東京大地震・個人メモ02 歩け歩け(^^;

　昨日はスーパーもコンビニも食料品のほとんどが品切れ。スーパーに至っては人が多すぎて入場制限まで行っていました。東京の被害はそれほどでもないのに、どうしたんでしょう?　ちょっと、かつての「オイルショック」でなぜかトイレットペーパーが不足したことを思い出しました。

　昨日の続き・・・・・
　新宿駅に近づくにつれだんだんと人の数が増えてきます。まだ帰宅時間にはちょいと早いのですが、多分多くの企業が早めに就業を打ち切ったのでしょう。車の渋滞とともに人の渋滞も起こり始めていました。ともかく、携帯が全く通じないので駅まで行って情報を仕入れるしか仕方ありません。
　で、新宿駅に着いたのですが、全線止まっているとあるだけで、駅員に聞いても当日中に運転が再開されるのかどうかもわかりません。バスはかろうじて運行しているようなので、IUさんの帰宅のために新宿西口の高速バスターミナルまで行ってみたのですが、予想されていたこととはいえ全面運休。再びJRの駅に戻りましたが、再開スケジュールは全く告知されておらず、スピーカーを持って出てきた駅員は、「建物の中は危険です。無理に帰宅しようとしないでください。広域避難場所は新宿御苑になっています」を繰り返すばかり。アホか。これから暗くなるというのに、御苑の芝生の上で寝ろと言うのか。
↓写真は、新宿駅の混雑ぶり（上）と、立ち入り禁止の改札口


　歩き続けで疲れているので、どこか喫茶店に入り、IUさんと善後策を検討しようと思うのですが、考えることは誰しも同じで、どこも満員。仕方なく千駄ヶ谷方面に戻る形でしばらく歩き、カウンターながらようやく空きのある喫茶店発見。ここに、東京駅から歩いてきたという人がいて、ひえーっ東京駅からと驚きました（この時にはまだ自分たちが逆方向をたどって東京駅まで歩くとは考えてもいませんでした(^^;）。
　意外とおいしいコーヒーを飲み、じっとしていては何も解決しないと歩き出しました。IUさんは最悪ホテルに泊まるというので探しながら歩いたのですが、そもそも私自身東京に住んでいるのでホテルに泊まったことがありません。なんとなく人の流れに（夜になってもものすごい数の人たちが、ぞろぞろと歩いていました）流されるように２人して延々と歩きました。ホテルを探しながら何時間歩いたのか疲労もピークに達したころ、見覚えのある風景が。おおっ、ここはもう日比谷ではないか。と同時に彼方に見えるガードの上を新幹線が。東海道新幹線が動いていればIUさんも家に帰れるわけで（三島まで行き、奥さんに車で迎えにきてもらう）、そうなるとまた元気が出て、ついに東京駅到着。
　IUさんが切符を買うのを確認して、私はタクシー乗り場へ。ところが、これが唖然呆然。信じられないほどの数の人間が何度も折り返しての列を作っていました。その数およそ数百人。整理している人にきくと、「まあ３時間待ちかな」。運良く自宅と携帯が通じ、奥様から半蔵門線が一部運行を開始し、九段下から押上までが動いているとのこと。では、とりあえず半蔵門線で押上まで行ければ最悪家まで歩ける、と三越前まで歩きました。10分ほどで電車が来たのですが、情報が伝わっていないのか意外に空いていて座れました。が、押上までは行ったものの、東武線も京成線もまた予想通り運休。まあ覚悟はしていたので、ここから40分ほどかけて自宅までまたまた歩きました。午後11時過ぎ無事?自宅到着。いやはや、「健康のために１日１万歩」なんて言いますが、この日はいったい何万歩歩いたのでしょう・・・

　今回の大地震でわかった東京の問題点について「現在迷走中」の方に書いておきましたので、関心のある人はどうぞ。
http://tcn-catv.easymyweb.jp/member/tag1948/default.asp?c_id=11306