SSブログ

メルボルンテニスセンターへの海外旅行 [欧羅巴語学漫遊記 MZ]

 MZさんからの海外旅行記です。今回は「欧羅巴」ではありませんが、カテゴリー名はハンダースのようなものだとご理解ください(昔、清水あきらや桜金造らの6人組み=半ダースのグルーブがあり、1人抜けて5人組みになったがグルーブ名はハンダースのままだった[たらーっ(汗)])。南半球は季節が真逆になってしまうので着るものの用意が大変ですね。その意味では春秋に行くのがいいんでしょうか? ただ、私の知っているスキー大好き人間は、夏休みにオーストラリアだったかニュージーランドに滑りに行きましたが・・。
………………………………………………………………………………………………………………………………
メルボルンテニスセンターでの表彰式.jpg
 私が知的障害者向けのNGOで働いていた時、障害者にテニスを教えていました。その時、オーストラリアの知的障害者の組織、AUSRAPIDから、テニスの選手を派遣しないか?という、誘いを受けました。NGOの代表の許可を得て、18歳の双子の女性を連れて、コーチとして、行くことになりました。オーストラリアの障害者向けの活動は活発に行われていて、身体障害者、知的障害者向けのテニス大会が昔から盛んです。知的障害者の大会は有名な全豪オープンの終了後1週間目の2月初めに、同じ、メルボルンテニスセンターで開催されます。
 メルボルンの空港にはAUSRAPIDのメンバーが車で迎えに来てくれました。日本は真冬なので、二人の女性も冬のオーバーを着て暑い夏の空港に降り立ちました。車で高速道路を降りる時、料金所がないので、聞いてみると、「なんで、料金を払わないといけないの?」と、怪訝な顔をされました。日本では、10キロ走ると200円位取られる話をしておきました。
 宿舎は水場の近くのこじんまりした清潔そうなホテルでした。到着が朝だったので、昼からメルボルンの街へ行くことになりました。ホテルから少し歩いてトラムに乗って行きます。切符の買い方をホテルで教わったので、車内の自動販売機を使おうと思ったのですが、故障と書いてあり、結局行きはただ乗りしました。街はさほど大きくなく、結構高い建物があったので、おのぼりさんよろしくエレベーターで展望台へ行き、メルボルンの街を一望できました。夕食は小さい中華料理屋に入りました。双子の女性はほとんど同じ顔をしているので、中国人のおかみさんがすごく可愛がってくれました。帰りは相当暗くなっていたので、降りる停留所を間違えて、行き過ぎて、歩いてホテルに帰るつもりでしたが、なかなか、それらしいホテルが見つかりません。くたびれて、ちょうど来たタクシーを拾いました。
 翌日は練習日で、空港に迎えてくれた女性が車でテニスセンターまで連れて行ってくれました。さすがに全豪オープンの会場は素晴らしい所でした。32面くらいのコートは全てセパレートされていて、隣のコートから球が飛んでくるなんてことはありません。センターコートは別の団体がバスケットボールで使っているようで、入れませんでしたが、他に大きなスタンド付きの大きいコートもありました。ほとんどのコートには小さいなりにスタンドが付いています。現在のロッドレーバーアリーナやマーガレットコートアリーナとは当時は同じではありませんでした。練習は室内コートで一面が用意されていました。練習が終わるころ、小学校2年生くらいの女の子から「こんにちは」と、日本語で話しかけられました。障害者のお姉ちゃんが大会に参加するので、家族で来ていました。小学校で日本語を習っているという事でした。
 AUSRAPIDの係からオーストラリアの障害者が練習しているところで一緒にやらないかと誘われ、喜んで参加させてもらいました。双子の練習が終わったところで、貴方も打ってみないかと誘われ、わたしもコーチに打ってもらいました。しばらくして気がついたのは、私の返球はあちこちに行くのに、コーチの返球は、必ず私が打ちやすい所に、全く同じところに帰って来るのです。このコーチは元プロだな思いました。AUSRAPIDの障害者たちはこんなコーチに習っているのかと、感心しました。
 その後、歓迎会と言うか選手交流会と言うか、軽い夕食つきのパーティーがありました。それだけでは足りないので、その晩は街のスーパーでチーズやらなんやら3人で買い出しをして、ホテルの部屋で食べました。
 翌日の試合は二人とも2回戦で敗退しました。必ず、2回は対戦できるようにシステム化されていました。本当に暑い日で、気温は35度ということでした。お医者さんがちゃんと会場に用意されていました。この医師とは大会を通じてよく話しました。南十字星を見たかったのですが、自分で見つけることは至難の業だろうと医者は言ってました。
 翌日は男女の決勝戦のみで、私は優勝した女性(前年の日本でのシドニーパラリンピックのバスケットボール予選大会で、彼女とは顔見知りだったのです)のヒッティングパートナーに名乗り出て練習相手をしました。やはり、わたしより相当うまい感じでした。
 日本からの我々3人は他の人達一緒にショウコートで観戦しました。昼休みに食堂でAUSRAPIDの人と話していて、エアーズロックを見たいのだが、と聞いたところ、もう1日泊まらないと無理だと言われました。オーストラリアは広いのだと自慢されました。
 帰りの日は街でお土産を買って、3人で動物園に行きました。双子は18歳ですが、とても背が小さいので、子供料金で入園させました。ペリカン行列などのイベントもありました。コアラはユーカリの高い所にピクリともせずに寝ているばかりでした。
管理人・これだけではちょっと寂しいのでエアーズロックとコアラの写真をアップしておきましょう。エアーズロックの写真は10年ほど前にオーストラリアに行った知り合いが撮ったものです。コアラは最もよく寝る動物の1つで、だいたい1日のうち18〜20時間は寝ています。それでも起きているときもあるわけで、コアラの写真は岡崎のIUさんが名古屋の東山動物園で撮ったものです。
↓エアーズロック
エアーズロック.jpg
↓コアラ
コアラ.jpg
………………………………………………………………………………………………………………………………
★もう自民党議員のこういう差別発言はニュースにもならないかもしれませんねえ・・・[パンチ]
http://mainichi.jp/articles/20160414/k00/00m/010/016000c
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。