受付の男性が、かつて話をした闘牛が日曜日に隣町であるよと教えてくれ、バスで行ってみました。日が当たる席と日陰で料金が違うことも興味ありました。学校に帰って感想を聞かれたので、「少し悲しかった」というと、日本人ならそうかもね、スペインの伝統だから、と言ってました。
 学校の中にプールがあって、学校の生徒の若い女の子たちがトップレスで楽しんでいるのを見るのも楽しいものでした。私は泳がないで、日陰で本を読んでいると、その子たちが何故日陰ばかりにいるの?と聞いてきたので、日本人はヨーロッパ人と違って、太陽が嫌いなんだ、と答えておきました。
 学校には日本からの若い娘も多く、聞いてみると、スペイン語を上手くなって就職に役立てようとしているらしく、1年、2年と留学している子もいました。たくましいもんだなと感心しました。彼女たちから、ホームステイ先の話を聞いて、食事は美味しいし、夜中にトイレに起きても大丈夫だという事が判り、次の留学からはホームステイにしようと思いました。ということで、写真を2枚ほど。
↓グラナダ(アルハンブラ宮殿で有名)へ行く途中のプエブロブランコ(白い村)と呼ばれるとこでの村の子供とのスナップです。遠足の自由行動でガイドがスペイン語で集合時間とか集まる場所とかを説明するのですが、中には、あまり理解できない人もいるので、親切なブリティッシュエアウェイのCAが英語に訳して再度説明していました。このCAも仕事で必要なのでスペイン語の上級クラスに入っている生徒です。私が来る時の飛行機がBAだと言うと、「今度仕事中に出会ったらコーヒーを山盛りにしてあげるね」と笑ってました。
(管理人・いやあBAのCAさん美人ですなあ[わーい(嬉しい顔)]
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↓アルハンブラ宮殿の屋上でクラスは違いますが、同じ学校の生徒のスイス娘とのスナップです。
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